【こまったさん】こまったさんとお料理しよう!なつかしのクッキングファンタジー。外出できないときは、親子でクッキング!【小学校低学年以上】

2020年7月23日

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こまったさんのスパゲティ 寺村輝夫/作 岡本颯子/絵 あかね書房

こまったさんは、お花屋さんの若奥様。いつも、すぐ「こまった、こまった」というので、こまったさんと言われています。さて、今日は雨。お店はお休み。一日どうしましょうか。

この本のイメージ 不思議☆☆☆☆☆ 楽しい☆☆☆☆ おいしそう☆☆☆☆

こまったさんのスパゲティ 寺村輝夫/作 岡本颯子/絵 あかね書房

<寺村 輝夫>
1928年東京生まれ。早稲田大学卒業。『ぼくは王さま』で第15回毎日出版文化賞受賞。1984年「独特のナンセンステールズで、子どもの文学の世界を広げた」功績により第17回巌谷小波文芸賞を受賞。2006年没。

 お料理って何歳くらいからはじめましたか?
小学生の頃からって人もいれば、就職して一人暮らしするまでしたこと無い人もいると思います。お料理に出会う年齢って、人によってものすごくバラバラですよね。

 でも、お料理ができるとできないのとでは、大人になってから人生がかなり違ってきます。自炊している方はご存知だと思いますが、生活にかかるお金の金額が大幅に違うのです。一番節約できて、差がついてくるのが食費です。

 外でごはんを食べても、自炊ができるとだいたいの原価やお料理されている方の技量がわかります。そうすると、その料理が高いか安いか、お得なのか損なのか、わかってきます。

 また、栄養価の問題でも、新鮮でおいしい食材を使って自分で作ったほうが、出来合いを食べるよりはるかに身体によいものが作れることがあります。風邪をひいて脂っこい外食やお弁当を受け付けないときも、自分でお粥やスープを作れれば、回復も早いのです。

 お料理は人生を変えます。

 じゃあ、子供にお料理を教えるのはどうしたらいいでしょう。ただ、おうちのお手伝いとして、野菜を洗わせたり、皮をむかせたりしても、やってくれないかもしれません。お料理って、できるようになると楽しいものなのですが、その魅力を知らないと面倒なだけかも。

 そんなとき、お話を読みながら楽しくお料理の魅力を知る絵本があったらどうでしょう。
これは、そんな絵本です。

 「おはなしりょうりきょうしつ」こまったさんのシリーズ一冊目はスパゲティです。作者は、「わかったさん」シリーズの寺村輝夫先生。絵は、「かぎばあさん」の岡本颯子先生です。

 お花屋さんの若奥様、こまったさんは旦那様のヤマさんと九官鳥のムノくんと仲良く暮らしています。今日はお店はお休みですが、あいにくの雨。ヤマさんは寝ています。

こまったさんのスパゲティ 寺村輝夫/作 岡本颯子/絵 あかね書房

 何をしてすごそうかと思っていると、ムノくんが「スパゲティ、スパゲティ」と騒ぐので、ミートソーススパゲティを作ることにしました。

 ゴーグルをつけて玉ねぎをみじんぎりにするこまったさんがかわいいです。
無事にミートソースができあがり、さて、スパゲティをゆでようとお鍋でお湯をわかし、スパゲティを入れたのですが、突然お湯が大量に噴き出してきます。

 そして、スパゲティの川に押し流されてたどり着いたのはアフリカでした。

 なぜ、スパゲティの話にアフリカ????

 さすが、「わかったさん」の寺村先生。相変わらず、よくわからない不条理ファンタジー。

 アフリカの動物たちのレストランに来てしまったこまったさん。どうやら、呼び寄せられてしまったようです。象さんたちのためにボンゴレスパゲティを作るように言い渡されます。

 「こまったわ、わたし、コックさんじゃないのよ」と言いながら、こまったさんは象の言うとおりにボンゴレスパゲティを作り始めました。こまったさん、素直でいい人ですね。

 ボンゴレを作り終わったら次は…

 この本には三種類のスパゲティの作り方が物語り形式で書かれています。文章は平易で読みやすく、ひらがなが多く、漢字にはルビがふってあります。小学校低学年から読めますし、楽しい話なので読み聞かせにぴったり。読みながら、ふだん食べている親しみのある料理について「あれはこんなふうに作っていたんだねー」と話すこともできます。

 読み終わったら、きっと、自分でも作りたくなるはず。

 楽しくて不思議なクッキングファンタジー、こまったさんのシリーズは全部で10冊。スパゲティ、カレーライス、ハンバーグ、オムレツ、サラダ、グラタン、サンドイッチ、コロッケ、ラーメン、シチューと、どれも親しみのある家庭料理ばかりです。

 なかなか外出できないときは、親子で料理をするのも楽しいと思います。おうちやお店でよく食べるメニューが、こんな風に作られているのだなと知るいい機会ですし、お話を楽しみながら覚えた手順は、忘れにくいんじゃないでしょうか。

 一緒に作って一緒に食べたごはんは、おいしさもひとしお。失敗も思い出になります。
なんとなく、すっきりとしない毎日ですが、お料理の力で楽しく乗り切っていきましょう。

 わたしも、ミートソーススパゲティをつくってみようかな。にんにくたっぷり、玉ねぎたっぷりで。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。楽しくてかわいいクッキングファンタジーです。小さなお子様へのプレゼントにもおすすめ。最近は男の子もお料理をするので、男女関係なくおすすめの絵本です。

いつもありがとうございます

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