【うちで過ごそう】6歳までの子供にいちばん大切なのは絵本!いまこそ、読み聞かせのチャンスです。【幼児学習】

2024年1月31日

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1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる! 浜島代志子/著 すばる舎

長期間うちで親子静かに過ごす…でもどうしたらいい?いまこそ、大量読書のチャンスです。大量読書はのちの学力向上のカギ。絵本をたくさん読み聞かせましょう。同じ本の繰り返し読みだっていいんですよ!

1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる! 浜島代志子/著 すばる舎

< 浜島 代志子 はましま よしこ>
えほん教育協会会長。絵本読み語りアカデミー総長。元郡山女子大学短期大学部講師。インドネシア、ジャカルタ生まれ。神戸大学文学部国文学科卒。中学国語科教諭を経て、松戸市に住む。松戸に図書館を設立する運動、図書館運営ののち、おはなし専門団体「松戸市おはなしキャラバン」を設立。1995年から「劇団天童」を設立し、全国で公演、指導を展開。2014年、えほん教育協会設立。(アマゾンより引用)

 

このサイトでは、読書読み聞かせによる学力向上の本を何冊かご紹介しています。

わたし自身、読書によって成績がアップした経験がありますし、夏休みの大量読書で成績がトップクラスになった伝説は、身近でもよく聞きます。

 今回読んだのは、さらに薦めて、乳幼児期の絵本読書の有用性について書かれた本です。
さっそく、まとめと解説をして行きたいと思います。(内容が豊富なので、今回の解説は何回かに分けて行います)

この本のまとめと解説

「絵本の読み聞かせ」で、子どもの頭はぐんぐん良くなる!

  • 頭が良い子は絵本で育つ
  • 幼児期の絵本が「学力の土台」になる
  • 絵本の読み聞かせで子どもの才能が開花する!
  • 絵本と頭の良さは密接に関係している
  • 絵本で子供の地頭が育つ
  • 6歳までに絵本を大量に読み聞かせなさい
  • 1日1冊の絵本習慣が一生の土台を築く
  • どんな子でも絵本の大量読みで賢くなる
  • 図書館の絵本を全部読めばみるみる頭が良くなる
  • 絵本の読み聞かせで頭が良くなった子が続出!
  • 1日7分の読み聞かせで子供の脳が磨かれる
  • 6歳までの絵本貯金で子供の将来は安泰です。

 著者は、中学生教師の経験があり、そのとき生徒から教えられたのは「物語を「対話」しながら感情を込めて読むことが、他の教科の成績も上げる」という事実でした。しかし、中学生からでは遅すぎる、ゼロ歳児から絵本の読み聞かせをすれば、真の優秀児が育つのではないかと思い立ったそうです。

 また、小学校高学年で試験問題の意図が読み取れず、問題が解けない子どもに、絵本の読み聞かせを行ってからテストをすると、すっとできるようになった経験があったそうです。小学校高学年になってからでも、絵本の読み聞かせは効果があったということですね。

 絵本の読み聞かせで、子どもに育つ能力は、そこにないものを想像する「想像力」考える力「思考力」、そして、新しいものを生み出す力「創造力」です。ノーベル賞をとった日本人科学者に共通していることは、幼少期に身近に本を読んでくれた大人がいたことだと著者は書いています。

 著者は国語と算数の塾を運営している経験から、テスト問題をさせる前に絵本の読み聞かせをしてあげると、頭の回転がよくなり、問題が容易に解けるようになると書いています。


絵本を読むことで、脳のいろんな部分が刺激されるのでしょう。これは、読書と学力向上の関係について説いている内外の専門家全員が主張していることです。


世界の学力ランキングで常に上位にいるフィンランドの教育の秘密は、徹底した「絵本の読み聞かせ」にあると著者は書いています。

 ここからはわたしの意見ですが、これはなかなか容易なことではないというご家庭もあると思うのです。
この本では、何より効果があるのは、お母様ご自身による「対話式」読み聞かせである、と書かれています。

 理想はそうなのでしょうが、そこまでは絶対に無理というご家庭は少なくないと思います。 子育て中のお母さまの負担はかなりのものなので、「そんなことできない」という状態の方もいらっしゃるのでは。

  そんなときは、無理をされる必要は無いと思います。時間のあるときに絵本を読み上げて録音しておくとか、周囲の方に読み上げを録音していただいて流すとか、デジタル化の時代ですから、方法はあると思います。(読み聞かせデータを勝手に売ったり、youtubeにアップしたするのは著作権違反です。あくまで個人で)
「うちはできない、ダメなんだ…」とは、絶対に思わないでください。

 著者は、0歳から6歳までの7年間に3000冊の絵本を読ませることを目標にしましょう、と書いています。この場合の3000冊と言うのは、読み聞かせの回数であって、実際の本の数ではないようです。それでも、計算してみますと、平均して1日2冊以上になりますので、無理なご家庭もあるのかなと感じてしまいます。

 とくに、乳児期って、人によっては子どもをあやして寝かして授乳するだけでせいいっぱいの方もいると思うんです。
そんなときに、絵本なんてとてもとても……ってなりますよね。
わたしは、そんなときは音声データをラジオのように流すだけでも良いと思いますし、無理ならしなくてもいいと思うんです。

 と、言うのは、乳幼児期に少しの刺激でも泣き出してしまい、なかなか寝付かない子どもと言うのは、「HSC」である可能性が極めて高く、そのようなお子様は成長してからの読書能力が高いからです。
赤ちゃんの頃に泣いてばかりでも大丈夫。その子は感受性が鋭いから泣くのです。

 この本では図書館の有用性について書かれています。たしかに図書館は、大量の絵本を無料で読めるすばらしい施設なのですが、残念ながら現在、緊急事態宣言が発令されている地域では、図書館は閉鎖されています。お子様の気に入った絵本を繰り返し読むか、協力してくださる方に本の読み上げ音声をいただくなど、工夫が必要かもしれません。もう少し成長されれば、青空文庫などのサービスを使っても良いと思います。

 著者は1日7分の読み聞かせで、子どもの地頭がよくなり、人生を生き抜く力もつくと書いています。つまり、○×テストだけでは育たない部分が育つということでしょう。地頭のよさは、すべての土台になりますから、大切なことですよね。

 とくに、小学校就学前の絵本読書が、その後の人生を豊かにするというのが著者の主張です。
わたしは小学生になってからでも、中学生でも、いや、大人になってからでも、読書をするのは遅くは無いと思いますが、早いほうがいいことも確かです。

 もちろん、幼児期に絵本を大量に読んだからと言って、成長して必ずノーベル賞が取れるとか、そういうことはないかもしれません。けれども、学校や幼稚園を休んで自宅でじりじりとしている期間、できることがあるのは、一つの救いになるのではと思いました。

 また、大人もこんなとき、手持ち無沙汰になってしまうこともあるでしょう。読書をすると言っても、ずっと読書習慣がなかった人が大人になってから読書をしようとすると、目が滑って読めないこともあります。

そんな時、絵本からはじめてみるのもおすすめです。

 たいへん有意義な内容ですので、本日から何回かに分けて解説していきます。


また、この本で紹介されている絵本も、あわせてご紹介していきます。 ご興味がある方は、画像をクリックしますとアマゾンに飛べますので、見てみてくださいね。

次回に続きます。

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