【ちゃめひめさま】おちゃめでいたずらなお姫様の大冒険! かわいくって幸せなシリーズ【ちゃめひめさまとペピーノおうじ】【小学校低学年以上】

2024年3月9日

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ちゃめひめさまは、おちゃめでいたずらなお姫さま。そんなちゃめひめさまのお城に、やんちゃできかんぼうだと噂のペピーノ王子が遊びに来るというのです。ちゃめひめさまは、一計を案じ……

この本のイメージ いたずら☆☆☆☆☆ かわいい☆☆☆☆☆ ほのぼの☆☆☆☆☆

ちゃめひめさまとペピーノおうじ ちゃめひめさまシリーズ  たかどのほうこ/作 佐竹美保/絵 あかね書房

<たかどのほうこ>
高楼 方子(たかどの ほうこ、1955年 -)は日本の作家。主に絵本、児童書の執筆を手がけている。北海道函館市出身、札幌市在住。東京女子大学文理学部日本文学科卒。

 

 たかどのほうこ先生のちゃめひめさまシリーズ第一巻です。

 あるところにちゃめひめさまという、おちゃめでいたずらなお姫さまがおりました。
 ある日、ちゃめひめさまのお城に、やんちゃできかんぼうと噂のペピーノ王子が訪ねてくることになります。

 「そんな男の子と会うなんてまっぴら!」
 ちゃめひめさまは、小間使いのミミーと服を交換して、遊びに行ってしまいます。

 羊の毛皮をかぶって森にでかけたちゃめひめさま。オオカミに襲われそうになったところを、かっこいい騎士に助けてもらいます。

 「もしかして、あれがペピーノ王子かしら?」

 あわててお城にもどるちゃめひめさまですが……

 と言うのがあらすじ。

 さて、この騎士は、ほんとうにペピーノ王子さまだったのでしょうか。そこは読んでのお楽しみ。

 ちゃめひめさまが、おちゃめでおてんばで、とってもかわいらしい。
 そして、かしこくて優しい小間使いのミミーも、可愛くていい子です。

 ペピーノ王子は、どこからどこまでちゃめひめさまによく似た、似たものどうし。

 なんだかんだありましたが、ちゃめひめさまは、気の合うお友達が増えたようです。

 字は大きくて、文章は平易で読みやすく、ひらがなとカタカナだけで書かれているので、五十音を覚えていれば読めます。「ハウルの動く城シリーズ」などでおなじみの佐竹美保先生のかわいい挿絵がふんだんに入っていて、ページをめくる手が楽しい。

 読み聞かせにもぴったりです。

 男の子が読んでも女の子が読んでも楽しいお話ですが、主人公がおてんばなお姫様なので、女の子向きかも。
お菓子とお茶を豪快に食べ飲みするシーンがあるのですが、元気ですがすがしい気持ちになります。

 食べるシーンがおいしそうなファンタジーは名作です。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。かわいくて、ゆかいで、楽しい、おとぎの国の物語です。
 ぜんぜん、おしとやかではないちゃめひめさまと、やんちゃできかんぼうのペピーノ王子は、等身大の女の子と男の子。

 どちらかと言えば女の子向けですが、男の子でも楽しめるでしょう。漢字は使われていないので、絵本を卒業して、長めの物語に挑戦し始めの、最初の一歩におすすめです。読み聞かせに。
 とにかく元気がよく、食べるシーンも豪快なので、食の細いお子さまにおすすめです。

 読後は、おいしいお茶とお菓子でティータイムを。もちろん、豪快にどうぞ。

 

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