【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々】神の子パーシーの大冒険第3巻。親友アナベスを救う旅【タイタンの呪い】【小学校高学年以上】

2022年8月1日

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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 3 タイタンの呪い  リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版

ビアンカとニコと言うハーフの姉弟の救出作戦に向かったパーシー、アナベス、タレイア、グローバーの四人だったが、作戦は失敗し、アナベスが崖から落ちてしまう。彼女はどうやら敵に捕らわれているようだ。アナベス救出のために旅立つパーシーたちだが、不吉な予言があった……

この本のイメージ 神々続々登場☆☆☆☆☆ 新たな敵☆☆☆☆☆ 新たな仲間☆☆☆☆

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 3 タイタンの呪い  リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版

<リック・リオーダン>
リチャード・ラッセル・ライアダン・ジュニア(Richard Russell Riordan, Jr.、1964年6月5日 ~ )はアメリカ合衆国の推理作家、児童文学作家、ファンタジー作家。通称リック・ライアダン(Rick Riordan)。日本ではリック・リオーダンあるいはリック・ライオダンとも呼ばれている。代表作は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 3 タイタンの呪い  リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版

 

 ギリシャ神話が現代によみがえる冒険ファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ第3巻を読了。
 原題はThe Titan’s Curse. 初版は2007年です。
 2000年から2007年くらいは、時代に勢いがあり、様々なコンテンツが生まれた時代です。
 かなり以前に出版された冒険ファンタジーシリーズですが、わたしは長い期間読書ができなかった期間があり、未読でした。

 疾走感があるダイナミックな冒険物語です。
 児童文学は、海外の名作が圧倒的に面白いのですが、「ヤングアダルト」と言う分野になると、日本には「漫画」と言う偉大な文化があるので、また話が違ってきます。

 日本は「ヤングアダルト」や「ジュブナイル」の分野はそんなに強くないのです(それより少し年齢層が上の、恋愛描写や戦闘描写もある「ライトノベル」だと日本は強い)が、とにかく漫画の歴史が長くて深いので、名作の数が半端ではありません。

 ですから、小学校高学年から中学生向けの「漫画よりおもしろい」ヤングアダルト小説を探すのはなかなか難しくなってきます。漫画は本当に偉大な文化です。

 パーシー・ジャクソンのシリーズは、いかにもアメリカと言う感じの、明るくて豪快でスピーディーな冒険ファンタジーです。

 オリンポスの神々がチェーンをじゃらじゃらさせたレザージャケットを着ていたり、スポーツカーに乗っていたり、ピザやハンバーガーを食べていたりするんですよ。

 また、スミソニアン博物館やフーバーダムなど、実在の名所も登場するため、「聖地巡礼」もできそうで、アメリカの少年たちにはたまらないはず。

 子どもたちの日常生活の地続きにファンタジーの冒険があると言う設定なので、アメリカの子どもが読んだら、日常がわくわくする冒険世界に見えてくるんでしょうね。作者が息子のために書いたというのは、納得です。

 さて、今回のお話は……

 この世界で言う、ビッグスリー つまり、ゼウス、ポセイドン、ハデスは、神々の中でも特に強い力を持つために、人間との間に子どもをつくることを互いに禁止する協定を結んでいました。

 ところが、その協定を破って生まれてきた子どもがいます。それがポセイドンの息子パーシーと、ゼウスの娘タレイア。
 長らく松の木に変化させられていたタレイアは、2巻のラストで人間体となって復活を遂げていました。

 さて、今回のお話は、パーシー、タレイア、アテナの娘アナベス、サテュロスのグローバーの4人が、人間の学校にいるハーフの姉弟、ビアンカとニコを救出に向かうところから始まります。

 しかし、作戦は失敗、アナベスは崖から落ちてしまい、パーシーたちはアルテミスに助けられます。

 ハーフ訓練所に戻ったパーシーは、アナベスとアルテミスに関る悪夢に悩まされ、ふたりを救出する旅に出ます。しかし、それは多くの仲間を失うと予言された旅でした。

 はたしてアナベスは救出できるのか? そして、予言された犠牲とは?

 ……というのが、あらすじ。

 今回は、女の子ばかりのハンター隊を率いるアルテミスや、トンチキな俳句を作るのが趣味な残念なイケメン、アポロンなど、新しい神々も続々登場します。

 クロノスら古き神々の陰謀もだんだんと明らかになり、パーシーたちは、自分たちの運命とどう向き合ってゆくかをそれぞれが選択します。

 わたしのお気に入りは、アナベスのお父さんのチェイス教授。古い飛行帽をかぶり古い戦闘機マニアのマッドサイエンティストです。こんな人だったんですね~!
 なんて、ゆかいな人なんだ。
 アナベスのお父さんが次々とアヤシイ秘密兵器を作って援護してくれる展開を希望です。

 いままで、この物語の「人間たち」は、完全なモブか、あまりにも無力な人たちばかりだったので、こういう人の登場は、純粋にうれしい。そして、人間のお母さんも、優しくていい人そう。アナベスの家が、かなりいい家庭で、ほっとしました。

 人間と言えば、今回、不思議な人間の女の子、レイチェルが登場します。彼女も今後、活躍しそうで楽しみです。

 この巻で、パーシーたちの「敵」が何者なのかも、だんだんわかってきて、お話は俄然、盛り上がってまいりました。
 このシリーズは後2冊。そして、主人公を変えて続編シリーズがあるようです。

 パーシーたちの次の戦いが楽しみです。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 暴力シーンや人が死ぬ場面があります。「そういうシーンがあるのだな」と前もって身構えていれば大丈夫な人にはおすすめ。ダイナミックで疾走感あふれるファンタジーです。
 神々が全員、キャラが立っていて楽しい。今回は、個性豊かな人間も登場します。

 読後は、コーヒーやハンバーガーが食べたくなるでしょう。おいしいコーヒーをご用意ください。

この本の続きはちら

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