【ポーチとピース】金融や投資について、わかりやすく学べる知育絵本。子どもから大人までおすすめです。【絵本】

2021年4月7日

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ポーチとピース とうしについてかんがえるえほん くらはしたかゆき/ぶん ふゆはる/え プラチナ出版

りすのピースとたぬきのポーチは森の中に住んでいました。ふたりは、栗の実が大好き。ポーチは身体が大きいのでたくさん食べますが、小さなピースはそんなに食べなくていいので、あまったぶんは、貯めておきました……

この本のイメージ 金融☆☆☆☆☆ 経済☆☆☆☆☆ 投資☆☆☆☆☆

ポーチとピース とうしについてかんがえるえほん くらはしたかゆき/ぶん ふゆはる/え プラチナ出版

< 倉橋隆行(くらはし たかゆき)>
CFネッツグループ 最高責任者。株式会社シー・エフ・ネッツ 代表取締役。有限会社シー・エフ・ビルマネジメント 代表取締役。株式会社南青山建築工房 代表取締役 他

ポーチとピース とうしについてかんがえるえほん くらはしたかゆき/ぶん ふゆはる/え プラチナ出版

 たまたま見つけた絵本です。著者について、詳しいことはまったく知りませんが、どうやら不動産投資関係の方のようです。

 この絵本は「投資」と「金融」について、わかりやすく解説する絵本です。

 最初に、わたし個人の素直な感想を申し上げますと、この絵本は「小さな子供向け」の形をとっていますが、ある程度の年齢以上の方向けの本だと思います。

 挿絵がものすごくかわいいので、「わあ、かわいい!」と読みすすめてゆけるのですが、内容にほのぼのとした絵でオブラートに包みきれないシビアさがあり、感受性の強い小さなお子様が受け止めるのは難しいものがあるかもしれません。

 これは、動物ファンタジーでも、森のほのぼのストーリーでもなく、純然たる「金融解説本」です。

 しかし、この小さな絵本は、金融の仕組みについてかなりわかりやすく解説していますので、だいたい、中学校くらいになったら、一度読んでおいたほうがいいかもしれない内容です。

 今後、18歳を成人年齢とする時代がきます。つまり、高校三年生に成人した人間が入るという事になります。
 高校三年生で、個人のキャッシュカードを作ったり、ローンを組んだりできるようになるということです。これは、たいへんおそろしいことで、いままでなかったタイプのトラブルが起きる可能性があります。

 わたしたち世代の大人と違って、いまの子どもたちは、学生時代からお金の仕組みや、金融について知っておかなければならないことが増えてしまいました。

 かといって、お金にばかり縛られると、情操教育が滞ってしまいます。

 この絵本は、とても大切なことがたくさん書いてありますが、この絵本に書いてあることだけが世界ではないことも事実。

 たとえば、「ポーチとピース」を読むなら、「クリスマス・キャロル」「モモ」「たのしい川べ」「小公女」「点子ちゃんとアントン」などをあわせて読むことも大切だと思います。どちらも大切なのです。

 しかし、日本人は、本来あまり欲が無く、形あるものにとらわれない「諸行無常」の精神があったため、いままで日本には金融や銀行の仕組みや経済について、わかりやすく教えてくれる本はありませんでした。

 この絵本は、社会を構成する大切な要素である「経済」を「経済」や「銀行」「金融」「投資」と言う言葉をいっさい使わずに表現しています。つまり「概念」を説明しているのです。

 誰にでもおすすめと言う絵本ではありませんが、あるていどの年齢になり、そこそこの金額のおこずかいの管理を自分でする年齢になったら、おすすめの絵本です。何歳になったら読ませるかは、保護者の方の判断によると思います。

 むしろ、大人におすすめ。

 短いストーリーの中で、様々なことを考えさせられます。大人のほうが殺伐とした気持ちになってしまうかもしれないので、気をつけて読んでください。甘い話ではないです。

 わたしは著者の方のこの絵本以外の活動について何も知りませんが、こういう形の絵本があることについては、おおいに意義があると思います。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 情緒的な童話ではないので、もしかしたら繊細な方はびっくりしてしまうかもしれません。純粋な金融解説書です。絵本の形をとっていますが、わかりやすい「経済入門書」と言っていいと思います。

 なごみ要素はありません。むしろ、大人のための絵本です。しかし、大切な内容が書いてあるため、精神的に余裕があるときにぜひ、読んでいただきたい絵本です。

 小学生ならば、そろそろ、まとまったお金の管理をお子さまにさせたい年齢になったとき、そうでなければ中学生以上のお子さまにおすすめです。
 これを読むなら、「モモ」「クリスマス・キャロル」は必読です。

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