【あるかしら書店】本好きさんの夢がいっぱい詰まった本屋さん。こんな本、あるかしら?【小学校中学年以上】

2024年3月17日

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あるかしら書店  ヨシタケ シンスケ/作 ポプラ社

その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。この店は、「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「こんな本あるかしら?」と聞くと「ああ、ありますよ」と言って出してきてくれます。

この本のイメージ 本を読むしあわせ☆☆☆☆☆ 本を作るしあわせ☆☆☆☆☆ 本を探すしあわせ☆☆☆☆☆

あるかしら書店  ヨシタケ シンスケ/作 ポプラ社

<ヨシタケ シンスケ>
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、広告美術など、多岐にわたり作品を発表している。初の絵本作品となる『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞など数々の賞を受賞。

 「ぼくのニセモノをつくるには」のヨシタケシンスケ先生の本好きの人のための絵本。2017年初版。
 絵本なのですが、102ページというボリュームで、ある程度の年令以上の人向けです。

 本が大好きで、たくさん本を読む人なら、わくわくして、うんうんとうなずいて、そして、ときどきクスっとしてしまうはず。

 「本のための本」の専門店、「あるかしら書店」には、今日も様々なお客さんが「こんな本あるかしら?」とやってきます。この本屋さんには、どんな本でもあるのです。

 月の光でしか読めないインクでかかれた本や、不思議なしかけ絵本、本にまつわる秘境や名所の本、本のお祭りの本などなど……

 ギャグのなかに、ときどき本音がひそんでいたりして、作者の、本への愛がほとばしる絵本なのです。

 わたしは読書が好きなほうですが、ここまでの「本への愛」を見せられると、ただただ圧倒されてしまいます。わたしは、本だけでなく、園芸とか、食べることとか、好きなことがたくさんあるので、わたしの本愛なんて、まだまだだな、申し訳ありません、と言う気持ちです。

 でも、こういう、本をこよなく愛する人たちのおかげで、わたしたちは素敵な本と出会えるし、いまの文化があるのだと思います。

 本は、アナログもデジタルもすばらしい。町の本屋さんもデジタル書店もすばらしい。そして、図書館はすばらしい。そして、書店員さんも司書さんもすばらしい。

 効率を考えたら、電子書籍が一番いいのでしょうけれども、紙の本の魅力は替えがたいものがあります。家が本で圧迫されても、引越しのときに地獄を見ようとも、本好きは本好きをやめられません。

 近所に「あるかしら書店」があったら、どんなに素敵かしら。

 わたしは、小さなお子さまたちに読書の幸せを知ってほしくて、このサイトを運営しています。また、毎日をがんばっている大人の方々にも、ひととき子供心にひたって癒されてもらいたくて、レビューを書いています。子どもにも、大人にも、児童書は必要です。

 わたしのブログなんて、ほんのささいな活動ですが、このサイトに訪れた方が「児童書っていいな」と思ってくださったら、そして一人でも小さなお子さまが本に親しんでくれたら、こんなにうれしいことはありません。

 こんな素敵な本屋さんにはなれないけれど、わたしも電子の森の中で、ちっちゃな、ふしぎな本屋さんになりたいなと、心から思います。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 HSPさんは本が好きな人が多いので、かなりおすすめです。絵物語と漫画と絵本の中間点のような、ほんわかした不思議な本です。本が大好きな人へのプレゼントにも。こういう本が好きな人は、すでに同じ本を持っていてもうれしいものなので、遠慮せずプレゼントしましょう。かぶっても、問題なし!

 お風呂上りや週末に、好きなページだけクスクス笑いながら読む、なごみ本としておすすめです。

 

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