【ねこはるすばん】人間のいないあいだ、猫は何してる?猫好きさんなら子どもから大人まで、思わず目じりが下がる絵本【4歳 5歳 6歳】

2024年3月18日

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ねこはるすばん 町田尚子/作 ほるぷ出版

人間がでかけたあと、留守番している猫はどうしているんだろう。気になった人はいませんか? 猫の国へ言ってのどを潤したり、身だしなみをしたり、本屋に行ったり……  猫のいろんな表情を見ることが出来る、猫好きのための絵本です。

この本のイメージ ファンタジー☆☆☆☆☆ 猫の秘密☆☆☆☆☆ 猫あるある☆☆☆☆☆

ねこはるすばん 町田尚子/作 ほるぷ出版

<町田尚子>
1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。絵本作品に、「ネコヅメのよる」(WAVE出版)、「さくらいろのりゅう」(アリス館)、「いるのいないの」「あずきとぎ」(ともに京極夏彦 作、岩崎書店)、「おばけにょうぼう」(内田麟太郎 文、イースト・プレス)、「だれのものでもない岩鼻の灯台」(山下明生 文、絵本塾出版)、「たぬきの花よめ道中」(最上一平 作、岩崎書店)、「なまえのないねこ」(竹下文子 文、小峰書店)など。

 初版は2020年9月。
 出版されてすぐから話題沸騰だったので、いつかはご紹介しなければと思っていた絵本です。

 わたしは、もともとは絵本には詳しくなくて、このブログをはじめてからたくさんの名作を知るようになりました。友達にすすめられた名作もたくさんあります。新しいことをすると、こういう出会いがあって、うれしいものです。

 絵本って、すごく回転が速い世界で、いい本だなと思ってもすぐ絶版になってしまうようなのですが、そのなかでも長く愛されるものもあって、それはやはり本の力が強いのです。

 これは、猫好きさんのハートをわしづかみにしてくる絵本。

 「人間がおでかけしているあいだ、猫はどうしているのかなあ」、と言う疑問に答えてくれるかわいい物語です。

 この猫がね、子猫や、シュッとしたプリティ猫じゃないところがまたいいんですよ。ちょっと太めで、ふてぶてしくて、ずうずうしい成猫なんです。

 その猫が、人間の見ていないあいだに不思議な猫の国に行って、やりたいほうだいする……と、いうのが猫の視点。人間の目から見ると実は……と、いうのがこの絵本のゆかいなところ。

 この絵本の独特の持ち味を理解できて楽しめるのは、もしかしたら大人かも知れません。けれども、単純に各ページの猫の表情がもったりして愛嬌があるので、それだけでもわくわくして読んでしまうんですよ。

 いるよね……こういう猫。そうそう、猫ってこうなのよね。とうなずいてしまいます。

 「うちの猫も留守番しているときこんな感じなのかな」、とか「うちの猫はここまでひどくはないわ」とか、いろいろと想像してしまう、この絵本。猫好き親子なら、読み聞かせしてあげれば会話がはずみそう。

 猫好きの友達たちのあいだでは、「子猫が好きなのはまだ猫好き初心者。成猫やデブ猫のかわいさがわかるようになれば上級者」と、よく話し合っていますが、町田先生の猫愛がほんとうにすばらしい。

 子猫でもスタイルの良い美猫でもない、平凡でふてぶてしい太めの猫をここまで愛嬌たっぷりに描けるとは。それに、最後のページの表情とポーズが、あざとくてかわいいのです。こいつめ。

 猫好きさんへのプレゼントにも最適。
 こういういい本は、自分がすでに持っていても、誰かからもらうとうれしいもんです。1冊は保存用にすればいいんですからね。
 いい本はかぶっても問題なし! 自分用に、読み聞かせ用に、プレゼントに。

 猫好き相手なら、まちがいなしの名作絵本です。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 猫好きなら、文句なしにおすすめの絵本です。小さな子どもから大人まで。お子さまへの読み聞かせ絵本としても楽しいですし、大人のなごみ絵本としても。
 猫好きさんなら、繰り返し読んで楽しめる、ゆかいでかわいい絵本です。

 

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