【十二支のはじまり】十二支の由来がわかる、お正月にぴったりのかわいい絵本【4歳 5歳 6歳】

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十二支のはじまり いもとようこ/文・絵 金の星社

むかしむかし、神様が言いました。「お正月の一日の朝、神様の御殿に来なさい。最初から12番目までは、年の対象にしてあげよう」動物たちは、大張り切りです。そんなとき、ねずみはねこに、こう言いました「お正月の2日の朝に集合だよ」

十二支の由来☆☆☆☆☆ ねずみ☆☆☆☆☆ ねこ☆☆☆☆☆

十二支のはじまり いもとようこ/文・絵 金の星社

<いもとようこ>
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。「ねこのえほん」「そばのはなさいたひ」でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。「いもとようこうたの絵本1」で同グラフィック賞受賞

十二支のはじまり いもとようこ/文・絵 金の星社

 お正月らしい絵本をご紹介。いもとようこ先生が十二支の由来についてかわいい絵で絵本にしてくださいました。初版は2015年です。

 十二支って、面白いですよね。12年に一度、動物をモチーフにした年がめぐってきます。この不思議な風習は、日本だけでなく、中国、タイ、チベットなどアジアにはポピュラーな風習としてあるようです。

 ただ、十二支のバリエーションは微妙にちがいがあり、国によっては猫が入っていたり、水牛がいたりなどするそう。

 これらの動物にはそれぞれ意味があり、子(ねずみ)は子孫繁栄、丑(うし)は粘り強さ、寅(とら)は決断力と才知、卯(うさぎ)は飛躍、辰(たつ)は権力、巳(み)は死と再生、午(うま)は豊作、未(ひつじ)は家族安泰、申(さる)は利口・好奇心、酉(とり)は商売繁盛、戌(いぬ)は忠誠・献身・安全の象徴、亥(いのしし)は無病息災の象徴なのだそうです。

 この十二支は、方角とも連動していまして、北の子から東回りに北北東の丑、北東の寅、東の卯というふうに回って、北北西の亥から子にもどります。これは、歳神という、その年の幸運を運ぶ神様がいる方角なのです。

 わたしは、若い頃、このあたりをちょっぴり調べたことがあるのですが、こういう、十二支のような考え方がアジアにしかないかというと、じつは西洋にもあります。

 この、十二支の方角のめぐりと言うのは、西洋においては星占いで使うホロスコープ、あれによるとなんと、「木星の運行」と同じなんです。西洋占星術で言うところの木星とは、冨と繁栄の象徴。

 つまり、アジアで言うところの「歳神様」……その年の繁栄を運んでくれる神様は、木星だったのです。

 太陽や月とちがい、木星は地球からうんと離れた星です。
 どうしてそんな、天体望遠鏡もない昔から、人間は木星の運行がわかったのでしょう。本当に不思議です。
 やっぱりかぐや姫は実在の人で、宇宙人がいろんな技術を残していったんでしょうかね。

 さて、この絵本では、日本むかしばなしを出典に、「十二支の由来」を物語にしています。
 どうして十二支はこの動物たちになったのか、そして、どうしてそこに猫が入っていないのか?と言うのが、かわいらしい絵で楽しく描かれています。

 神様が、お正月の朝に神様の御殿にたどりついた、最初の動物から12匹を年の動物にする、とおっしゃり、動物たちはレースをします。その期日を、ねずみがねこに1日遅く教え、結局、ねこは、たどりつけませんでした。

 それで、ねこは怒って、いまでもねずみを追い掛け回している、と言うお話です。ねこかわいそう。

 でも、ねこが十二支に入っている国もあるそうなので、その国ではねこはレースに勝ったんでしょう。

 数字が漢字で書かれている以外は、すべてひらがな。数字には振り仮名が振られているので、ひらがなさえ読めれば、読むことが出来ます。絵はかわいらしく、ほのぼのとした絵なので、どのシーンも愛らしく、癒されます。

 ショックをうけたねこも、ラストシーンで顔を洗っているねこもかわいい。

 「十二支のはじまり」を題材にした絵本は、どれもねこがかわいそうなのですが、この絵本は、かわいそうなねこもかわいいので、ねこ好きさんにもおすすめできます。

 普段、十二支の意味と由来を説明する機会もなかなかないので、お正月にはこういう絵本もいいですね。かわいくてためになる絵本です。おうち時間にぜひどうぞ。

 今年は、本当にお世話になりました。そして、来年もよろしくお願いします!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 猫好きには悔しいお話ですが、猫がとてもかわいらしく描かれているので、そこはちゃんと相殺されます。「十二支」の由来がよくわかり、昔ながらの風習に興味をもつことができる知育の要素もあります。

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