【レモンをお金にかえる法】絵本で経済を学ぶ!子どもにもわかりやすい経済入門【経済入門の巻】【小学校低学年以上】

2022年4月29日

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レモンをお金にかえる法 "経済入門"の巻   ルイズ・アームストロング/文 ビル・バッソ/絵 佐和隆光/訳

たねはあるけど、しかけはない、ただのレモン。これをしぼって 水とさとうを加えると……はい、レモネードのできあがり!
レモンからレモネードを作って、それを売ってお金に変える。そのあいだに、どんなことが起きているのかな?

この本のイメージ 経済入門☆☆☆☆☆ 製造から販売まで☆☆☆☆☆ 起業とは☆☆☆☆☆

レモンをお金にかえる法 "経済入門"の巻   ルイズ・アームストロング/文 ビル・バッソ/絵 佐和隆光/訳

<ルイズ・アームストロング>
ニューヨーク市に生まれる。フレンズ・アカデミーやハンター大学付属高校など、いくつかの学校に通ったあと、パリで音楽を学ぶ。その後、週末にはマンハッタン島周遊船のツアーガイドをしながら、広告のコピーライターとして才能を発揮。彼女のガイドはとてもユニークで、乗客にとても人気があったとか。初めて書いた本は、「お子さまのためのフロイト入門」という愉快な本。ほかにも、若者や大人向けの数多くの著作がある

<ビル・バッソ>
ブルックリン育ち。工芸高校を卒業して、大学に一年在籍した後、イラストレーターの助手を4年務める。本業はイラストだが、漫画家としても活躍。現在はニュージャージー州に住む

<佐和隆光>
本職の京都大学研究所所長のほかに、いくつかの政府審議会の委員を兼任。とくに環境と経済のかかわりについて、積極的な著述活動を繰り広げている。もともとは、数学・統計学を駆使する計量経済学を専門としてきたが、最近では、活動領域の幅を広げて、日本経済の現状と課題、グローバリゼーション、そして子供の経済教育などについても論陣を張っている

レモンをお金にかえる法 "経済入門"の巻   ルイズ・アームストロング/文 ビル・バッソ/絵 佐和隆光/訳

 初読です。原題は"HOW TO TURN LEMONS INTO MONEY:a child’s guide to economics".アメリカでの初版は1976年。日本語版の初版は1982年です。知らなかったけれど、ロングセラーなんですね。

 今年から、18歳が成人の年齢になりました。
 成人というのは、自分自身の判断で契約が出来るという事です。

 早生まれだと高校三年生なので、まだ高校生のうちからクレジットカードを作れたり各種契約ができると思うと、わたしのような年寄りは、心配でなりません。(リボ払いだけはやってはいけません、いけませんよ!←「リボ払い 地獄」で検索すると、いろいろとわかります。ダメ。絶対)

 日本人は学校で、経済や法律について、あまり真剣に教えないからです。

 いままでは、高校を卒業してから二年間の猶予期間があったので、そのあいだに大人の世界のルールを学ぶことが出来ました。しかし、今は、高校三年ですぐに成人してしまうので、まったなしなのです。

 自分自身、「もっと若いうちからお金について勉強しておけばよかったな」と思うことが多いので、「小さな子どもでもわかる経済や金融の本はないものか」といつも探しています。

 本日、ご紹介するのは、これ。

 アメリカからやってきた経済の絵本「レモンをお金にかえる法」です。

 アメリカでは、小さな子どもがレモネードを作って、手作りのレモネードスタンドで商売をすることが許されています。大きな街で出店をつくることは許可されていませんが、自宅の近所にスタンドを作って商売をするのはOKなのです。

 小さな頃から商売に親しむことで、働くことの楽しさや、お金の流れ、商売の仕組みを知ることができるようです。

 このサイトでもかつて「レモネード戦争」と言う名作児童書(重版されました!出版社さまありがとうございます!)を紹介しましたが、この絵本は、その絵本版という感じです。

レモネード戦争
レモンをお金にかえる法 "経済入門"の巻   ルイズ・アームストロング/文 ビル・バッソ/絵 佐和隆光/訳

 レモンからレモネードを作り、それをスタンドで売ることを例に、原料、価格、消費者、製品、市場価格、小売り、卸売りなどの経済用語をわかりやすく説明してくれます。

 自分のおこずかいでレモネードスタンドをひらいたのなら、初期投資は自己資本、誰かから出してもらったのなら資本貸付け。

 労働、賃金、経営、とだんだん規模が大きくなってゆきます。

 この絵本がアメリカだなあと思うのは、最後にレモネード販売の事業そのものをたたんで事業を売るところまで書いているところ。うひい、店、売っちゃうんですか。そして、売ったお金で南の島へ。おお、アメリカンドリーム。

 ひとつのお店をずっと続けてゆくのが好きな日本人にはこのラストはかなり衝撃だとは思いますが、事業を起こしてからたたむまでの流れがたいへんわかりやすく描かれており、ややこしくて説明の難しい経済を小さな子どもに教えるのにはぴったりの絵本です。

ポーチとピース
レモンをお金にかえる法 "経済入門"の巻   ルイズ・アームストロング/文 ビル・バッソ/絵 佐和隆光/訳

 この絵本を読んだ後、「レモネード戦争」を読むとかなりわかりやすいかも知れません。「うわさのズッコケ株式会社」もおすすめです。また、この絵本で解説しているのは「事業」についてなので、「投資」については「ポーチとピース」がわかりやすく解説してくれます。

 登場する用語はかなり難しいのですが、すべての漢字には振り仮名がふってありますので、読みやすい。
 小学校低学年から、最初は読み聞かせがいいのではないかと思います。子どもから大人まで、わかりやすいので、中学生や高校生でも楽しめると思います。

 わたしの子ども時代と比べて、いまの子たちは、知らなければいけないこと、学ばないといけないことが多すぎます。社会は可能性の宝庫ではありますが、落とし穴もいっぱい。

 お金に対して日本人は潔癖ですが、知っておいたほうがいいこともたくさんあります。
 成人年齢が引き下げになった今、ぜひとも、親子で読んでいただきたい絵本です。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 情緒的な絵本ではありません。「事業」について、わかりやすく解説してくれる絵本です。新聞に使われている経済用語について、ストーリー仕立てでわかりやすく説明しているので、これを一冊読めば、新聞やニュースの内容がかなり理解できるようになると思います。

 読後は、もちろんレモネードでひとやすみ。

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