【絵本で学習】絵本で学ぶ!好奇心を育て学習意欲を刺激する絵本。おすすめセレクションまとめ【知育・学習】
絵本は、小さな子どもが生まれてはじめて手にする「本」です。絵を楽しみ、字を読む練習をし、物語を理解するだけでなく、新しい知識を得たり、わかりにくいことを絵と文章で理解するのにも役立ちます。本日は、そんな知育絵本をご紹介。
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独断と偏見の 当サイトおすすめ知育・学習絵本 ベストセレクション10
当サイトおすすめ知育・学習絵本 10位 日本の鳥の巣図鑑全259 鈴木まもる 偕成社
絵本が好きな子は、おおまかに分けると「物語派」と「図鑑派」に分かれるそうです。小さな子で、図鑑が大好きな子はたしかにいます。
「図鑑大好き派」のお子さまにおすすめなのが、この絵本。
日本中の野鳥の「巣」が詳細に描かれています。写真じゃないんです、絵なんです。しかし、超絶なハイクオリティ。
鈴木まもる先生の鳥への愛がいっぱいに詰まっています。
残念ながら、もしかしたらもう見ることができない鳥もいるかもしれませんが、それでも、日本にはまだまだこんなにも自然があり、鳥たちが生きていると知って、身近な緑や生き物により愛情を感じられるようになるでしょう。アウトドアを愛する大人にもおすすめです。
※「日本の鳥の巣図鑑全259 」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 9位 10かいだての おひめさまの おしろ のはな はるか/絵 文 PHP研究所
小さな女の子が、魔法の招待状のみちびきで、不思議なお城に案内され、一階から順番に身体を洗ったり、ドレスを選んだり、靴を選んだりしてお城へ上へ上へと登ってゆきます。
登るごとに新しいことを学び、マナーやダンス、思いやりなど、知識だけでなく心も成長した女の子は、ついにプリンセスになるのでした……
小さな子が嫌がるお風呂や、めんどくさがる着替え、身だしなみなどが楽しくなる絵本。また、マナーや礼儀、優しさ、感謝の心など、「お姫様」になるために必要なことが順序だてて書かれていて、楽しみながら「徳育」要素もある素敵な絵本です。
※「10かいだての おひめさまの おしろ」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 8位 王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいの おはなし マシュー・マケリゴット/作・絵 野口絵美/訳 徳間書店
算数の「掛け算」が体感で理解できる物語絵本です。
ライオンの王さまは動物たちをお城に招待し、ごちそうでもてなしました。最後のデザートにケーキが出てきましたが、王さまライオンは「自分の分をとって隣にわたしなさい」と言います。
最初のゾウは半分とって、隣に回します。次の隣のカバにまわしました。カバは半分とって、ゴリラにまわしました。ゴリラは半分とって隣のカメにわたし、カメは半分とってとなりのイボイノシシに……とうとう、最後のアリにわたってきたときには、まめつぶくらいになっていて、それを半分に切ろうとしたらケーキはつぶれてなくなってしまいました。
アリは、王さまにお渡しする分がなくなってしまったと恥じて、明日、お詫びのしるしにいちごのケーキを焼いてきます、と約束します。
アリだけにいい格好をさせたくないコガネムシは、「わたしはその倍のふたつ焼いてきます」と言い、その隣のカエルは「その倍の四個焼いてきます」と言い……
最初に王さまのケーキを半分食べたゾウは、結果的に地獄をみることになります。
絵本を読む年齢だと、まだまだ掛け算まで算数の学習がたどりついていないかもしれませんが、この物を読むと掛け算の結果を体感で理解することができます。
※「王さまライオンのケーキ」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 7位 ケイティとひまわりのたね ケイティのふしぎ美術館 1 ジェイムズ・メイヒュー/作 西村秀一/訳 結城昌子/監修 サイエンティスト社
小さな女の子ケイティが、おばあちゃんと一緒に美術館に行くといつ不思議な出来事が起きるのでした……。小さい頃、感じた「あの絵の中に入ってみたい」と言う気持ちを叶えてくれる、ファンタジー絵本。
毎回、テーマとになる名画が登場、ケイティは名画の中に入ったり、絵の中の人物と仲良くなって絵の外に飛び出したりと、大冒険を繰り広げます。
巻末には、それぞれの絵の解説も詳しく掲載されており、読後は美術館のHPをサーフィンしても楽しそうです。
お話を楽しみながら、名画に親しむことができる、楽しい知育絵本です。
※「ケイティのふしぎ美術館 ケイティとひまわりのたね」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 6位 せきらんうんのいっしょう 荒木健太郎/作 小沢かな/絵 ジャムハウス
アニメーション映画「天気の子」、NHKの朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」の監修を務めた荒木健太郎先生作の絵本。
夏に空に浮かぶ積乱雲。
それがどんなふうに生まれて消えてゆくのかを、かわいい絵で擬人化して解説しています。
普段、何気なく見ている空には、不思議がいっぱい。
これを読むと、毎日の空、雲、雨などを見るのが楽しくなり、曇りの日も雨の日も、空でおきていることを想像してうきうきした気持ちですごせるようになるでしょう。
「気象」と言う、身近だけど遠いものと自分を結び付けてくれる、楽しくて好奇心を刺激する絵本です。
※「せきらんうんのいっしょう」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 5位 地球のことをおしえてあげる ソフィー・ブラッコール/作 横山和江/訳 すずき出版
小さな男の子が、宇宙人に地球のことを教えてあげる、という形式で書かれた「地球解説書」。
宇宙人への手紙形式で、地球の自然環境や、人間の暮らし、子どもたちのこと、人種のこと、身近なもののこと、様々なことを挿絵とともに、わかりやすく説明しています。
小さな子どもの世界は、自分と自分を取り巻く数人の世界で構成されていますが、保育園、幼稚園、小学校とすこしずつ世界が広がってゆきます。
それでも、まだまだ「ご近所」の域を出ない「世界」ですが、絵本や物語の力で一気に宇宙規模まで視点を広げると、様々なものの見方が変わってます。
世界への好奇心を刺激してくれる絵本です。
※「地球のことをおしえてあげる」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 4位 1日10分でせかいちずをおぼえる絵本 あきやまかぜさぶろう/作 講談社
学校教育では案外手薄で、ちゃんと教わったことがある人が少ないのが「地理」です。しかし、社会人になってみると、案外必要なのも「地理」。
世界地図を把握していると、日常のニュースなどの感じ方も変わってきて、さまざまなことが身近に感じられるようになります。
だから、いまのうちに、おうち学習で地理を勉強しておくと、あとあとの人生で有利かもしれません。
この絵本は、世界の国々がゲームやパズルのようにおぼえられるように作られています。誕生日やクリスマスのプレゼントにもおすすめ。お風呂でおぼえるためのポスターもあります。
※「1日10分でせかいちずをおぼえる絵本」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 3位 ルビィのぼうけん こんにちはプログラミング リンダ・リウカス/作 鳥井雪/訳 翔泳社
最近は、小学校の教科に「プログラミング」が入ったようです。
現代の子どもたちは、なんてたくさんのことを学ばないといけないのでしょう。
この絵本は、プログラミング思想について、かわいいキャラクターと物語でわかりやすく解説しています。本格的なプログラミングを学習する前に、「プログラミング的考え方」を学ぶのに最適な絵本です。
何にでも好奇心を持っちゃうルビィがとってもかわいい。
登場するキャラクターたち、それぞれにも深い意味があって、わかる人はニヤリとしてしまうらしいですよ。
※「ルビィのぼうけん」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 2位 あんしんえほん はじめての「よのなかルールブック」 高濱正伸/監修 林ユミ/絵 日本図書センター
この本には、小さなお子さまが現代社会の生活で気をつけなければならないことが、ほとんど書いてあります。
日常生活で、子どもが危ないことをしたとき、間違ったことをしたときに、その都度、親がガミガミ𠮟っていると、家の中が殺伐とした雰囲気になってしまいます。
そんなとき、この絵本があれば、毎日絵本を読み聞かせすることで大切なことを教えてあげることができるので安心です。
交通安全の注意事項から人間関係の対処法まで、小さな子どもが悩みやすいこと、困りやすいことはほとんど網羅されています。同じシリーズに「おやくそくえほん」があるのですが、こちらは親子のコミュニケーションの中でおぼえていけばいいかなあ、と言う印象ではあります。「あんしんえほん」が一冊あればいいという感じ。(個人の感想です)
※「あんしんえほん はじめての『よのなかルールブック』」のレビューはこちら↓
当サイトおすすめ知育・学習絵本 1位 あそんでまなぶ はじめてのおかねえほん 泉美智子/監修 イヌイマサノリ/絵 西東社
なんと、128ページ。すごい熱量に満ちた、小さな子どものための「お金解説書」です。
成人年齢が18歳に引き下げになったことで、様々なトラブルが発生するかもしれません。日本人は、お金について潔癖な考え方をしているので、お金について詳しく知ろうとしない傾向があるのですが、今後は学生であってもお金との付き合い方について知る必要がある時代になりました。
これ、絵本なのですが、ものすごいボリュームです。
しかし、「お金の起源」から、使い方、稼ぎ方、貯め方などなど、お金との付き合い方を全頁フルカラーの挿絵付きで丁寧に解説しており、またゲームやパズル要素もあって、けっして小難しい内容ではありません。
このページ数であっても「子どもたちに最後まで楽しんで読んでもらいたい」と言う作者の気合と覚悟が伝わる絵本です。
※「あそんでまなぶ はじめてのおかねえほん」のレビューはこちら↓
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