【トスカのおくりもの】猫好きさん必見。猫のしぐさがかわいい猫愛炸裂の絵本【子どもから大人まで】

2024年3月28日

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トスカのおくりもの  マシュー・スタージス/文 アン・モーティマー/絵 おびかゆうこ/訳 徳間書店

猫のトスカは だれにもじゃまされない しずかなばしょをさがしています。 でも、 きょうははるのおおそうじ。いえのなかはうるさくて……英国の人気猫イラストレーターによる、猫愛炸裂の愛らしい絵本です。

この本のイメージ 猫かわいい☆☆☆☆☆ ひたすら猫かわいい☆☆☆☆☆ 猫が増えてめでたい☆☆☆☆☆

トスカのおくりもの  マシュー・スタージス/文 アン・モーティマー/絵 おびかゆうこ/訳 徳間書店

<マシュー・スタージス>
英国の作家・評論家。

<アン・モーティマー>
猫を主人公にしたたくさんの美しい絵本のイラストを手がける英国のイラストレーター。「王立細密画家教会会員」で、野生の生物や花の絵が専門。猫を描く現代の画家たちの中で最も優れているうちの一人と評されている。作品に、「サンタクロースのしろいねこ」「クリスマスのこねこたち」「ちいさなねずみのクリスマス」(以上、徳間書店)などがある。

<おびかゆうこ>
国際基督教大学教養学部語学学科卒。出版社勤務の後、ドイツ留学を経て、子どもの本の翻訳に携わる。訳書に「エリーちゃんのクリスマス」「もみの木のねがい」(以上、福音館書店)、「クリスティーナとおおきなはこ」「かあさん ふくろう」(以上、偕成社)、「ぼく、おつきさまがほしいんだ」「ロバのジョジョとおひめさま」「嵐をしずめたネコの歌」「図書館にいたユニコーン」(以上、徳間書店)などがある。

 アン・モーティマーは世界中の猫を愛する人たちから愛されるイラストレーター。彼女の猫の絵は、どんな猫のどんなポーズも愛らしく、リアルなのです。

 この物語の猫、「トスカ」は、もったりとした大人猫です。大人しくて、動きものんびり、騒がしいのが苦手で掃除機は大嫌い。小鳥のさえずりや、かえるの水しぶきも苦手です。

 大きくて大人の猫のトスカが、こんなにも気弱で動作が鈍い理由は最後にわかるのですが、それはそれとして、落ち着いてねそべりたくて場所を探すトスカのしぐさが、リアルで、とにかくかわいい。
 様々なアングルで落ち着き場所を探して、あてがはずれて困惑するトスカを描いています。

 正直言って、ストーリーはそんなに内容が無いんですよ。これは、大人猫の愛らしさを堪能する絵本です。

 小さな子猫は誰が見てもかわいいと思う国民的愛らしさですが、ふくふくと太った大人猫の魅力がわかるのは本物の猫好きです。(何その本物って……)

 このトスカが、なにやら上等の猫種の猫ではなく、なんということもない猫なのもうれしい。

 春の花々や小鳥、かえるなど猫以外の自然も詳細に描かれており、眺めているだけでなごみます。こんなことを書くとかなり失礼ですが、本当にストーリーはなんということもないお話なのです。

 このごくふつうのありふれたお話を、こんなに魅力的な絵本にしてしまう、アン・モーティマーの画力と猫愛!

 猫を愛する方になら、子どもから大人まで全年齢におすすめできます。

 わたしはこのブログで、子どものためだけではなく、大人の和みとしての絵本もおすすめしています。
 世俗の問題にもまれ、心身ともに疲れきってしまった時は、純粋なものや愛らしいものを読んだり眺めたりすることで癒されたいと思うもの。
 絵本や児童書は読んでいる間に自分の内の子供心を遊ばせ、内側からゆっくりと癒すことができるのです。

 なにひとつ教訓的な内容はないけれど、この愛らしさは正義。いや、この絵本の教訓は「太った猫はかわいい!」でしょう。(異論は認める……)

 猫が大好きだけど住居などの理由で飼えないおうちのお子さまに。読み聞かせに。文章は全部ひらがなとカタカナなので、五十音が読めればひとり読み出来ます。また、子どもから大人まで全年齢の猫好きの方へのプレゼントに。もちろん、お年寄りにもおすすめです。

 春の花いっぱいの美しい絵本でもあります。表紙がとにかく愛らしく美しく、読み終わってもリビングにインテリアとしても飾れます。

 忙しい日常に疲れた猫好きさんは、ぜひ手にとって、癒されてくださいね。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。ふわふわの太った大人猫、トスカの愛らしさをあらゆる角度から愛でる絵本です。猫が大好きな方なら、子どもから大人まで癒されます。

 なんらかの事情でおうちで猫を飼えない猫好きのお子さま、大人におすすめです。プレゼントにも。

 

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