【くまのがっこう】こぐまたちのほのぼのな毎日。愛されるロングセラー【3歳 4歳 5歳】
くまのがっこうのくまのこたちは、ぜんぶで12ひき。ディッキー、ウーリー、アントン、アルバート、マックス、トフィー、ハリー、ベルナルド、ペーター、ヘルマン、ロイ、そしてジャッキーです。
この本のイメージ おしゃれ☆☆☆☆☆ かわいい☆☆☆☆☆ ほのぼの☆☆☆☆☆
くまのがっこう あだちなみ/絵 あいはらひろゆき/文 ブロンズ新社
<あだちなみ>
あだち なみ(1974年~)は、日本の絵本作家。1974年岐阜県多治見市に生まれる。岐阜県立多治見高校、多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒。玩具メーカー(株式会社タカラ)を経て2002年絵本作家、デザイナーとして活動を開始する。絵本「くまのがっこう」シリーズの作画を手がけている。
<あいはらひろゆき>
あいはら ひろゆき(相原 博之、1961年~2022年6月27日)は、日本の絵本作家、エッセイスト。宮城県仙台市出身。早稲田大学卒。
2002年初版のロングセラー絵本「くまのがっこう」のご紹介です。
とてもファンが多く愛されている絵本なので、一度はご紹介しなければと思っていました。
わたしは「くまのがっこう」が出版された時にはもう大人になっていて、かつ、人生でいちばん忙しい時期だったので、「くまのがっこう」世代ではないのですが、「この絵本がいちばん好き」と言う方々も多いと思います。
そんなわけで、初読です。
「くまのがっこう」は、バンダイキャラクター研究所が開発したオリジナルキャラクター第1号。作りこまれた設定と、おしゃれなデザインで、あっという間に人気ものになりました。
おそらく、絵本界では異色の存在だったのではないかと思います。
12ひきのこぐまたち、ディッキー、ウーリー、アントン、アルバート、マックス、トフィー、ハリー、ベルナルド、ペーター、ヘルマン、ロイ、ジャッキーが、なかよく暮らしているという設定の物語です。
どうやら、このこぐまたちは本当のきょうだいではなく、「くまのがっこう」とは寄宿舎(孤児院?)。それぞれのママがいるみたい。でも、そのママたちって何者なのでしょう……?
だって、このくまたち、ぬいぐるみみたいに「縫い目」があるのです。も、もしかして、この子たち、本物のくまではないの……?
でも、給食食べてますが!
ううむ、てっきり、シンプルなほのぼの動物ファンタジーだと思って読んでいたら、思いのほか、謎が多かった……。
11ひきのこぐまたちには、それぞれ性格があって、顔つきもよくみると違います。末っ子のジャッキーだけが女の子で、1番小さいのに、みんなのお母さんがわりをしている(と本人は思っている)と言う設定。
これが、長女でなくて末っ子だというのが、ほほえましい。長女がお母さんがわりだと、とたんに悲壮感が漂ってしまいますが、いちばん小さな女の子が「わたしがお母さんなんだから!」とがんばるのは、ただただ愛らしいですね。
かなりデザインから入った感じの絵本なので、伝統的な絵本のほうが好きな方と、「このおしゃれさがいいの!」と言う方とで好みが別れそう。でも、かわいらしさとかおしゃれさが、戦場のような育児の日々のなかですごく大切っていうのもわかります。
「かわいい」とか「おしゃれ」って、心の潤いなんですよね。へとへとに疲れたとき、かわいいものとかおしゃれなものが近くにあると、癒される。そして、この「くまのがっこう」のかわいさとおしゃれさの配分だと、うまい具合に親子でお揃いのものを使うことができます。絶妙。これは、子どもには楽しく、ママに優しい絵本なのだなあ。
くまたちが行儀よく並んで本を読んだり、楽しそうに絵を書いたり、運動したり、給食を食べたり。
でも、給食は自分たちで手分けしてお給仕するし、お掃除もしっかりやります。身の回りのことをちゃんと自分たちでやるくまたちなのです。読んでいると、おうちのお手伝いが楽しくなるかもしれません。
字はすべてカタカナとひらがな。絵がとにかく可愛らしく読みやすいので、ひとり読みにぴったりです。性別関係なく楽しめるので、男の子にも女の子にも。
不思議なくまたちの生活を描く「くまのがっこう」。
なんだか、まだまだ謎がいっぱいなので、続きを読んでみたくなりました。
忙しい生活のなか、「かわいい」も「おしゃれ」も補給したい、と言う方にはおすすめです。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
かわいらしくてほのぼのとしたファンタジー絵本です。ネガティブな要素はありません。しかし、語られていない不思議があり、HSCのお子さまなら、あれこれ想像するのが楽しそう。
可愛いグッズがたくさんあるので、読後も身近に感じることが出来ます。
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