【ゼロとワンが紹介 プログラミング言語のいろいろ】プログラミングをおぼえよう! 漫画形式のわかりやすい絵本【くもんのSTEMナビプログラミング】【小学校高学年以上】
小学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。これは、さまざまなプログラミング言語を漫画形式で説明する、子ども向けのわかりやすい絵本です。字が多くて少し読むのが大変ですが、必要なことが書かれています。
この本のイメージ プログラミング言語☆☆☆☆☆ 絵本でわかる☆☆☆☆☆ 読めれば何歳からでも☆☆☆☆☆
ゼロとワンが紹介 プログラミング言語のいろいろ くもんのSTEMナビプログラミング エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版
<エコー・エリース・ゴンザレス>
米国イリノイ州シカゴ出身。ワールドブック社の編集者として、百科事典の科学や技術に関する項の編集執筆を担当してきた。近年は、地球の気候変動に関するシリーズの共同執筆に取り組んだ。
<グラハム・ロス>
カナダのオンタリオ州にあるシェリダン・カレッジのイラストレーションコースを卒業後、トロントの出版社でブックデザイナーとして25年間勤務。退社後はフリーランスのイラストレーターとして、多くの児童書出版社と仕事をしている。子どもたちのためのアートやデザインのワークショップもおこなっている。
<山崎正浩>
1967年生まれ。慶應義塾大学卒。第一種情報処理技術者。京王電鉄株式会社でプログラマーとして勤務。2001年に退職し、その後翻訳業に従事。
<石戸奈々子>
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員多数。NHK中央放送番組審議会委員、デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。
小学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。
「コンピュータープログラミング」は従来型の学習とはまったくちがうので、ご家庭で保護者の方が勉強をみてあげるのも難しく、困惑している方も多いのではないでしょうか。
しかし、プログラミングは、従来型の学習が苦手なお子さまの中に適性があることが多く、「勉強が苦手」だと思われていたお子さまが意外な才能を発揮する場合があります。
このサイトでは、定期的に子ども向けのプログラミング教本や絵本、解説書をご紹介しています。どれも本職のプログラマーが選んだものですから、参考になるセレクトだと思いますよ。
さて、今回も、知人のプログラマーに登場してもらいましょう。ではどうぞ!
そして、コンピュータの世界での「原子」は、この本のガイド、ナビゲーターとして登場する、0(ゼロ)と1(ワン)です。あらゆる情報の元は0と1。すべてはココからできています。
どんな複雑なコンピュータグラフィックスも、ゲームも、AIも、コンピュータプログラムも、もちろんコンピュータ言語だって、すべてこの0と1が無数に組み合わさってできています。
この本、【ゼロとワンが紹介:プログラミング言語のいろいろ】は、0と1によって作られているコンピュータの世界で、コンピュータを動かすときに必須になる「プログラミング言語」のいろいろについて、そもそもの根源である0と1が紹介してくれる、そんな内容になっています。
最近流行りのPythonや、C言語、ヴィジュアルプログラミング言語であるScratchなどの高水準言語(余談:昔は高級言語といわれていました)についてはもちろんのこと、0と1の組み合わせそのままともいえる低水準言語である機械語などについての丁寧な説明は大変わかりやすいです。
この本に書かれたコンピュータの世界の「原子」、0と1を基礎にして理解していけば、より複雑に進化したコンピュータやプログラミング言語の世界を正しく学ぶ土台になることでしょう。
ありがとうございました!
コンピュータープログラミングを学ぶとき、もしもその子に適性があるならば、「学校で教えてもらえることとその周辺だけを理解してテストをしのぐだけ」で終わらせるのはちょっともったいない。
プログラミングとの出会いは、人生の扉を大きく開く場合があります。
もし、お子さまが興味をもって知りたがるようでしたら、どんどん学ばせてあげてください。パズルをしたり積み木を積んだり、算数が好きだったりするお子さまは、もしかしたらプログラミングに適性があるかもしれません。
言葉で自分のことを表現することが苦手な子でも、絵や音楽で自分を表現するのが得意な子がいます。それと同じように、プログラミングで「語る」人もいるのです。
わたしの周囲には、プログラミングという「ことば」で自己表現をしている人がいます。今現在生きづらさを感じている子は、プログラミングにチャレンジしてみるのも悪くは無いと思います。内向的な子ども全員にプログラミングが向いているとは限りませんが、試してみる価値はあります。
日本では、昔のテレビドラマなどの影響でIT関係のイメージが悪く、ITと言えば「金の亡者」か「犯罪者」か、みたいな時代がありました。
IT社長と言えばお金を無駄遣いする成金、プログラマーと言えば不正をするハッカー、みたいな時代が長く、プログラミングやITにいいイメージを持たない年配の方はまだまだいます。
でも、プログラミングやテクノロジーは、いままで生きづらさを感じていた人に新しい可能性をひらいてくれるかもしれない。
従来型の学習が苦手でも算数やパズルだけは大好きという子はプログラミングに適性があるかもしれないのです。
音楽が大好きだけど専門的な音楽教育を受けられる環境にない子でもデジタルで作曲ができる時代です。
絵が上手だけども色彩感覚だけが苦手な子はデジタルで彩色すればカラーで絵が描けます。
テクノロジーを使いこなすことは「甘え」ではありません。「可能性」です。
大多数の人とおんなじことができなくてもいいじゃないですか? むしろ、「今」だからこそ、誰も想像できなかったことができるような時代です。試してみるのも悪くないかもしれませんよ?
これは、さまざまなプログラミング言語を解説してくれる絵本です。
プログラマーさんたちにも得意な言語がそれぞれあって、向き不向きがあります。ひとつの言語の習得がうまくいかなかったからといって、ほかの言語もそうかと言うとそうとはかぎりません。
オーソドックスなC言語から学ぶのもいいですし、Pythonなどの新しい言語ならばベテランと初心者の差がつきにくくて始めやすいかも。自分にあった言語を探してみてくださいね。
また、これからはプログラマーと会話することが増える時代ですから、プログラマーとまではいかなくても「プログラミングはできないけれど、プログラマーと仕事の話はまあまあできる」と言う人もそこそこ重宝されます。
「とりあえず、どんなものなのか」を理解しておくために、子ども向けの解説書を読んでおく、というのもおすすめです。
絵本という手軽な形になっているのもいいですね。
「ルビィのぼうけん こんにちはプログラミング!」「プログラミングガールズ!」を読んで、プログラミング的考え方を学んだあとは、この絵本を読んでみるといいでしょう。
学校になじめない、登校できないなど、苦しい事情を抱えているお子さまにも、もしかしたら可能性の扉をひらくきっかけになるかもしれません。
プログラミングは自分と向き合う行為なので、人付き合いが苦手でも、コツコツ続ければ成果を出すことができます。誰にでもというわけではありませんが、誰かの何かの助けになるかもしれません。
求めている子の手に届きますように。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
様々なプログラミング言語を紹介してくれる絵本です。中身は漫画形式になっていて、翻訳本なので横書きです。かなり字が多くて、学習雑誌に掲載されている学習漫画のような感じです。
ネガティブな要素はありません。わかりやすくて、読みやすくい絵本です。絵本といっても、文字の分量がかなり多いので、基本的なプログラミング知識を別の絵本で学んでから読むのがおすすめです。まずは「ルビィのぼうけん こんにちはプログラミング!」からはじめて、次にこちらへすすむのがいでしょう。
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