【チップが案内ハードウェアの役割】コンピューターを学ぼう! 漫画形式のわかりやすい絵本【くもんのSTEMナビプログラミング】【小学校高学年以上】

2024年3月31日

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チップが案内 ハードウェアの役割  くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

小学校のカリキュラムにプログラミングが追加されました。これはコンピューターの機械的な構造をわかりやすく説明した絵本です。いつも使っているコンピューターの中はどうなっているのかな? 

この本のイメージ  ハードウェア☆☆☆☆☆ 絵本でわかる☆☆☆☆☆ 読めれば何歳からでも☆☆☆☆☆

チップが案内 ハードウェアの役割  くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

<エコー・エリース・ゴンザレス>
米国イリノイ州シカゴ出身。ワールドブック社の編集者として、百科事典の科学や技術に関する項の編集執筆を担当してきた。近年は、地球の気候変動に関するシリーズの共同執筆に取り組んだ。

<グラハム・ロス>
カナダのオンタリオ州にあるシェリダン・カレッジのイラストレーションコースを卒業後、トロントの出版社でブックデザイナーとして25年間勤務。退社後はフリーランスのイラストレーターとして、多くの児童書出版社と仕事をしている。子どもたちのためのアートやデザインのワークショップもおこなっている。

<山崎正浩>
1967年生まれ。慶應義塾大学卒。第一種情報処理技術者。京王電鉄株式会社でプログラマーとして勤務。2001年に退職し、その後翻訳業に従事。

<石戸奈々子>
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員多数。NHK中央放送番組審議会委員、デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。

 小学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。「コンピュータープログラミング」は従来型の学習とはまったくちがうので、ご家庭で保護者の方が勉強をみてあげるのも難しく、困惑している方も多いのではないでしょうか。

 しかし、プログラミングは、従来型の学習が苦手なお子さまの中に適性があることが多く、「勉強が苦手」だと思われていたお子さまが意外な才能を発揮する場合があります。

 内向的で計算やパズルが大好き、おもちゃや機械を分解して中身を確かめたがる、何かを組み立てるのが大好きなお子さまは、コンピューター関係の仕事やプログラミングに適性がある可能性があります。

 このサイトでは、定期的に子ども向けのプログラミング教本や絵本、解説書をご紹介しています。どうか参考にしてみてくださいね。

 さて、今回も、知人のプログラマーに登場してもらいましょう。ではどうぞ!

チップが案内「ハードウェアの役割」
 
 以前紹介した0と1(ゼロとワン)のプログラミング言語についての本の姉妹編。

 プログラム(ソフトウェア)が動作するためのハードウェアの基本が説明されています。
 プログラムを動作させるための「機械」として、ハードウェアが必要。
 なんてことは、コンピュータの知識がある大人にはごくごく当たり前のこと。当たり前すぎて改めて説明するのは逆に難しく感じてしまいます。

 この本ではそのあたりがじつにうまく説明されています。つまり「見えて触れるもの」をハードウェア、「見えないし触れない」ものがソフトウェアだよ。と、シンプルに解説してくれているのです。

  そして、そんなハードウェアにはどのような種類があり、様々な場所で役立っていること、ハードウェアを構成しているコンピュータの内部の部品はどんなモノがあるのか、などなどを紹介した上で、ハードウェアは、目的に会ったソフトウェアと協力することで無限大の可能性を実現してくれる、影の力持ち(物体ですからね)なのだ、ということが上手く理解できるようになっています。

 スマートフォンやノートパソコン等、最近ではコンピュータの内部ハードウェアに触れることが難しい世の中になっています(デスクトップPC等を分解してみるとわかりやすいのですがね!)

 そんなコンピュータの中にもいろいろな部品があって、協力して動いているということを、小さな子どもでも十分理解できる構成になっているわけです。

 ヒトに肉体と精神があるように、コンピュータにはハードウェアとソフトウェアがあります。どちらかだけではうまく動けません。そのような根本的なところを、シンプルにうまく解説してくれている良著でした。

 ※サイエンスライターの鹿野司さんが10月17日に63歳の若さでご逝去されたそうです。長年とても分かりやすく面白い記事を書かれたり科学解説をしてくださった方です。私も楽しみつつとても学ばせていただきました。この場を借りて心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 ありがとうございました!

 昔ながらのプログラマーは、コンピューター黎明期からコンピューターの発展とともにプログラミングをしてきたので、コンピューターの機械的構造とプログラミングの両方の深い知識があります。

 プログラミングを追及するとき、ハードウェアの知識があるのとないのとでは最終的に大きな差がついてくるので、小さな頃にハードウェアの基本について学んでおくと、あとあと有利になることでしょう。

 この絵本は、学習漫画の形で、コンピューターのハードウェアについて基本的なことを説明しています。

 また、スマートフォンや家電など、身近なものにコンピューターが組み込まれていること、それがどのように動いているかを丁寧に説明してくれています。

 とくに、ゲーム機を例にして説明してくれている部分は具体的で、とてもわかりやすい。
 これを読むと、身の回りの電子機器にもっともっと親しみを感じられることになることでしょう。

 従来型の学校になじめなかったり、集団活動が苦手だったりするお子さまの中に、プログラミングに適性がある子が一定数います。

 集団活動が苦手な子どもは体内時計がふつうの子とちがう場合が多く、集中すると何時間でも食べなくても寝なくても勉強や作業ができたり、疲れるとパタンと寝てしまったりと、一般的な時間割どおりに行動できなかったりします。

 しかし、この「のめりこんで長時間集中する」という状態がつくれるのは、才能でもあるので、もしもそのようなことで生きづらく感じているお子さまは、ぜひ、絵を描いたり、工作をしたり、プログラミングをすることを試してみてください。

 「自分だけの何か」が見つかるかもしれません。

 プログラミングや機械工作は自分と向き合う作業なので、コツコツ続けると成果を出すことができます。内向的で大人しい子すべてに才能があるわけではありませんが、試してみる価値はあります。

 必要としている子に届くことを祈っています。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 コンピューターのハードウェアについて、詳しく説明してくれる絵本です。中身は漫画形式になっていて、翻訳本なので横書きです。かなり字が多くて、学習雑誌に掲載されている学習漫画のような感じです。

 ネガティブな要素はありません。わかりやすくて、読みやすい絵本です。絵本といっても、字が小さく、文字の分量がかなり多いので、ある程度文章が読めるお子様向け。

 様々な身近なものの中にはコンピューターが入っていることがわかり、より親しみを感じられるようになります。

 

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