【チリとチリリ】雪の日のファンタジック・サイクリング。心温まるぽかぽかメルヘン絵本【ゆきのひのおはなし】【4歳 5歳 6歳】

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チリとチリリ ゆきのひのおはなし どいかや/作 アリス館

はつゆきがふりはじめたごご チリとチリリはじてんしゃででかけることにしました……あたりは一面の銀世界。氷のお城に入ってゆくと、動物たちがくつろぐ氷の大広間が……不思議なファンタジックサイクリング。

この本のイメージ サイクリング☆☆☆☆☆ ファンタジー☆☆☆☆☆ 雪☆☆☆☆☆

チリとチリリ ゆきのひのおはなし どいかや/作 アリス館

<どいかや>
1969年東京に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業。「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」(萱野茂・文)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。「チリとチリリ」シリーズ、「チップとチョコのおでかけ」「おはなのすきなトラリーヌ」「ねこのかあさんのあさごはん」「ハーニャの庭で」「ナナカラやまものがたり」「ぼくたちねこなのゆかいな8ぴき」「ポーリーちゃん ポーリーちゃん」など、自然や生き物への愛情があふれる絵本を数多く手がけるほか、緑ゆたかな山間で猫たちと暮らす日々をつづった「ちっぽけ村に、ねこ10ぴきと。」などのエッセイも発表している

チリとチリリ ゆきのひのおはなし どいかや/作 アリス館

 

 先日、アリス館さまの「たびする木馬」のレビューを書いたことで目に留めていただいたらしく、可愛いピンバッジをいただきました。本当にありがとうございます。

 少し認めていただけた気がして、ちょっぴり誇らしく、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

 本日ご紹介するのは、アリス館さまの、かわいいふたりの女の子、チリとチリリの絵本シリーズ。「ゆきのひのおはなし」は2010年初版です。

 「チリとチリリ」のシリーズはチリとチリリという女の子ふたりが、自転車にのって様々な場所をサイクリングする、ファンタジックなストーリー。チリとチリリは自転車にのって海の底へも氷の世界にもゆきます。

 すでにシリーズが8冊出版されており、どの話から読んでも理解できる一話完結物ですが、最初から順番にお読みになりたい場合は、まずは「チリとチリリ」からお読みください。

 「チリとチリリ」のレビューはこちら

 今回の「ゆきのひのおはなし」は、寒い冬にぴったりのおはなしです。

 チリとチリリは初雪が降り始めた午後、ふたりでサイクリングに出かけます。
 すると、だんだん雪が降り積もり、やがて不思議な氷のドアがある場所へ。

 ドアの向こうは氷のお城。
 まずはカウンターでウェルカムドリンク。りんごとニッキのホットフルーツパンチ。

 身体がぽかぽかになったら、氷の廊下を奥へゆくと大広間へ。

 たくさんの動物たちがくつろいでいます。
 みんなと一緒にビー玉遊びをしたあとは温泉へ。

 湯上りには、ふわふわの温泉蒸しパンを食べます。

 やがて夜になり……

 ……と、いうのがあらすじ。

 今回のチリとチリリは白いふわふわの帽子とコート、お揃いの手袋とブーツ。「銀河鉄道999」のメーテルの服を白くしたような、かわいい冬服を着ています。
 家を出たときには、雪が降り始めたばかりだったのに、ふたりがサイクリングをしていると、あたりはあっと言う間に銀世界。
 ただひたすら可愛らしく、美しく、ファンタジックなストーリーです。

 わたしは、このサイトで「大人のための児童書読書」「大人のための絵本」をおすすめしています。

 ここ10年、天変地異や感染症や、不景気や、個人の努力ではどうしようもないような出来事が続いています。また、テクノロジーの進化の時が訪れて、個人が処理しなければならない情報量が爆発的に増えました。

 悩みも困難も多く、やらなければならないことが多いのに、心がついていけない……そんな人も多いのではないでしょうか。

 わたし自身、たまに「今日はちょっとしんどいな」とへこたれてしまうことがあります。
 そんな日は、やることを単純化して、温かい飲み物と温かいお風呂、ハーブやアロマの力を借りて心身を休めるように心がけています。

 若いときは、お風呂上りに読書して気持ちを持ち上げたものですが、最近は本当にしんどくなると本を読むことも出来ません。

 そんなときに助けになるのが絵本です。

 小さな子ども向けに描かれた絵本の絵は、混じりけなしの純粋なパワーがあり、そのピュアな力は大人の疲れた心も癒してくれます。

 ただただ清らかな、ひとかけらもネガティブな要素がない何かに触れて回復したいと思うとき、おすすめなのが「チリとチリリ」。

 ふたりの女の子がおそろいの服を着て自転車でサイクリングするだけのお話なのですが、読んでいるだけでなんだかとってもほっとするのです。

 文章はひらがなとカタカナで書かれており、50音が読めれば、お子さまがひとりでも読めます。読み聞かせをして「これ、どんな味だろうねえ」とかお話しながら読むのも楽しそうな絵本ですが、ここはぜひ、大人の和み本として。

 お気に入りの紅茶やお気に入りのお菓子を用意して、ゆっくりゆっくりページをめくれば、じわじわと疲れた心に愛らしさ、かわいらしさがしみこんできます。

 とくに何の教訓もないお話ですが、疲れたときはそれがいいのです。

 自分へのねぎらいに、そして、大切な誰かへのプレゼントに。
 大人の癒しアイテムの一つに、絵本を加えてみませんか?

 そして、元気が出たら自転車でおでかけしてみましょう。
 きっと、何か、新しいものが見つかるはず。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

  HSPにも、HSCにもおすすめの絵本です。ネガティブな要素がひとつもありません。
  寒い日や疲れた日に読むと、冬の寒さも悪いものではない気がしてきます。

  読後はシナモンの効いたアップルティーと、ふかふかの蒸しパンでティータイムを。

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