本棚

むかしむかし、一本の梨の木を育てている男がいました。この木からは毎年かご四つ分の梨が取れ、それを王様におさめるきまりでした。ところがある年、梨はかご三つ半しか実りませんでした。そこで男は末の娘をかごにいれ、上から葉っぱをかぶせたのです ...