本棚

ある日、古い百人一首の箱から、「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに」のふだが消えてしまった。対となる「やくやもしおの身もこがれつつ」のふだが、「来ぬ人を」のもとへ行きたいと神様にお祈りすると、なんと貴族の女の子の姿になって、百人一首成立の時 ...