【おかあさんといっしょ】もうすぐ母の日!動物たちのお母さんと子どもたちの愛らしい絵本。【2歳 3歳 4歳】

広告

おかあさんといっしょ  薮内正幸/作 福音館書店

子犬がお母さんと遊んでいます。何をして遊んでいるのかな?ライオンの子がお母さんと遊んでいます。何をして遊んでいるのかな?……リアルな筆致で動物たちの親子を描く、幼児用絵本です。(おかあさんといっし  薮内正幸/作 福音館書店)

この本のイメージ 親子☆☆☆☆☆ 動物☆☆☆☆☆ 母の愛☆☆☆☆☆

おかあさんといっし  薮内正幸/作 福音館書店

<薮内正幸>
1959年、高校卒業と同時に上京。 図鑑画を描くため福音館書店に入社し、図鑑・絵本の画を担当する。 他社からの画の依頼が増えたため、1971年にフリーランスに転身。 動物画家として図鑑、絵本、広告など幅広い分野で活躍する。

 もうすぐ母の日なので、母と子に関する絵本をご紹介しています。
 本日ご紹介するのは乳幼児用絵本「かあさんといっしょ」。初版は1983年です。

 母子の関係というのは、幼児の発育に大きな影響を与えます。もちろん、父と子の関係も大切なのですが、出産というイベントがあるぶん、母親の影響力はより大きいのです。

 このブログでは、定期的に「自己肯定感」について、テーマとして取り上げています。

 「自己肯定感」とは、自分自身のことを失敗や欠点も含めてありのまままるっと受け入れる心のことです。

 役に立つからとか、誰かより優れているからとか、お金を持っているからとか、容姿がいいからとか、そういうこととは全く関係なく、「ありのままの自分でいいんだ」と、自分で自分自身を受け入れることができるのが自己肯定感です。

 この自己肯定感は、生きてゆくうえで大きな困難にぶつかったときの乗り越える力になったり、自分とはちがう考えの人を尊重できる思いやりとなったり、過剰に自分を責めすぎずに許せるようになったりと。大人になってからの人生を大きく支えます。

 では、この自己肯定感はどのように育まれるかというと、何ひとつ他人のために役に立たない、他人に利益をもたらさない、ときに迷惑ですらある、乳幼児の時代にありのままを深く愛された記憶によって育ちます。

 人は何の役にも立たない、泣くことしかできない赤ちゃんとして生まれ、最終的には弱り切った老人となって人生を終えます。その間には多くの山があり、谷があります。

 好調のときだけでなく、不調のときも、なんとかして生きてゆかねばならないのが人生…… そのときに、幼児期に愛された記憶が土俵際のふんばりを支えるのです。

 「かわいいから褒められた」「おりこうだから褒められた」「お手伝いをするから褒められた」「成績がいいから褒められた」と言うのは「条件付肯定」です。

 そうではなく、「あなただから」大好き、という「絶対肯定」が自己肯定感の土台になります。

 とはいえ、それは何のしつけもせずにやりたい放題やらせるという意味ではありません。悪いことは悪い、ダメなことはダメ、を教える以前に、かといっておいたをしたからといって生きている価値がないわけではない、失敗したからと言って親の愛を失うわけではない、と言う安心感のあってのうえで、なのです。

 親の立場からしたら、そんなことくらいで親は子どもを捨てないよと思うんですが、内気で口下手な日本人はなんでもないときになんでもない愛情を向けるのが不得手です。

 そんなとき、母の愛情がたっぷり詰まった絵本を読み聞かせすることで、伝えきれなかった愛情が伝わったりします。

 また、なんらかの事情で過酷な子ども時代をおくらざるをえなかった大人の方も、親の愛の詰まった絵本を読むことで、心の中の「母なるもの」「父なるもの」にアクセスし、深い癒しを得ることもできます。

 絵本は、心の深い部分を支えてくれる、大切なツールなのです。

 この絵本は、様々な動物たちの親のすがたがリアルな筆致で描かれています。
文章はすべてひらがな。
 「何をして遊んでいるのかな?」「何を食べているのかな?」などと問いかけながら読み聞かせいると、深いコミュニケーションが得られます。

 もうすぐ母の日。お休み前の読み聞かせにぜひどうぞ!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素は全くありません。

 動物の親子の様々なすがたが精密な筆致で描かれています。動物なので、保護者の方が男性であっても、そんなに違和感を感じないと思います。 

 動物好きなお子さまには特におすすめします。

商品ページはこち

お気に入り登録をしてくださればうれしいです。また遊びに来てくださいね。
応援してくださると励みになります。

にほんブログ村 本ブログへ

広告