【ドラゴン学総覧】もし、本当にこの世にドラゴンがいたら?わくわくしながらページをめくる架空の生物の大図鑑【子供から大人まで】

2022年1月10日

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ドラゴン学総覧 ドゥガルド・A・スティール  今人舎

図鑑を読んでると、わくわくしてきます。それが、ドラゴンの図鑑だったら?本当にドラゴンに会える気分になってくる、ドラゴンの図鑑です。

この本のイメージ わくわく☆☆☆☆☆ かっこいい☆☆☆☆☆ 不思議☆☆☆☆

ドラゴン学総覧 ドゥガルド・A・スティール  今人舎

ドラゴン学総覧 ドゥガルド・A・スティール  今人舎
画像がちょっとわかりにくいですが、重厚な表紙です。

 子供って、童話系の本が好きな子と図鑑系が好きな子の二種類いるんですって。
このサイトでは、童話系の本のご紹介が多いんですけど、図鑑系もご紹介しなくては!と、今回は、素敵な図鑑のご紹介。

 これは、ドラゴンの図鑑なんです。

 ドラゴンが、この世にもし実在したら、という過程で作られてるので、すべての記述がリアル。ページをめくるだけでわっくわくです!!


第一章は、「ドラゴンの種類」。いろんなドラゴンの説明です。

 しょっぱなに「生き残っているドラゴン」って見出しが書いてあるのがすごい。
現存するドラゴンってことですよね…

ドラゴン学 ドゥガルド・A・スティール  今人舎
こちらも好評。同じ作者の「ドラゴン学」。こちらはドラゴンの飼いかたなどがメイン。装丁はこちらのほうが綺麗で、インテリアにも。

 ヨーロッパドラゴン、ナッカー、ガーゴイル、ワイバーンなどなど……世界にこんなにたくさんの龍がいるなんて知らなかったです。(いや、架空の存在なんですけど)

 身体のサイズ、特徴、体色、鳴き声、食べ物、生息域、それだけでなく、「主な攻撃」とかも書いてあります。図版も多く、イラストはリアル系で、とても美しい。ポーズも様々で躍動感にあふれています。

 日本の龍についての記述もあります。好きな食べ物が「さくらんぼ」って書いてあるのがかわいいです。日本の花といえば桜と思って書いてくれたんでしょうけどど、ソメイヨシノって、食べられる果実を結びませんよね。でも、さくらんぼ好きな龍ってかわいい。

 第二章は、「ドラゴンの生態」です。
成長過程や、骨格、身体のしくみ、翼の種類などなど…。これも、実在の生物の図鑑さながらの詳しさです。

 第三章は「ドラゴンの生息地と習性」。
ドラゴンが「実在する」と仮定して、生息地や習性について書かれています。様々な生息地、食事、季節性の渡り、宝の溜め込み方など……。そうそう、ドラゴンは宝を溜め込むんですよ。

 第四章は「ドラゴンとのつきあい方」。
ここでは、有名なドラゴン学者(架空の人物)や、「ドラゴン協会」(架空の団体)について書かれています。また、ドラゴンとのコミュニケーション方法や、一緒に遊ぶ方法、ドラゴン文字などなど。すごい!ドラゴンが一匹ほしくなっちゃいます。(ドラゴン欲が膨らんだ方は、ぜひ同じ作者の「ドラゴン学」をどうぞ)

 第五章は「実践的ドラゴン学」。
この章には、病気のドラゴンの世話の仕方や、ドラゴン用の薬について書かれています。病気のドラゴン……ものすごい想像力だわ。愛が無いとそこまで作れないわ……。

 この本自体が、ファンタジーの世界の賢者の本棚にありそうなつくりで、家に一冊あると、はてしなく想像力をかきたてられそうです。一冊あるだけでも、ものすごい存在感で、インテリアとしてもおすすめです。

 部屋の中にいても、想像力の力は無限大です。
今は、できないことは多くても、心の力が強ければ乗り越えられるはず。

 存在しない生物のために、よくここまでの記述と図版をそろえられたなと思います。書いた人の心の中には、力強い確かさでドラゴンが棲んでいるのですね。

 人の心の、「生み出す力」ってすごい。

 大空に羽ばたいていくドラゴンの翼にのって、想像力の力で困難を乗り越えていきましょう。
大人にも子供にも、おすすめのファンタジー図鑑です。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。ファンタジーファンならおすすめです。長い物語を読む気力がないときは、温かいスープや、マグカップいっぱいのジンジャーチャイ、ココアなどをお供に、お好きなページをぱらぱらとめくってみて。
不思議と元気が出てきます。

ファンタジー図鑑にはこんなのもあります。

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