【アポロンと5つの神託2】人間にされたアポロンがインディアナポリスを駆ける!【闇の予言】【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン3】【小学校高学年以上】

2024年4月14日

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アポロンと5つの神託 2  闇の予言  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン3】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 

神託を追って旅をするアポロンたちはシューターステーションに逃げ込んだが、そこで最近ハーフたちが連れ去られている事件を耳にする。メグと再会したアポロンはインディアナポリスで二人目の暴君と対峙するが……(アポロンと5つの神託 2  闇の予言  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン3】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 )

この本のイメージ ファンタジー☆☆☆☆☆ ネオギリシャ神話☆☆☆☆☆ いつもの仲間たちもいるよ☆☆☆☆☆

アポロンと5つの神託 2  闇の予言  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン3】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 

<リック・リオーダン>
リチャード・ラッセル・ライアダン・ジュニア(Richard Russell Riordan, Jr.、1964年6月5日 ~ )はアメリカ合衆国の推理作家、児童文学作家、ファンタジー作家。通称リック・ライアダン(Rick Riordan)。日本ではリック・リオーダンあるいはリック・ライオダンとも呼ばれている。代表作は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」。

アポロンと5つの神託 2  闇の予言  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン3】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 

ギリシャ神話の神々が現代によみがえる、リック・リオーダンのファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(Percy Jackson & the Olympians) のシーズン3「アポロンと5つの神託」(The Trials of APOLLO)の第2巻「闇の予言」です。
 原題はThe Trials of APOLLO;The Dark Prophecy.原書初版は2017年。日本語版初版は2018年。

 このシリーズは、シーズン1から完全にお話が続いていますので、まずは「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」第1巻「盗まれた雷撃」からお読みください。

 シーズン1第1巻のレビューはこちら

 今回のお話は……

 五つの神託を復活させるべく、旅を開始したアポロン、リオ、カリュプソ。
 旅の途中で、ハーフや人間になった神が身を隠しているシェルターステーションに逃げ込みます。

 そこで、最近ハーフたちが攫われているかもしれないと耳にするアポロン。
 救出に向かう途中にメグと再会し、ともに敵のもとへと向かいますが、インディアナポリスはアポロンとも浅からぬ因縁がある二人目の暴君が支配している土地でした……

 ……と、いうのがあらすじ。

 第1巻では神の力をすべて失って四苦八苦するアポロンが描かれましたが、今回のお話では時々、神の力が復活します。

 それは、「自分以外の誰かが危機に瀕して助けたいと思ったとき」。
 自分勝手なナルシシストに見えるアポロンですが、実は優しいところがあるんですね。

 メグも養父の呪縛から逃れ、アポロンのもとへ駆けつけます。
 このふたりは本当にいいコンビ。

 今回は、ゼウスの娘タレイアなどシーズン1からのおなじみのキャラクターも登場します。これから続々と結集してきそう。

 なぜアポロンは人間にされてしまったのか、ゼウスの真意はなんなのか、暴君ネロの本当の狙いはなんなのか、メグの母デメテルはどうしているのか……まだまだ解き明かされていない謎はいっぱい。

  文章は細かく章に別れていてアポロンの一人称なので読みやすいのですが、かなりボリュームがあり鈍器になりえる分厚さです。
  すべての漢字に振り仮名があるわけではないので、小学校高学年からがおすすめ。小説を読みなれた方向けのシリーズです。

 また、固有名詞がアメリカ名、ローマ名、ギリシャ名と難しいカタカナの名前が入り乱れるので、読むと混乱してしまう方もいるかもしれません。キャラクターの数も多め。メモやふせんを駆使してみましょう。
 キャラクター相関図を作ってみるのも楽しいでしょう。

 今回も各章のタイトルはアポロンの「俳句」形式になっています。俳句って言うより川柳かも……

 最終的には「パーシー・ジャクソンシリーズ」のキャラクター大集合になりそうな予感のこのシリーズ、続きを読むのが楽しみです。

 ※この本には電子書籍もあります。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 戦闘シーンも流血シーンもあります。気をつけて書かれているのであまり気になりません。「そういうシーンがあるのだな」とあらかじめ知っていれば大丈夫という方にはおすすめです。キャラクターが多いので群像ものが好きな方に。
 登場人物や怪物の名前がギリシャやローマの名前で複雑なので、メモをとったりしたほうがわかりやすいかもしれません。

 読後はキャロットケーキでティータイムを。

 

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