【ルルとララ】フレンチトーストをつくってみよう!ピンチをチャンスにする素敵なお菓子【ルルとララのフレンチトースト】【小学校低学年以上】
いつも森の動物たちでにぎわっている「木のぼりひろば」。けれど、あるとき、嵐が吹き荒れて木がなぎ倒されてしまいました。悲しむ動物たちにルルとララは…… (ルルとララのフレンチトースト あんびるやすこ/作 岩崎書店)
この本のイメージ フレンチトースト☆☆☆☆☆ ピンチをチャンスに☆☆☆☆☆ 工夫次第でたのしく☆☆☆☆☆
ルルとララのフレンチトースト あんびるやすこ/作 岩崎書店
<あんびるやすこ> 群馬県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。テレビアニメーションの美術設定を担当。作品に「だっこちゃんどこ?」「まじょのまほうやさん」「こじまのもり」シリーズなど。
かえでの森のお菓子屋さん、小学生店長のルルとララが手作りお菓子で森の動物たちのお悩みごとを解決する「ルルとララ」シリーズ。今回ご紹介するのは「ルルとララのフレンチトースト」です。初版は2014年。
今年はお正月から大事件続きで、何もない状態の方ですらニュースを見ているだけで心がすり減ることもあるかと思います。
でも、被災地の方のほうがずっと辛いですし、とにかく平穏な日が1日でも早く訪れますようにとお祈りしています。
この国は自然災害が多く、それを耐え忍ぶことで発展してきたところがあります。多少の不自由さは我慢できる国民性がありますが、続きすぎ、重なりすぎると折れてしまうこともあります。
大変な状況の方はどうぞご自身の安全を確保することを優先し、大変な状況を少しだけ抜け出せた方は、ご自身の心身の健康を優先してくださいね。
今回ご紹介する「ルルとララのフレンチトースト」は、固くなったパンをおいしいお菓子に変身させるフレンチトーストを通じて「ピンチをチャンスにする」「災い転じて福となす」創意工夫の楽しさを描いています。
正直、本当に大変な時は「ピンチをチャンスになんてそんな簡単にできるか」「余裕ないわ」って気持ちにもなるのですが、でもそんなときでもおいしいお菓子ひとつで気持ちがアガることもあります。
フレンチトーストは生の卵を使うので、お子さまが作るときは不潔にならないよう、卵が痛まないよう気を付けないといけない料理ですが、それさえ気を付ければ、固くなって食べられなくなったパンをおいしく食べられ、様々なバリエーションもある素敵にお菓子です。
この本でも紹介されているオレンジジュースで作るフレンチトーストはわたしも昔作ったことがありますが、さわやかな甘さがおいしいお菓子でした。
また、ジャムサンドやチーズサンドをそのままフレンチトーストにしてもおいしいんですよ。
今はランチパックのようなあらかじめはさんであるパンがスーパーで売っていますが、あれをそのままフレンチトーストにして食べるのも人気です。
創意工夫で様々なバリエーションが楽しめるのがフレンチトーストのいいところ。
卵と牛乳で作った液は、岩石のように固くなってもう食べられないのではと思われたパンも意外と復活させてくれるので頼もしい存在です。パンの耳でもOK。
個人経営のパン屋さんだとパンの耳を格安でサービスしてくれることがありますが、あの耳で作ったフレンチトーストは一人暮らしの強い味方になります。
グラタン皿に入れて卵液をかけ、そのままオーブントースターで焼いたパンプディングもパンの耳からつくったとは思えないおしゃれさです。
今年は幕開けからかなりハードな年になってしまいましたが、気を楽にすること、楽しく過ごすこと、すこしだけ甘いお菓子を食べてほっとすること、などを忘れずに心身を大切にして生きていきましょう。
しわしわになった心も卵液を吸い込んだフレンチトーストのように、あたたかくふっくらと蘇ってくるかもしれません。
みんなが穏やかに楽しくすごせる1年になりますように。
そして、おいしいお菓子を楽しめる1年になりますように。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はありません。悲しいことがあってもピンチをチャンスにして楽しく過ごすお話です。
落ち込んだ時に元気が出るかもしれません。
フレンチトーストのバリエーションレシピが豊富で、どれも作りたくなります。
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