【黒魔女さんが通る!!】大人気オカルトコメディーシリーズの第一巻。突然の黒魔女修行?【チョコ、デビューするの巻】【小学校中学年以上】

2024年4月16日

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黒魔女さんが通る!! チョコ、デビューするの巻  石崎洋司/作 藤田香/絵  講談社青い鳥文庫

あたし、黒鳥千代子。通称チョコ。ある日、クラスメイトと「キューピットさん」をしていたら、たまたま花粉症のあたしは「キューピットさん」と言うつもりで「ギュービッドさん」になってしまい……(黒魔女さんが通る!! チョコ、デビューするの巻  石崎洋司/作 藤田香/絵  講談社青い鳥文庫)

この本のイメージ オカルトコメディー☆☆☆☆☆ 抱腹絶倒☆☆☆☆☆ 愉快痛快☆☆☆☆☆

黒魔女さんが通る!! チョコ、デビューするの巻  石崎洋司/作 藤田香/絵  講談社青い鳥文庫

<石崎洋司>
東京都生まれ。慶応大学経済学部卒業後、出版社に勤め、「ハデル聖戦記」でデビュー。「世界の果ての魔女学校」(講談社)で野間児童文芸賞、日本文芸家協会賞受賞。主な著書に、「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、「チェーン・メール」(講談社)、「マジカル少女レイナ」シリーズ(フォア文庫)ほか多数。翻訳の仕事に「クロックワークスリー マコーリー公園の秘密と3つの宝物」(講談社)、「少年弁護士セオの事件簿」シリーズ(岩崎書店)などがある。

<藤田香>
関西出身。水瓶座のB型。書籍、雑誌、ゲームなどのイラストで幅広く活躍中。おもな本の挿絵に「リトルプリンセス-小公女-」、「若草物語」シリーズ、「黒魔女さんが通る!!」シリーズほか多数。画集に「Fs5」がある。

 大人気のオカルトコメディーシリーズ。本編は完結しているようです。記念すべき第一巻の初版は2005年。

 お話は……

 オカルトマニアのチョコこと黒鳥千代子はたまたまクラスメイトに頼まれて「キューピットさん」を呼び出していたら、まちがって黒魔女を呼び出してしまいました。

 花粉症だったため「キューピットさん」と言ったつもりが「ギュービッドさん」になってしまったからです。

 黒魔女ギュービッドにどういうわけか見どころがあると思われてしまった千代子は、ギュービッドの弟子として黒魔女修行をするはめに。

 修行中に学校やクラスメイトの事件に巻き込まれ……

 ……と、いうのがあらすじ。

 短編集になっており、

 第一話 学校の怪談vs黒魔女さん
 第二話 黒魔女さん原宿へ行く!
 第三話 黒魔女の初恋!

 の三話が収録されています。

 千代子がギュービッドのスパルタ指導で黒魔女修行を無理やりさせられることとなり、その過程で事件に巻き込まれ、解決してゆくことになります。

 悪者も登場します。が、チョコちゃんが正義の成敗を下すのではなく、チョコちゃんはチョコちゃんとして必死で黒魔女修行をしていたら、なりゆきで巻き込まれてひどい目に遭うというのが基本パターン。

 「黒魔女」という一見おどろおどろしいワードが使われていますが、驚くほど影がなく、明るくはつらつとしたオカルトコメディーです。

 わたしはただ善い者と悪者が出てきて、単純に悪者が成敗されるだけの懲罰系は苦手なのですが(好みの問題です。児童文学には必要なジャンルではあります)、「黒魔女さん」は単純な勧善懲悪ではないのと、ドロドロしたところがなくさわやかなのです。

 藤子不二雄F先生の作品のような、明るくてすがすがしいテイストがあります。(タイトルはA先生の「魔太郎がくる!」みたいなのに……)

 ギュービッドの黒魔女修行にも早起きをしたり掃除をしたりするなど、小さな女の子がやるべきことがちょっぴり潜んでいたりして健全な児童小説らしさもありながらも説教臭くない。

 キャラクターはそれぞれ個性が強く、問題点もありながら魅力的に描かれています。これから登場キャラも増えてくるのでしょうし、すごく楽しみ。

 文章はチョコちゃんの一人称なのですが、これが非常に読みやすく、ところどころに掛け合い漫才のようなツッコミも入っていてリズミカル。
 漫画を読んでいるような、アニメーションを見ているような気持ちですいすいと読めてしまいます。驚きの読みやすさ。

 短編集ですし、絵本や低学年向きの字の大きな本を卒業した後、はじめての小説に挑戦するならばおすすめのシリーズです。すべての漢字にふりがなが振ってある総ルビです。小学校中学年から。もちろん、大人が読んでも楽しめます。

 男の子でも女の子でも楽しめる、明るく楽しいオカルトコメディー、「黒魔女さんが通る!!」。

 この機会にぜひどうぞ。

※この本には電子書籍もあります。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 おすすめです。
 ネガティブな要素はまったくありません。ゆかいで、明るくて、楽しいオカルトコメディーです。怖くもありません。
 黒魔術や魔女が登場するというのにまったく影の無い、さわやかなファンタジーです。

 

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