【旧尾崎テオドラ邸訪問記】世田谷イチ古い洋館「旧尾崎テオドラ邸」におでかけしてきました。【おでかけレポート】

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【旧尾崎テオドラ邸訪問記】世田谷イチ古い洋館「旧尾崎テオドラ邸」におでかけしてきました。【おでかけレポート】
美しいテオドラ邸。
まだまだ工事中の場所もあります。

しばらく前に各所でニュースにもなった、「旧尾崎テオドラ邸」。漫画家の山下和美先生が中心となって、取り壊しの危機から救った水色の美しい洋館です。
現在は漫画文化の発信地として運営され、今後の維持費を捻出するそうです。
「漫画」と「古い建物」が大好きなわたしは、もちろん、おでかけしてきました。

【旧尾崎テオドラ邸訪問記】世田谷イチ古い洋館「旧尾崎テオドラ邸」におでかけしてきました。【おでかけレポート】

 某月某日。
 家にいることが多いわたしをまたまた友人が誘い出してくれました。

 行き先は「旧尾崎テオドラ邸」。世田谷イチ古い洋館、美しい水色の建物です。
 尾崎テオドラは、「憲政の父」と呼ばれた尾崎行の妻。
 この建物はテオドラにゆかりの深い館だったのでした。

 本日の「おでかけレポート」は旧尾崎テオドラ邸訪問記です。

旧尾崎テオドラ邸 【住所】〒154-0021東京都世田谷区豪徳寺2丁目30−16
【営業時間】10:00〜18:00  休館日:木曜日(月1回 水曜日)

 本来ならば2020年に取り壊しが予定されていた洋館でしたが、あまりの美しさにほれ込んだ漫画家の山下和美先生が中心となって多くの方々の助力や心意気が結集し、無事保存の運びとなりました。

 ことの経緯は、山下先生が「世田谷イチ古い洋館の家主になる」で詳しくご説明されていますが、これがまた、波乱万丈な展開で、事実は小説より奇なり。漫画として無茶苦茶面白いので、一読の価値ありです。

【旧尾崎テオドラ邸訪問記】世田谷イチ古い洋館「旧尾崎テオドラ邸」におでかけしてきました。【おでかけレポート】

 取り壊しの危機を奇跡的に回避した水色の洋館は、現在、日本漫画文化の発信地として、ギャラリー、喫茶室、レンタルスペースなどの運営で維持費を賄っています。

 オープン企画は多くの漫画家さんたちのご協力による「チャリティ作品展」。
 そして、現在は「三原順の空想と絵本展」が開催されています。(次の企画は松苗あけみ先生)

 「旧尾崎テオドラ邸」を訪問するためには、公式HPからの予約が必要です。
 入場料金は、ギャラリー入場料:1,000円、喫茶室席予約付きギャラリー入場料:1,000円、アフタヌーンティー付きギャラリー入場料:5,950円の三種類。
 時間は、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時とそれぞれ一時間ずつ。
 チケットは電子チケットです。

 今回わたしたちは「喫茶室席予約付きギャラリー入場」を選択しました。
 玄関で電子チケットを提出すると、ティールームに案内していただけます。

【旧尾崎テオドラ邸訪問記】世田谷イチ古い洋館「旧尾崎テオドラ邸」におでかけしてきました。【おでかけレポート】
レトロでおしゃれなティールーム

 

 レトロで落ち着いた雰囲気のティールーム。
 わたしたちは、それぞれ思い思いのものを注文しました。

 二人の友人はビクトリアンケーキと紅茶のセット、三原順先生の漫画に登場したパフェにインスパイアされた「スーパースペシャルウルトラマックスデラックスパフェ」。

 わたしはスコーンと紅茶のセットです。

【旧尾崎テオドラ邸訪問記】世田谷イチ古い洋館「旧尾崎テオドラ邸」におでかけしてきました。【おでかけレポート】
絶品スコーン

 これがまた、劇的においしくて、スコーンはいままでの人生で最高のおいしさ。そのうえ、結構大きいのです。


 こういうお上品な場所だと、もっとちんまりしたスコーンがふたつ並んで出てくるかと思ったのに。そのうえ、クロテッドクリームが絶品。

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劇的な美味しさのビクトリアンケーキ

 友人もビクトリアンケーキが美味しい!と感激していました。ビクトリアンケーキはスポンジケーキのあいだにジャムが挟まっているとてもシンプルなケーキなのですが、ここのは紅茶のケーキにジャムをはさんだようです。

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スーパースペシャルウルトラマックスデラックスパフェ


 なんのジャムか、ちょっとわからなかったのですが、このケーキとジャムのハーモニーがすばらしく、さすがにメニュー表の一番上に持ってきただけのことはあります。超おすすめ。

 ティールームで紅茶とお菓子を堪能した後、ギャラリーに向かいます。

 「はみだしっ子」などで知られる故三原順先生の原画と、三原先生がインスピレーションをうけただろう数々の絵本の展示が行われていました。

 わたしたち世代の漫画好きには三原先生には格別の想いがあります。
 三原先生が刺激をうけた絵本のなかにはわたしの大好きなターシャ・テューダーの「コーギビルの村まつり」もありました。

 美しい原画に夢中になっているうちに、帰りの時間が近づいてきました。

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 ショップでは尾崎テオドラ邸オリジナルグッズや、漫画家さんの関連商品などが置かれています。これらの商品を購入することで、館の保存の支援をすることができます。

 遠隔地の方には、通販サイで商品を購入することで支援をすることができます。

 わたしは古い建物が大好きです。
 古い建物には、その時代に生きた人たちの魂が宿っており、言葉にできない美しさがあります。

 そして、喫茶「るぽ」のおでかけレポートでも書きましたが、古い建物というのは、建築技術の変貌や建材の高騰などの事情により、一度取り壊してしまうともう同じものを二度と建てることはできないのです。

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 どうか、この活動が軌道に乗りますように。
 そして、どこかの大富豪が支援してくれたら……(←またか)

  漫画は、世界に誇る日本の文化なんですから。

 美しい建物でおいしいお茶とお菓子を楽しんで、素晴らしい原画を見て…と最高に楽しい時間でした。

 また来たいと思います。そして、絶品スコーンを食べる!
 と、心に誓ったのでした。

 素敵な時間をありがとう、「旧尾崎テオドラ邸」。

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