【わけあって絶滅しました。】生物はなぜ絶滅するのか?抱腹絶倒のいきもの図鑑!
生き物大好きな方におすすめ。絶滅した生物たちが、なぜ絶滅したかを解説する、フルカラーいきもの図鑑。独特の語り口調で書かれており、親子でお楽しみいただけます。
わけあって絶滅しました。 -世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑- 丸山 貴史/著 今泉 忠明/監修 サトウ マサノリ/絵 ウエタケ ヨーコ/絵 ダイヤモンド社
< 今泉/忠明>
東京水産大学(現東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。文部省(現文部科学省)の国際生物学事業計画(IBP)調査、環境庁(現環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査等に参加する。上野動物園の動物解説員を経て、東京動物園協会評議員
<丸山/貴史> 動物ライター、図鑑制作者。ネゲブ砂漠にてハイラックスの調査に従事。
メリークリスマス!
クリスマス、クリスマスイブはどんなふうにおすごしですか?今年は、平日なので、ちょっとだけ豪華なお食事をして、あとは寝る…みたいな方も多いかもしれませんね。昨日の夜、サンタさんになった方もいらっしゃったかもしれません。
わたしも、そんなにちゃんとしたクリスマスはすごしていませんが、やはり、この時期はバタバタしますため、ブログのために読書ノートをまとめる暇もなく、スケジュールも押せ押せになってきたので、これは、明日はブログはお休みかな…と思っておりました。そうしたら、
「ねえねえ、だったらこの本なんかどう?」と、横から手渡されたのがこれ。
「・・・・・・」
一瞬固まってしまいました。
でも、じっくり読むと確かに面白かったので、本日はこの本をご紹介いたします!ふだん自分が読まないタイプの本は、すすめられないと出会うことがないので、こういうのもありかも。(それがこのブログの目的でもありますし!)
みなさま、わたしたちのような、シニアオタク世代に伝わる、ある法則のようなものをご存知でしょうか。その人の部屋の本棚に、この三冊の本があれば、そいつはたぶんオタクである可能性が極めて高い……いや、まちがいなくオタクである…と言う、「オタク三種の神器」。
「シートン動物記」
「ファーブル昆虫記」
「シャーロックホームズ」
ある年齢以上の方なら、確実にあてはまる法則ですので、ぜひ、ご確認ください。そして、今お若い人でも、この三冊を面白いと感じるならば、その素質はあります。いま、オタクでなくとも。
実は、この本、この三冊の本のエッセンスが全部入ってるんですよ。
絶滅した動物や昆虫の生態。そして、なぜ絶滅したのかの謎解き。
ご子息の、オタク英才教育に。そして、お父様とご子息の交流に、びったりの一冊です。また、独特の語り口調で書かれているので、読み聞かせにもぴったり。(ただし、お父様の演技力が試されます)挿絵は、フルカラーで、なにげに豪華です。
また、日曜日の朝にお子様と某テレビ番組を楽しまれているお母様にもおすすめ。絶滅生物の解説が詳しいですよ。今、一部で人気のドードーとかも出てきます。
総じて孤立した島とかで、飛べない鳥はたいてい絶滅してますね。飛べないで生き残ったのはペンギンくらいでしょうか。
よくよく読むと、わりと猫や犬が原因で絶滅している生物が多いんですよ。地味に、猫と犬、強かったんですね。人に飼われるしたたかさと他動物を食う強さの両方を併せ持つ、おそろしい生物だったようです、猫と犬。
図鑑としての面白さ、挿絵の楽しさに加えて、豆知識や、ほかの図鑑や博物館見学などに横展開も楽しめます。親子で「これはどうして絶滅したんだろうね」などと、日曜の午後に会話がはずみそうです。ぜひ、お手にとって楽しんでみてください。
※「続」もあるそうです。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
抱腹絶倒です。たぶん、傷つく要素は無いと思いますが、生物の絶滅に心を痛めてしまう方は巻末に絶滅を免れた生物編も掲載されておりますので、それを見て元気を出してください。滅ぶ生物もいますが、たくましく生き残っている生物もいます。
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