【11ぴきのねこ】わがままで、よくばりで、間が抜けてて、愛嬌があるねこたち。絵本界の永遠のアイドル。男の子にぜひどうぞ。【4歳 5歳 6歳 7歳】

2024年2月17日

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11ぴきのねこ  馬場 のぼる/著  こぐま社

1967年に第1作「11ぴきのねこ」が発表され 、完結するまで30年かかったそうです。ゆかいでかわいい、ねこたちの大冒険。世代を超えて愛される名作です。

この本のイメージ かわいい☆☆☆☆☆ ちゃっかり☆☆☆☆ ドジっ子☆☆☆☆ クスっと☆☆☆☆

11ぴきのねこ  馬場 のぼる/著  こぐま社

<馬場 のぼる>、日本の漫画家・絵本作家。手塚治虫、福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれた。やがて大人漫画や絵本も執筆し、日本経済新聞の連載4コマ漫画『バクさん』、絵本『11ぴきのねこ』シリーズ等が代表作となった。

 とらねこ大将と10ぴきのねこたちの大冒険のシリーズです。

 この11ぴきのねこ、まったく性格が「いいこ」じゃありません。わりと食べることしか頭に無くて、こずるいし、自分勝手だし、けっこうひどいんです。でも、まがぬけてて、かわいいところもあって、幼児と言うか、近所の悪ガキという感じ。

 こんな、「いいこじゃない」ねこたちなのに、魚は分け合って食べるし、一緒に冒険には行くし、なんだかんだと仲良く楽しく暮らしているんです。一匹でも、人に飼われようとか思わないんでしょうかしらね。やっぱり、11ぴきの暮らしが楽しいのでしょうね。

 とりの丸焼きが大好きで、いつもおなかをすかせています。でも、でっかい魚を食べるために、何日もご飯を食べずに冒険の旅に出ることもできるし、気球に乗って知らない島にもいける。いつも、笑顔で楽しそうで、こわいものなしです。

 日本の童話にありがちな「獲物に辿り着けない」とか「獲物を獲ても失ってしまう」みたいなことはなくて、ちゃんとおなかいっぱい食べてしまう。そういうところ大好きです。

 「いいこ」じゃないし、勧善懲悪でもないけれど、子どもの情操教育に大切な部分はちゃんとあって、悪くなりすぎない、冒険好きでやんちゃでかわいいねこたちの行動がいちいちほほえましいです。

 でも、ねこって本来そういうものかも。

 自由って、何もかもをわがまま勝手にすることでは、絶対にないけれど、このねこたちみたいに、チャレンジしたらなんだって出来るんだって思って、どこまででも行ってしまうのも大切。もちろんチームワークもね。

 そして、11ぴきのねこたちのいいところって、いつも楽しんでて笑顔なところなんだと思います。それと、よく食べるところ。

 11ぴきのねこシリーズは、基本的に、ねこたちがおいしいものを食べたくて、そのためにどこまでもどこまでも冒険してしまう話です。そして、食べるシーンがたくさん出てきます。コロッケとか、料理をするシーンもあって、どれもおいしそうなんですよ。

 食べるシーンがおいしそうなファンタジーは名作です。

 ねこがかわいいので、女の子にもおすすめですけれど、なんといっても小さな男の子に読んでいただきたい、絵本シリーズです。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素は無いと思います。ねこは悪ガキです。でも、すごくほほえましくて、時々クスっとします。そういうタイプの笑いが必要なときに、おすすめです。あと、読んでいておなかがすいてくることがあるので、食欲が無いときに元気をもらうために読むのもいいかもしれません。おいしいもの食べて、絵本を読んで元気になりましょう。

 

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