【エリザベスは本の虫】本好きさんの夢の暮らし?本が好きすぎる女の子の幸せ絵本。【小学校低学年以上】

2020年11月15日

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エリザベスは本の虫 サラ・スチュワート/文  デイビッド・スモール/絵  福本 友美子/訳 アスラン書房

本が大好きなエリザベス・ブラウンの物語。なんだか他人事じゃないんだけど、すごくハッピーなお話で心があたたかさに包まれます。

この本のイメージ 本好きあるある☆☆☆☆☆ しあわせ☆☆☆☆ そうきたか!☆☆☆☆

エリザベスは本の虫 サラ・スチュワート/文  デイビッド・スモール/絵  福本 友美子/訳 アスラン書房

<デイビッド・スモール> ミシガン州生まれ。2001年コルデコット賞を受賞。 

 エリザベスは本が大好き。やせっぽちで生まれてきて、子供の頃から本が大好きで、毎日本を読んで読んで読みまくって暮らしています。

 遊ぶ暇も寝る暇も惜しんで、毎日読書。買い物に出かけても本を買うだけ。何はなくとも読書をする毎日。

 そして、日々本を買い続け、いつしか本が家を埋め尽くしていきます。
 ついに、本は家にも入らなくなって、たいへん、どうしよう!……と言う話。

エリザベスは本の虫 サラ・スチュワート/文  デイビッド・スモール/絵  福本 友美子/訳 アスラン書房

 ふつうなら、話のどこかで、エリザベスは 誰かに 「本ばかり読み続けていてはダメ。もっと人間を大切にしなきゃ」とかなんとか指摘され、心を入れ替えて(?)学校や地元の読書コミュニティに入ったりして、人との交流を求めるようになるものです。それが世の常識、セオリーってもんです。

 ところが、この話はそうはならないのがすがすがしい。

 最近、本好きな人種に対して、「本ばかり読んでいないで部屋を出て、人とリアルに交流しましょう」と言う善意の働きかけが多いので、この本もそういう本なのか?と最初警戒したのですが、ところがどっこい、エリザベスは自分の生きかたを貫き通すんです。

 そして、本好きなら誰しも夢見る理想のラストへ突っ走っていくのです。

 素晴らしい!

 増えすぎたモノを減らす方法が、たいていの場合「捨てる」か、「売る」なのに、そのどちらの方法も取らない解決方法も素敵です。 今まで好きで集めてきたものを「増えすぎたから捨てる」っていうのは、フィクションでもノンフィクションでも、あまり見たくなかったのです。

 そうそう、こうでなくっちゃね!と膝を叩いてしまいました。

 自分の好きなこと、やりたいことを我慢する必要はないし、ましてや恥じる必要なんてぜんぜんない。だいたい、幼児のときはどんな子どもも、本を読んでいたらほめられたはずなのに、なんで大人になって本を読んでいたら、ああだこうだ言われるんでしょう。

 わたしは、児童小説とか、子どもっぽい本も大好きなのですが、最近は、「もう他人からどう思われても好きな本を読むもんね!」と心に決めています。

 おいしい紅茶とビスケットをを用意して、読書をするのは最高の時間です。ビスケットじゃなくてチョコレートでもいいけど。

 演出なのか真実なのかはわからないんですが、このお話の主人公エリザベス・ブラウンは実在の人だと書いてあります。本当だったら、いいなあ、この人の人生。それに、エリザベスにはちゃんと友達もいるし、自分なりの生活はあるんですよ。「普通の人たち」には、それが破綻した人生に見えていたとしても。

 うずたかく積まれた本に埋もれながら暮らすエリザベスの絵のシーンから、このままアンハッピーエンドになってもおかしくないところを、胸のすくような大逆転でこの絵本は終わります。エリザベスは、「本を読むこと」が大好きな人で、「本を所有すること」が目的の人ではなかったんですね。彼女は徹頭徹尾、まっすぐでさわやかな人でした。こういう話、好きです。

 本好きさんはぜひ読んでくださいね。すごく励まされるし、元気になる絵本です。お子様の読み聞かせにも。読書へのあこがれが育つかもしれません。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素は一つもありません。安心してお読みいただけます。本好きさんへのプレゼントにも最適です。

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