【入手困難】【八方にらみねこ】猫の日に猫の絵本。いじめられっ子の猫が大変身!けなげでかっこいい猫の伝説です。【再版希望】

2020年11月22日

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八方にらみねこ

雪の日に、捨て猫だったみけを育ててくれたばあさとじいさ。二人の大事なおかいこをねずみから守ろうとみけはがんばりますが……

この本のイメージ けなげ☆☆☆☆☆ 迫力☆☆☆☆☆ 和の雰囲気☆☆☆

八方にらみねこ  武田英子/文 清水耕蔵/絵 講談社

 今日は猫の日なので、猫の絵本のご紹介です。

 三毛猫という種類の猫がいます。

 雑種の猫で、黒と白と茶色の三色ぶち模様の猫のことです。日本ではよく見かける猫ですが、海外では珍しいようです。三毛猫は、遺伝の関係で、ほぼまちがいなく雌猫になるのだそうです

 だから、雄の三毛猫と言うのは本当に珍しく、生まれたとしても虚弱だったりするそうです。たしかに、わたしのいままでの人生でも、雄の三毛猫は見たことがありませんね……。

 今回は、けなげな三毛猫の童話です。

八方にらみねこ  武田英子/文 清水耕蔵/絵 講談社

 寒い冬、捨て猫のみけを、じいさとばあさが拾ってかわいがって育ててくれます。じいさとぱあさは、おかいこを育てるのが仕事。春になると、小さなおかいこに桑の葉をあげてせっせと育てます。

 でも、そのおかいこを毎晩、ねずみがかじりに来るのです。
みけは、恩返しにねずみとりをしようと頑張りますが、反対に、たくさんのねずみたちに、身体中をさんざんにかじられてしまいます。

 悔しいみけは八方にらみの術を持つという、やまねこさまのところへ術を伝授してもらいにゆきます。厳しい修行に耐えたみけは、ついに「八方にらみの術」を体得し、じいさとばあさのもとに帰るのです。

 みけが戻ってきて、大喜びのじいさとばあさ。そして、見事、みけは「八方にらみの術」でねずみたちを追い散らすことができたのです。めでたしめでたし。というお話。

 気弱なみけは雄猫だったのかもしれません。
雄の三毛猫は、虚弱であまり長生きしないらしいですから、もしかしたら、やまねこさまのもとで修行して、生まれついてのの運命を乗り越えて心身ともに強くなったのかも。でも、みけの、自分のためと言うより「じいさとばあさのために強くなろう」という気持ちがけなげです。

 絵が大迫力でインパクトがあり、また、じいさとばあさが「おかいこ」を育てているので昔の養蚕の説明などもあって、お話を楽しみつつ、昔の日本の文化や産業を教えることもできます。

 目に力をつけるというのは、実際のいじめ対策としても有効な時があります。おとなしくて伏し目がちにしている子は、いじめの対象にされやすいからです。(いじめるほうが良くないのですが、自衛として)

 よく、「笑顔でいれば大丈夫」と言う人がいますが、残念ながら現実では、弱弱しく微笑んでいても事態が改善されないことはよくあり、そんなとき、「目」や「顔」自体に「力をつける」のは、わりと役に立つのです。(鏡を見て練習すると、だんだん目に力がついて精神的にも持ち上がってきますから、気が伏せるときはおすすめです)

 また、この絵本のやまねこ修行のように、炎を見ながら精神統一する瞑想方法なども、じつは昔ながらの修行法で、いまでも実際にあります。(特別な施設で行う必要はないので、おうちでもできます。キャンドルの火が危ない場合は、鏡のほうが簡単かも)

 いじめられっこが山で修行して、強くなって帰ってきていじめっこを蹴散らす系の話なので、男の子女の子どちらにも喜ばれると思います。もちろん、読み聞かせにもおすすめです。

繊細な方へ

 ネガティブな要素はありません。安心してお読みいただけます。挿絵のインパクトが強いので、多少の好き嫌いはあるかもしれません。でも、小さな猫はかわいいし、けなげです。お子様が学校などでちょっとつらい気持ちになっているなら、おすすめです。

(2020.3.25 追記 これ、絶版らしいです。すごくいい絵本でファンも多いので、ぜひ再版してください)

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