【復刊希望】【くまさんとことりちゃん】とぼけた森のコンビのとぼけた生活。ほのぼの森の動物たちの生活を描いた、あったか絵本です【小学校低学年以上】【入手困難】

2024年1月21日

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くまさんとことりちゃん ウルスラ・デュポサルスキー/文 ロン・ブルックス/え いまえよしとも/やく

くまさんとことりちゃんは大の仲良し。大きさも性格もちがうふたりですが、今日も仲良く楽しく暮らしています。

この本のイメージ ほのぼの☆☆☆☆☆ かわいい☆☆☆☆ なごむ☆☆☆☆☆

くまさんとことりちゃん ウルスラ・デュポサルスキー/文 ロン・ブルックス/え いまえよしとも/やく

 またしても……この本、売っていないようです(号泣)
でも、すごく、かわいらしい本なんです。どなたか再版してくださいませんか。
そして、とてもいい本です。

 絵本は、子供が読書の楽しさを知る入り口になりますから、小さい子にはたくさんいい絵本に出会ってほしいと思います。そして、大人と子供が読み聞かせで交流する時間が増えて欲しいと思っています。

 この「読み聞かせ」という行為は、子供が高齢者に対して行うことも素晴らしい交流になると思っています。実際、認知症の軽減などの効果もあるようです。

 今回、ご紹介する「くまさんとことりちゃん」は、親が子供に読んであげても、子供がおじいちゃんおばあちゃんに読んであげても、または小さなお兄ちゃんお姉ちゃんが年下のきょうだいに読んであげても、どんなときでも楽しめる本です。

 絵本と言っても、絵よりも文章のボリュームのほうが多い本です。でも、ほとんどがひらがなで、読みやすいので、お子様がはじめて「物語」を読むことにふれるのにおすすめの本でもあります。

 ストーリーは、森の一軒家で暮らす、くまさんと小さなことりちゃんの生活のオムニバスです。

 くまさんは、心優しいくまですが、どこか抜けています。小さいことりちゃんはしっかり者。いつもくまさんのフォローをしています。

 このふたりの関係がとてもあったかでほほえましいのです。
くまさんは、本当にまぬけなところがあるのですが、ことりちゃんはくまさんの失敗を絶対責めないのです。

 「ことりちゃんにばれたら嫌だなあ」と、くまさんがぼんやり思っていることなんかは、ことりちゃんはとっくに知っているのですが、平然と知らないふりをして、受け流してあげるところなんて、小さいけれど器が大きいなあと思います。

 そんなこんなで、大きさも性格も正反対なふたりですが、喧嘩をすることもなく、仲良く暮らしているんですね。

 挿絵も、ふんわりとかわいらしく、大人が読んでもなごみます。親子だけでなく、兄弟姉妹、お友達などとの人間関係にふれはじめた年齢のお子様に、読み聞かせにおすすめの絵本です。

本当にいい本なので、どなたか復刊してください。

※中古を見つけたのでリンクしておきました。運がよければ…

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はひとつもありません。とてもかわいらしい、なごむ絵本です。パウンドケーキと紅茶をご用意されるとぴったりです。

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