【開運えほん】おしょうがつの由来がわかる、めでたい絵本! 1月の行事を絵本で楽しもう【4歳 5歳 6歳】

2024年3月5日

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開運えほん かんべあやこ あかね書房

おおみそか、はなちゃんの家に歳神さまがやってきました。歳神様とはなちゃんは、たのしいお正月を一緒にすごします。歳神様は、はなちゃんと楽しく遊びながら、日本のお正月に込められた、数々の「開運の願い」を解説してくれるのです…… 

この本のイメージ 日本の伝統☆☆☆☆☆ 開運☆☆☆☆☆ ファンタジーストーリー☆☆☆☆☆

開運えほん かんべあやこ あかね書房

 年末年始には、アマゾンで一時的に品切れ状態になっていた人気の絵本です。お年玉としては遅くなったけれど、今年の年始はまだしばらくは自粛期間。おうちでゆっくりしている間に、絵本を読んで、お正月の由来を学んでみるのもいいかもしれません。

 昔のお正月は、役所だけでなく、お店も何もかも全部休んだので、町に出ると、しーんと静まり返っていて、誰もいない町に風がチラシを吹きとばしているだけ、みたいな光景になったものです。
 人が集まるのは神社くらい。親戚どうしでの集まり以外は家の中でおせちを食べながらのんびり過ごすのでした。

 おせち料理は「お正月に町のみんなが休むためのもの」だったので、おもちも、のし餅を三枚用意して、元日から一枚ずつ、切り分けて食べました。大晦日までは大車輪で働くけど、三が日はゆっくりしましょう、というのがおせち料理やお餅の由来でした。

 でも、今はコンビニがあるし、ケータリングで食べたいものは届けてくれるので、おせち料理ってあんまり必要ないですよね。

 けれども日本の古来からのお正月には、「開運の願い」がたっぷり詰まっています。

 たとえば、おせち料理なら、「まめに暮らせるように」黒豆、「金の財宝にちなんで」栗きんとん、「紅白めでたい」紅白かまぼこ、「子宝にめぐまれますように」と数の子、「めでたい」の鯛、「腰が曲がるほど長生きするように」エビ、「長生きの松のように」いかの松かさ焼き、「芽が出て大きくなる」くわい、「すくすくとまっすぐ育つ」たけのこ、「よろこぶ」にちなんで昆布、「しっかり根を張る」ごぼう、「先々がよく見通せるように」れんこんなどなど……

 ほかにも田んぼが豊かになるように「田作り」(にぼしの佃煮)など、地方によってさまざまなおかずがあります。

 この絵本は、その解説が詳しく書かれているだけでなく、ストーリー仕立てになっていて、主人公はなちゃんと歳神さまの楽しい冒険が描かれています。

 はなちゃんと一緒に冒険しているうちに、日本の一月の行事の由来がわかるようになっているのです。おお、親切設計。

 絵はカラフルで、かわいらしく、お雑煮やおせち料理などがおいしそうに、詳細に描かれています。歳神様はふくふくしていてやさしそうですし、はなちゃんは、ちっちゃい子特有のこまっしゃくれた表情が豊かで愛らしく、動物もかわいい。

 表紙は、明るい赤に、金色の箔押しが使われていて、これまたゴージャスでめでたい感じです。

 最近は、伝統行事も行われなくなってしまい、お年寄りが古来のしきたりを子供に教える機会はなくなってしまいましたが、絵本で本来の由来を知ることができるのはうれしいですね。これなら、読み聞かせをしながら、大人世代も知識を補充することができます。

 明るい色の楽しい絵本なので、昨今の暗い雰囲気も吹き飛ばしてくれます。縁起のいいものがたくさん書かれていますし、お話のなかでも、夢の中の妖怪たちを歳神様がやっつけてくれて、開運しそうなストーリーです。
 
 少し時期が遅くなったかもしれませんが、おっかけでお正月のならわしを知るのもいいと思います。自粛期間の読み聞かせに、ぜひどうぞ。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。楽しい開運絵本です。ストーリー仕立てになっているので、図鑑的な要素と、お話要素のふたつを同時に楽しめます。
 大人の和み絵本というよりは、小さいお子様向け。けれども、カラフルで、とても気持ちがよくなる絵本なので、どなたにもおすすめできます。

 

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