【へそまがりの魔女】ハロウィンシーズンに! 美しい挿絵でつづる、へそまがりの魔女のおとぎ話絵本。【小学校低学年以上】【子どもから大人まで】

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へそまがりの魔女 安東みきえ/文 牧野千穂/絵 アリス館

暗い森に、年老いた魔女が住んでいました。このへそまがりの魔女に呪いをかけられたら逃れられないことを誰もが知っていました……

この本のイメージ 動物ファンタジー☆☆☆☆☆ 美しい絵☆☆☆☆☆ 子どもから大人まで☆☆☆☆☆

へそまがりの魔女 安東みきえ/文 牧野千穂/絵 アリス館

<安東みきえ>
日本の児童文学作家・絵本作家。山梨県甲府市生まれ。 1992年、「地球のゆめ」で 第12回 カネボウ・ミセス童話大賞 アイディア賞を受賞。1994年、毎日新聞社主催の《小さな童話》大賞で大賞と選者賞今江祥智賞を受賞 。2000年、「天のシーソー」で第11回椋鳩十児童文学賞を受賞。

<牧野千穂>
1965年 生まれ。京都精華大学デザイン科卒業。ステーショナリーメーカーの商品企画デザイナーを経てフリー。
パステルの柔らかく濃厚な色調で、書籍装画、挿絵の仕事などを多く手掛ける。
主な仕事に「龍宮」(文藝春秋刊)装幀画などがある。
2001年 ギャラリーハウスマヤ「装画を描くコンペティション」準グランプリ。2003年 TIS(東京イラストレーターズソサエティ)公募プロ部門銀賞。2009年 講談社出版文化賞さしえ賞受賞。

へそまがりの魔女 安東みきえ/文 牧野千穂/絵 アリス館

 ハロウィンシーズンなので魔女ファンタジーを重点的にご紹介しています。
 こちらの美しい絵本は、2023年4月初版。

 お話は……

 暗い森に、年老いた魔女が住んでいました。この魔女に呪いをかけられたら逃れられないことを誰もが知っていました。

 そんな魔女のもとに、ひとりの娘が転がり込んできました。彼女はひどい仕打ちをされて育ち、帰る家がありませんでした。

 魔女は仕方なく娘を家においてやることにしました。

 へそまがりの魔女と、愛情を受け取ることに慣れていない娘は、一緒に暮らすことになりました。
 やがて、国王のもとに待望の世継ぎが誕生します。
 へそまがりの魔女は、王子に呪いをかけるためにお城へ向かいます。

 そして……

 ……と、いうのがあらすじ。

 安心してください、ハッピーエンドです!
 へそまがりの魔女が応じにかけた呪いは、彼女らしくなんとも素直でないけど素敵な魔法。そして、それに対する王の返礼も粋なのです。

 なんだか怖い話なのかなあ、と読み始めたらなんとも心あたたまる、素敵なおとぎ話。

 牧野先生の絵が美しく、黒と赤の二色刷りの挿絵や装丁もおしゃれです。
 登場人物は全員、二足歩行の動物として描かれており、魔女と娘は猫、お城の兵隊はカエル、王様や王妃様、王子様は鹿のすがたで描かれています。

 動物はリアル志向で繊細な筆致で動物の愛らしさと人間らしいしぐさが絶妙な按配で交じり合っています。ファンタジーや魔女好きだけでなく、猫好きの方の心も捉えそう。
 魔女と猫が大好きなわたしにとっては、大好き×大好きの二乗です!

 文章は絵本としてはボリュームがあり、漢字も多いのですがすべての漢字に振り仮名が振ってありますので、五十音が読めればコツコツひとりで読みきることができます。読み聞かせにも。

 ただし、この魔女さんのへそまがり具合と王さまの粋な計らいを理解できるにはそれなりの成熟が必要そうなので、小学校低学年から。賢い子は就学前でも大丈夫だと思います。

 絵が美しく、装丁がかなりおしゃれなので大人の和み絵本としても。
 13.5 x 0.9 x 19.3 cmという小ぶりな本なので、バッグに入れて持ち歩き、お気に入りのカフェで読むこともできます。

 素直でない魔女と、ひとりぼっちだった娘の心温まるおとぎ話。ぐっと秋めいてきたこの季節、熱々のココアやミルクティー片手に読むのにぴったりな絵本です。

 秋の週末、和みタイムにお気に入りの飲み物とともにぜひどうぞ!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。HSPHSCのほうが多くのメッセージを読み取れるでしょう。

 呪いなんて怖い言葉が出てきますが、魔女と娘の心あたたまるストーリーです。へそまがりの魔女らしい呪いもかっこよく、王さまのへそまがりな返礼も粋なのです。

 読後は美味しいパンにたっぷりの木苺のジャムをのせて。熱々のミルクティーと一緒にいただきましょう。
 魔女の気分になれるかも。

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