【ねこのオーランドー】マーマレード色のねこのオーランドー。家族全員でキャンプに行きます。40年愛されるロングセラー絵本【4歳 5歳 6歳】

2024年3月29日

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ねこのオーランドー キャスリーン・ヘイル/作・画 脇明子/訳 福音館書店

オーランドーはマーマレード色のねこで目はグズベリーの緑色。オーランドーとおくさんのグレイスのあいだには、子猫が三匹おりました。三毛猫がパンジー、白猫がブランシュ、黒猫がティンクルです。

この本のイメージ 動物ファンタジー☆☆☆☆☆ ねこかわいい☆☆☆☆☆ 夏のキャンプ☆☆☆☆☆

ねこのオーランドー キャスリーン・ヘイル/作・画 脇明子/訳 福音館書店

<キャスリーン・ヘイル>
キャスリーン・ヘイル (1898年5月24日~2000年1月26日)は、英国の芸術家、イラストレーター、そして児童文学作家。「ねこのオーランドー」で知られる。

<脇明子>
脇 明子(わき あきこ、1948年2月6日~ )は、日本の英国ファンタジー研究者・翻訳家。ノートルダム清心女子大学名誉教授。祖母は北原白秋門下の歌人・脇須美。母の脇和子とは絵本の共著がある。夫は児童文学研究者、翻訳者の歌崎秀史。
香川県出身。高松高校を経て、1971年東京大学教養学科科学史・科学哲学専修卒業、同大学院比較文学比較文化専修に進み、修士論文として泉鏡花論を『幻想の論理』として刊行。その後はデ・ラ・メア、ル=グウィンなど英語圏のファンタジーに専門を移行し、翻訳を多く刊行している。ノートルダム清心女子大学助教授、教授を歴任(wikipediaより)。

 40年以上愛される、ロングセラー絵本、「ねこのオーランドー」です。
 原題は、Orlando the Marmalade Cat: A Camping Holiday.初版は1938年。日本語版初版は1982年です。

 おはなしは……

 ねこのオーランドーは、マーマレード色の美しいねこ。おくさんはグレイス。こどもは三毛猫のパンジー、白猫のブランシュ、黒猫のティンクルです。

 オーランドー一家はご主人に頼んで、ねずみとりのお休みをもらい、キャンプにでかけました。
テントとおべんとうをもって……

 雨がふったらテントの中であやとりをしたり、雨が上がったら、川で魚釣りをしたり、おうちに絵葉書を書いたりと、休日を満喫するオーランドたち。

 そして、家に帰ると、ちゃんとねずみとりをするのでした。

 ……と、いうのがあらすじ。

 猫好きの方、お待たせいたしました!
 ねこ絵本のロングセラー「ねこのオーランド」のご紹介です。

 「ねこのオーランド」のシリーズは、本国イギリスでは、19冊出版されています。日本では、一冊目の「ねこのオーランドー」が福音館書店さまから、二冊目の「ねこのオーランドー 海へいく」は童話館出版さまから、三冊目の「ねこのオーランドー よるのおでかけ」以降は好学社さまから出版されています。

 記念すべき第一冊目「ねこのオーランドー」は、少し大きめの絵本。画面いっぱいにパステルで描かれたオーランドー一家が駆け巡ります。

 ねこの仕草や表情が、猫愛たっぷりに描かれており、やんちゃで食いしん坊な三匹の子どもたちが愛らしい。

 オーランドーも、ふくふくと太ったねこなのですが、ねずみとりも魚釣りもうまいし、あやとりもできて、ギターも弾けます。なかなかのスーパーねこちゃんです。

 このオーランドーたちのキャンプ、人間のキャンプとほとんどおんなじなんですね。でも、それがねこ風にアレンジされているだけで、こんなに楽しい。

 キャンプ地では、かいがいしく子ねこたちの面倒をみるオーランドーは、マイホームパパですね。

 ご主人にいっしょいけんめい休暇をもらえるように頼んで、戻ってきたら張り切ってねずみを捕るのも、なんだか律儀です。読んでいるうちに、自分もキャンプに参加している気分になるし、キャンプに行きたくもなるし、そして、「家族っていいな」とも思える。そんな絵本です。

 最近、またお出かけが厳しくなりそうな予感です。
 夏休みは、あまり外出しないほうがいいのかもしれません。

 おうち時間に、「ねこのオーランドー」でキャンプ気分だけ楽しむと言うのはいかがでしょうか。おうちのなかで、キャンプ食器で食事をしながら、オーランドーのようにあやとりや、楽器を弾いたりして楽しく過ごすのもいいかもしれません。

 大き目の絵本なので、親子で読み聞かせしても楽しそうです。

 外に出られないのはさみしいですが、おうち時間をなるべく楽しくすごしましょう。絵本の世界は、どんよりした天気のときにも気分をカラフルにしてくれます。

 おうちっていいな、家族っていいなと再確認させてくれる、素敵なパパのオーランドの絵本をぜひどうぞ。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。猫好きさん家族にはおすすめの、オーランドお父さんのあったかファミリーストーリー。イギリスの家庭の、家族のキャンプの様子がねこの姿で楽しく描かれています。

 ふくふく太ったねこがお好きな方には、特におすすめ。

 今年の夏は、家族で遠出をするのは難しいかもしれませんが、せめて絵本の世界でキャンプ気分を楽しんで。

 

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