【図書館へ行こう】夏休みは図書館へ行こう。 杉並区中央図書館に行ってきました。 【おでかけレポート】

おでかけしないで大人しくしている夏ですが、たまには外出したいもの。東京都杉並区に素敵な図書館があるという噂を聞いて、おでかけしてみました。夏はクーラーの効いた図書館で本に囲まれてすごすのもおすすめです!
【図書館へ行こう】夏休みは図書館へ行こう。 杉並区中央図書館に行ってきました。 【おでかけレポート】
感染症と、そしてそれに伴う様々な問題のため、生活習慣が大きく変化してしまいました。また、経済的にも苦しい家庭が増え、生きて行くうえでのお金の使い方や生活の仕方にも変化を余儀なくされ、悩みは尽きません。
かく言うわたしも、けっしてゆとりがあるとはいえない状態ですが、そのなかでも楽しさを見出して生活しています。そんなわたしの生活には、図書館が欠かせません。
今回は、わたしのふだんの節約のコツみたいなものと、素敵な図書館へのおでかけレポートをお届けします。
感染症が蔓延するようになってから、生活習慣が大きく変わっただけではなく、いつどうなるかわからない時代のため、なるべく節約して生活しなければならなくなった方も多いのではないでしょうか。
とくに若い方は、不安定な状況のなか、次々と心配事が襲ってきて気の休まる暇もないと思います。こう言うとき、目下の問題として節約して「支出」を限りなく減らすと、それだけでも精神的に落ち着くものです。
都会で一人暮らしを始めたばかりで節約の方法もわからない、と言う方は、まずは自転車を買いましょう。

自転車を使うと、一駅、二駅くらいの距離は電車を使わずにすみます。都市部ではこの「ちょっとした電車代」の節約が大きい。また、人ごみや「密」の状態を避けることもできて、一石二鳥。
それだけでなく、電車の路線関係なく、「距離」で行きたいところを選べるので行動範囲が広がるのです。
便利な都会で生活していると自転車はいらないように感じられることもありますが、都市での自転車は節約生活において強力な武器です。安いスーパーマーケットやディスカウントショップ、リサイクルショップに気軽に行けるようになります。
とくに、ディスカウントショップやリサイクルショップは郊外の駅から遠いところにあるため、自転車があると身の回りのものをかなり安く揃えることができます。
服は古着で買うと流行関係なく自分の好きな路線の服が手に入るので、好みがハッキリと決まっている人にはおすすめです。
そして、この自転車が図書館とのお付き合いを支えてくれるのです。
設備の整った大きな図書館は駅から離れた郊外にあることが多く、自転車があると驚くほど気楽に図書館に通えるようになります。
さて、お気に入りの自転車を手に入れたら、次は図書館とのお付き合いです。
最初に自分の家からいちばん近い図書館で図書カードを作りましょう。
同じ自治体の図書館にあるすべての書籍を取り寄せて借りることができます。また、居住区と隣接した自治体でも図書カードを作ることができるため、かなり広範囲の本を借りることができるようになりますよ。
自宅に落ち着いて勉強や調べものができる環境がない人は、図書館の自習室がおすすめです。静かで集中でき、調べたいものがあればそこには大量の資料がある。理想的な環境です。
最近は、オンラインの検索システムが充実しているので、読みたい本を調べやすくなりましたし、どうしても見つからない場合は、司書さんに相談すれば教えてくれます。
司書さんは本の相談にこたえてくれる心強い味方です。最初は声をかけるのに勇気が必要かもしれませんが、思い切って声をかけてみましょう。
本の貸し出し期間はだいたい二週間。借りられる本の冊数は、図書館によって違います。また、図書館によって強い蔵書の種類も違うので、隣接した自治体の図書館を回ってみるのも良いでしょう。

さて、今回は、先日おでかけした杉並区中央図書館のレポートです。
ここは、残念ながらわたしが図書カードを作れる場所にないのですが、「素敵な図書館があるので行ってみない?」と教えられ、おでかけしてみました。
ここは令和2年にリニューアルされたばかりの図書館。地下一階地上二階の建物です。
自然光がふりそそぐ明るい館内ですが、本には直射日光が当たらないように工夫されたデザイン。ブラインドの開け閉めで調節もできます。とてもおしゃれで機能的。設計を手掛けたのは、日本を代表する国際的建築家の黒川紀章さん(1934-2007)。東京都庁の設計をされた方です。
1階は一般開架と参考図書室。オンライン端末が充分に設置されており、存分に検索できます。また閲覧コーナーは2階までの吹き抜けになっていて、開放感抜群。
2階には児童図書室があります。ここがすばらしい。子どもたちが入りやすい雰囲気と豊富な蔵書。中学生高校生向けのヤングアダルトも力が入っています。奥の「おはなしのへや」からは楽しそうな声が聞こえてきていました。
ほかには視聴覚障害者サービス室・会議室・調べものコーナーなど。
この2階の自習室(調べものコーナー)がとても評判がいいようで、無料のWi-Fiがあり、持ち込みパソコンを使って勉強や仕事をすることもできるようです。静かだし、仕事や勉強がはかどりそう。
地下1階にはホールがあり、子どもたちのための各種イベントが開催されているようです。

また、1階には民間に業務委託されているカフェがあります。
このカフェ内にもカフェ関連の本が豊富にあり、本を読みながらひと休みできるというわけ。
こちらのカフェ、サンドイッチが最高。具沢山のサンドイッチはおいしくておなかいっぱいになります。

また、ファンが多いのがフルーツサンド。フルーツサンドのフルーツは季節によってちがうらしく、この日はパイナップルでした。
みてください、パイナップルサンドのこの断面。
クリームはただの生クリームではなくてクリームチーズがブレンドされたチーズクリーム。フレッシュパイナップルとのさわやかで濃厚な味わいです。

カフェラテにはおしゃれなラテアートつき。
館外には「本の広場」と呼ばれるウッドデッキがあり、お天気のいい日はここで日向ぼっこしながら読書できます。この空間も、絶妙な席配置。今は「密」を避けたいときでもありますから、ここはおすすめです。

カフェで買ったコーヒーをここで飲むこともできますよ。
図書館は、わからないことを調べる場所、静かに勉強する場所、だけでなく、本と出会い、本と親しむ場所でもあります。行きなれていない方にはとっつきにくい場所かも知れませんが、気軽に活用するとぐぐっと世界が広がります。

人生の苦しいとき、それが精神的であれ経済的であれ、図書館は強い味方になってくれます。
心を励ましてくれるような本との出会いや、新しい知識を与えてくれスキルをつけてくれる本との出会いもあります。また、過去に同じようなことで苦しみ、解決してきた偉人の伝記などもあります。本の中には生きるヒントがいっぱい。

つらい時、哀しいとき、「今すぐに立ち直ろう」と焦っても、人はそんなに単純にはできていません。その人その人のペースがあっていいのです。読書は「その人なりのペース」を保ちつつ心や身体を回復するのを手伝ってくれます。
もちろん、元気なときの読書は、より前に進むためのブースターにもなります。
心身ともに疲れてしまったときは、自転車をこいで図書館に行ってみませんか。お日さまの光がさんさんと降り注ぐ日に風を感じるのは気持ちが良いし、静かな図書館で本の匂いをかぐと落ち着きます。
ゆっくりと本を選んで、誰にも話しかけずにそっと帰ってきたっていいんです。
本はいつだって、あなたの味方です。
最近のコメント