【ウェブと調べるインターネットのなりたち】インターネットってなんだろう? 漫画形式の絵本で学ぶ、テクノロジーとインターネット。【くもんのSTEMナビプログラミング】【小学校高学年以上】

2024年4月1日

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ウェブと調べるインターネットのなりたち    くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

小学校のカリキュラムにプログラミングが追加されました。これは、インターネットの成り立ちと仕組みをわかりやすく解説した絵本です。ふだん使っているインターネットっていったい何なのかな? 

この本のイメージ  インターネット☆☆☆☆☆ 絵本でわかる☆☆☆☆☆ 読めれば何歳からでも☆☆☆☆☆

ウェブと調べるインターネットのなりたち   くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

<エコー・エリース・ゴンザレス>
米国イリノイ州シカゴ出身。ワールドブック社の編集者として、百科事典の科学や技術に関する項の編集執筆を担当してきた。近年は、地球の気候変動に関するシリーズの共同執筆に取り組んだ。

<グラハム・ロス>
カナダのオンタリオ州にあるシェリダン・カレッジのイラストレーションコースを卒業後、トロントの出版社でブックデザイナーとして25年間勤務。退社後はフリーランスのイラストレーターとして、多くの児童書出版社と仕事をしている。子どもたちのためのアートやデザインのワークショップもおこなっている。

<山崎正浩>
1967年生まれ。慶應義塾大学卒。第一種情報処理技術者。京王電鉄株式会社でプログラマーとして勤務。2001年に退職し、その後翻訳業に従事。

<石戸奈々子>
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員多数。NHK中央放送番組審議会委員、デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。

 小学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。プログラミングは従来型の学習とはかなりちがうので、保護者の方が面倒をみることも難しく、どう指導すればいいのかわからない方も多いはず。

 けれど、プログラミングは、いままでの学校教育では実力を発揮できず、むしろ成績があまり良いとは言えなかった子が実力を発揮するケースが少なくありません。一般的な学校生活に適応できないお子さまの可能性を広げる場合があるのです。

 内向的でこだわりが強く、ひとつのことをコツコツやるのが好きなお子さまや、数字やパズルが大好き、積み木を積んだり小石を集めたりが大好き、ひとりでずっと遊んでいても平気なお子さまなど、もしかしたらプログラミングに適性があるかもしれません。

 プログラミングを学習するのに早すぎることはないので、もしも、お子さまが興味をもつようなら、絵本などからはじめてみるといいでしょう。

 さて、本日も、この手の本の紹介に降臨してくれる、知人のプログラマーを召喚いたしましょう。
 それでは、どうぞ!

ウェブと調べるインターネットのなりたち
 ウェブ君(?)というそのものズバリの名前のナビゲーターが案内する「インターネットのなりたち」です。
 インターネットとはどういうものか、どのように出来ているか。

 コンピュータが他のコンピュータと接続し、データのやり取をすることができること。
 そして、さらにその接続がさらに他のコンピュータと接続され、ネットワークを形成しているということ。

 そのネットワークはまた別のネットワークと接続されてより大きなネットワークになり、世界中に広がってインターネットとなり、ワールド・ワイド・ウェブのネットワークを形成していること。

 ネットワークの中を流れていくデータは、パケットという単位に分割されて、バケツリレーのように伝達されること。

 などなど、もはや生活の一部になり、それなしの世界は考えられなくなっているインターネットの基本構造をマンガで丁寧に教えてくれる本です。

 インターネットの基礎的な知識、技術的な説明をイチから説明してくれるだけでなく、最後のほうでは最新のIoTについても触れてくれていて、これからの可能性も感じさせます。

 もちろん、こうしたことを知らなくても、ただ使うだけならインターネットを利用することはできますが、日常使っている技術の中身がどうなっているかを興味を持って知っておくことは、インターネットのより深い理解にも、さらにはその知識の応用にもつながっていくことと思います。

 雨や水道は生活のために必要ですが、どうやって雨が降ってどのように水道から水が出て、毎日の日常生活で水を使えるのか、知っているのと知らないのとでは大きな違いがあるのと同じです。

 いまや、インターネットは生活の一部、大切なインフラのひとつになりました。
 これからの時代を生きる子どもたちの日常生活を理解するために必要な絵本と言えるでしょう。

 ありがとうございました!

 プログラミングには、自宅のコンピューターの中だけで動くローカルなプログラミングと、ネットワークを介して行われるネットワークプログラミングがあります。

 インターネット時代では、このインターネットを介して行われるプログラミングがとても重要です。そのためには、インターネットがどういうふうに成り立っていて、どのようにつながっているかを理解しておく必要があります。

 ローカルなプログラミングに比べて、ネットワークプログラミングはより高度な知識と技術が必要になりますが、だからこそ、世の中で必要とされるものでもあります。

 プログラミングを学習する上で、インターネットのことを理解しているかいないかでは将来的に大きく差がでてきますので、最初の段階で基本的なことを理解しておくと、あとあと有利に働くでしょう。

 この絵本では、インターネットについて技術的なことをわかりやすく、丁寧に説明してくれています。
 ただし、インターネットについての技術解説絵本なので、使い方やマナー、トラブルへの対処法などリテラシーを学ぶためには、別の本が必要です。

 ふだん使っているインターネットについて、どんな仕組みになっているのかは、大人が読んでも面白く、興味深く読むことが出来ます。物語の本ではありませんが、読み聞かせも楽しいかもしれません。

 この冬、冬休みのおうち時間に。親子の時間にぜひどうぞ!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 インターネットの成り立ちと仕組みについて、詳しく説明してくれる絵本です。中身は漫画形式になっていて、翻訳本なので横書きです。かなり字が多くて、学習雑誌に掲載されている学習漫画のような感じです。

 ネガティブな要素はありません。わかりやすくて、読みやすい絵本です。絵本といっても、字が小さく、文字の分量がかなり多いので、ある程度文章が読めるお子様向け。

 様々な身近なものはインターネットでつながっていることがわかり、より親しみを感じられるようになります。

 

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