【クリスマスのてんし】クリスマスに舞い降りた小さな天使たち。心あたたまる聖夜のしかけ絵本。【3歳 4歳 5歳】

2024年1月18日

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クリスマスのてんし エルゼ・ヴェンツ‐ヴィエトール/作・絵 さいとうひさこ/訳 徳間書店

もうすぐクリスマス。空の上から10人の小さな天使たちが下界を見守っています。おなかをすかせた動物たちや、身体が弱ったおばあさん、荷物が多すぎるサンタクロース、迷子の子ども……天使はひとり、またひとりと舞い降りて彼らを助けるのでした。(クリスマスのてんし エルゼ・ヴェンツ‐ヴィエトール/作・絵 さいとうひさこ/訳 徳間書店)

この本のイメージ クリスマス☆☆☆☆☆ 天使☆☆☆☆☆ しかけ絵本☆☆☆☆☆

クリスマスのてんし エルゼ・ヴェンツ‐ヴィエトール/作・絵 さいとうひさこ/訳 徳間書店

<エルゼ・ヴェンツ‐ヴィエトール>
1882年、現ポーランド西部ゾーラウに生まれる。1901年にミュンヘンの工芸美術学校に入学、女性美術家たちの連盟に加わった。1903年にはじめて本に挿絵をつけて以来、150冊を越す本にたずさわる。1973年没

<さいとうひさこ>
齋藤尚子。東京生まれ。上智大学大学院修士課程ドイツ文学専攻修了。専門は十九世紀オーストリア文学。大学で教鞭を執る生活の後、現在は翻訳に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 クリスマスにぴったりのかわいい絵本のご紹介です。
 原題は、The Christmas Angels.ドイツでの初版は2007年。日本語版「クリスマスのてんし」の初版は2009年です。

 お話は……

 もうすぐクリスマス。
 10人の天使たちが空から下界を見守っていると、困っている人々や動物たちを見つけます。
 天使たちはひとり、またひとりと舞い降りて、それぞれを助けてあげるのです。

 おなかをすかせた動物たちには食べ物を。
 身体が弱って孫のためにクリスマスツリーを用意できないおばあさんのもとにはクリスマスツリーを。
 重い荷物を運んでいるサンタクロースのお手伝いを。
 道に迷った小さな子どもの手を引いておうちに送ってあげ、
 針仕事をしながら転寝をしている女の子のかわりに服を仕上げてあげ、
 甘いものをやめられない女の子を止めてあげ、
 おなかがすいているぼうやのためにはミルクをあたためてあげ、
 イエス様への手紙を書いている女の子のために手紙をとどけてあげ、
 泣いているあかちゃんを抱き上げて寝かしつけてあげ……

 ……そして……
 ……というのがあらすじ。

 日本人に宗教観がないわけではありませんが、森羅万象に神が宿るという考えの国なので、キリスト教の感覚とは少し違います。

 日本人があまり持たない、キリスト教特有の良さというのは、神様や天使と言う存在が常に自分たちを見守ってくれているという考えだと思います。

 「自分は守られている」と言う感覚は日本人にとっては希薄です。日本人は真面目な国民性がありますが、真面目すぎて自信が乏しかったり、消極的だったりするところはそこなんじゃないかと思います。

 小さな子どもの頃に親子でこのような絵本を読むと、この世界には見えない美しいなにかがあって、それは自分を見守ってくれているのだという、不思議な安心感が感じられるでしょう。

 幼い頃に「自分はこの世に祝福されて生まれてきた」「あたたかい存在に見守られている」「幸せになることを望まれている」と肌感覚で感じることは、子どもの人生において大きな財産になります。
 その確かな気持ちが核となって、自己肯定感となり、大人になった時に困難からその子を守るのです。

 幼い子どもの純粋な心には、大人の姿をしたキリスト様や神様よりも、小さくて愛らしい天使たちに守られていると感じるほうが親しみを感じます。

 わたし自身、キリスト教徒ではありませんが、幼い頃の絵本などで天使の絵を見るのが好きだったことを思い出します。可愛くて美しい存在が自分を守ってくれているかもしれないと思うことは、心踊るものがありました。

 文章は平易で読みやすく、一ページに一行か二行。すべてひらがなとカタカナで書かれており、数字には振り仮名が振ってあります。五十音が読めるお子さまなら、ひとり読みで読みきるのはそんなに大変ではないでしょう。
 しかし、これはぜひ、読み聞かせで。

 裏表紙には横長の窓が開いていてページをめくるたびにひとりずつ、天使の顔が見えるようになっているのも楽しい。

 暖かな部屋で、親子で読んでいると「守られている」安心感でこころがほかほかと温まってきます。そして人々や動物たちを迷わず助ける天使たちをみて、自分も誰かに親切にしてあげたいと思うのです。

 クリスマスを待つ期間の夜の読み聞かせに、またはクリスマスプレゼントに。「クリスマスのてんし」はピュアな気持ちになれる、可愛らしくて美しい絵本です。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。おすすめです。HSCのお子さまのほうがより多くのメッセージを受け取れるでしょう。

 「自分は目に見えない何かに守られている」と言う安心感を感じることができ、また、天使たちの思いやりに満ちた行動を見て、自分も誰かに親切にしてあげたいと思うようになれるファンタジーです。

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