【いい一日ってなあに?】「いい一日」って? 小さな幸せをさがす絵本。【4歳 5歳 6歳】
近所の人たちはダニエルに「いい一日をすごしてね!」とあいさつしてくれます。いい一日って何だろう?ダニエルは街のみんなに聞いてみることにしました。(いい一日ってなあに? ミーシャ・アーチャー/作 石津ちひろ/訳 BL出版)
この本のイメージ しあわせとは?☆☆☆☆☆ 小さな幸せを探す☆☆☆☆☆ いい一日を☆☆☆☆☆
いい一日ってなあに? ミーシャ・アーチャー/作 石津ちひろ/訳 BL出版
<ミーシャ・アーチャー>
マサチューセッツ大学卒業後、幼稚園で15年間教える。油絵やコラージュを使ったユニークな技法で絵を描く。初めての自作絵本「詩ってなあに?」で、エズラ・ジャック・キーツ賞を受賞。“Wonder walkers”はコールデコット賞オナーブックに選ばれた。そのほか、絵を担当した作品に“Prairie Days” “Around The World In A Bathtub”“Lola’s Fandango”などがある。マサチューセッツ州在住。夫とともに建てた自宅で、庭や森に囲まれながら暮らしている。
<石津ちひろ>
愛媛県生まれ。「あしたうちにねこがくるの」(講談社)で日本絵本賞、「なぞなぞのたび」(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、「あしたのあたしはあたらしいあたし」で三越左千夫少年詩賞を受賞。「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、「きょうがはじまる」「スワン」(BL出版)などの翻訳絵本のほか、「ねこはすっぽり」(こぐま社)、「こねこのきょうだいかぞえうた」シリーズ(BL出版)などの創作絵本や、詩集「ほんとうのじぶん」(理論社)など作品多数。
原題はDaniel’s Good Day, アメリカでの初版は2019年。日本語版の初版は2022年です。
お話は……
ダニエルは近所の人たちととってもなかよし。
「いい一日をすごしてね!」
おばあちゃんの家にむかうダニエルにみんなが声をかけてくれます。
いい一日ってなんだろう?
ダニエルはペンキを塗っているサンチェスさんに聞きます。
「はれわたっている日のことかしら」
凧をもって公園に向かうエマに尋ねると、
「おだやかな風が吹いているときよ」
お隣さんは
「公園のベンチでゆっくりやすんでいるとき」
シッターさんは
「赤ん坊たちが気持ちよさそうにお昼寝をしてくれるとき」
……ダニエルはいろんなひとのいろんな「いい一日」を聞きました。
おばあちゃんの家について、ハグしてもらい、おばあちゃんと一緒に帰る帰り道、
ダニエルは街のみんながそれぞれ、「いい一日」を送っているのを見ます。
そんな小さな幸せを見ることができた今日、それがダニエルの「いい一日」
……と、いうのがあらすじ。
淡々とした日常のなかに隠れている小さな幸せを描いた、心温まる絵本です。
大きな起伏があるストーリーではありませんが、しみじみとそして、あたたかな情緒があり、読んでいるだけで幸せな気持ちに包まれます。
「大きくなったら何になる?」とか「100点取ったらご褒美」とか、子どものころはなんだかそういう「特別なこと」に振り回されがちだった気がします。
でも、身の回りにはこんなにもたくさんの「小さな幸せ」があって、それを集めていくとすごく特別で大切に一日になる。
そんな一日一日を続けてゆくことができたら、それは「幸せな人生」なのではないでしょうか。
子どものころにこんな豊かな考え方ができたら素敵ですね。
文章は読みやすく、すべてひらがなとカタカナ。見開きに最大でも六行前後なので、五十音が読めるお子さまならそんなに苦も無くさいごまで読み切れると思います。
でも、とてもいい本なのでぜひ読み聞かせで。
読むと小さな幸せを探してみようと思える絵本です。
お留守番このひとり読みに、読み聞かせに、ちょっと心が疲れた時の大人のなごみ絵本としても。
あたたかい春風のような絵本をぜひどうぞ。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はまったくありません。あたたかな気持ちになる、やさしさのいっぱい詰まった絵本です。
身近な素敵なことや小さな幸せに気付けるようになります。
読後はアイスクリームでひとやすみ。
商品ページはこちら←
最近のコメント