【ヨルとよる】猫とネズミの月夜の大冒険!たくさんの「はじめて」に出会う絵本。【4歳 5歳 6歳】
外に出たことのない黒猫のヨルと家で暮らしたことのないネズミ。ちがいすぎる二匹が出会い、特別な夜が始まりました…… (ヨルとよる あさのますみ/作 よしむらめぐ/絵 教育画劇)
この本のイメージ 動物ファンタジー☆☆☆☆☆ 猫☆☆☆☆☆ ネズミ☆☆☆☆☆
ヨルとよる あさのますみ/作 よしむらめぐ/絵 教育画劇
<あさのますみ>
1977年、秋田県生まれ。國學院大學卒業。2007年、初めて書いた「ちいさなボタン、プッチ」にて第13回おひさま大賞童話部門最優秀賞を受賞。 その後、あさのますみ名義で執筆活動を始める。おもな絵本に、「アニマルバス」シリーズ(ポプラ社)「おなかのなかの、なかのなか」「ねがいごと」(ともに学研)などがある。浅野真澄名義で声優としても活躍、多数の出演作をもある。 よしむらめぐ 1973年、大阪府生まれ、三重県育ち。大手前女子大学(現・大手前大学)卒業。元美術教員。ゆうゆう絵本通信講座で絵本づくりを学ぶ。おもな絵本に、「ねこになっちゃった」などの「角野栄子のアコちゃん絵本」シリーズ「もうふちゃん」「ともだち」(いずれも小学館)、挿絵の仕事に、「9分読み切り 妖怪奇談 今昔百鬼夜行」シリーズ全5巻(教育画劇)「ねこのふくびき」(岩崎書店)がある。
<よしむらめぐ>
大阪府生まれ、三重県育ち。東京都在住。大手前女子大学(現・大手前大学)卒業。 元美術教員。 ゆうゆう絵本通信講座で絵本づくりを学ぶ。 「まめざらちゃん」(あさのますみ 作)で第7回MOE創作絵本グランプリ受賞。
猫好きさんのなかでも特に「黒猫好き」がいますよね。黒猫って、大人しく物陰にいるとわかりにくいからか、人間に自分から寄ってくる愛嬌がある猫が多いのです。
本日ご紹介するのは、超愛らしい黒猫の絵本「ヨルとよる」です。初版は2022年。
お話は……
家猫のヨルは生まれてから一度も家の外に出たことがありません。
ある日、ヨルは窓辺によじ登ってきたネズミと出会います。
一度も外に出たことがないヨルと、一度も家で暮らしたことのないネズミ。
二匹は仲良くなり、ネズミはヨルに外の世界の「夜」を見せてあげようと言います。
ネズミの手引きで夜にこっそりと外に出たヨル。
まぷしくて大きなお月さま、明るくにぎやかなレストラン、ほかほかのホットドッグ……
はじめてのことばかりの夜を体験して、ヨルは今度はネズミを自分の家へと案内します。静かで、暗くて、ふんわりしてあたたかい……
二匹はたくさんの「はじめて」に満ちた幸せな夜を過ごしたのでした。
……と、いうのがあらすじ。
家のなかの暗くてあたたかな夜しか知らなかったヨルは、ネズミと出会うことによってにぎやかで明るい街の夜を知りました。
ネズミはヨルのおかげで人間にもやさしい人がいることを知りました。
たくさんの「はじめて」と出会った二匹。
これからはきっと、好奇心と発見に満ちた楽しい日々になるはず……
文章はすべてひらがなとカタカナ。文章量は見開きに最大で十行前後で、非常に読みやすいので五十音が読めるお子さまならひとり読みでコツコツ読み切ることができます。
もちろん、読み聞かせにも。
また、猫好きさんの大人のなごみ本としてもおすすめ。黒猫のヨルが愛くるしく、表情豊かでどのページを見ても顔がほころんでしまいます。
美しく愛らしい絵でいろどられた、心温まる絵本「ヨルとよる」。
おやすみ前の読み聞かせに、大人のリラックスタイムに。猫好きの方へのプレゼントに、ぜひどうぞ!
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はまったくありません。黒猫と白ネズミの偶然の出会いから新しい世界が開ける友情物語です。
黒猫が抜群に愛らしく、猫好きさんに特におすすめです。
読後はアツアツのホットドッグが食べたくなります。
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