【ハロウィン】【ヴァンピリーナはバレリーナ】ハロウィンにぴったりのコワかわいい絵本!ヴァンパイアのプリマドンナ【3歳 4歳 5歳 6歳】

2024年2月20日

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ヴァンピリーナはバレリーナ どきどきのはつぶたい  アン・マリー・ペイス/文 レウィン・ファム/絵 神戸万知/訳 講談社

ヴァンピリーナはヴァンパイアの小さな女の子。彼女はバレリーナになりたいのです。やさしいお母さんと教室を選び、夕方からのレッスンに通います。一所懸命練習したら、ドキドキの初舞台です。

この本のイメージ 怖くないオカルト☆☆☆☆☆ バレエ☆☆☆☆☆ 吸血鬼☆☆☆☆☆

ヴァンピリーナはバレリーナ どきどきのはつぶたい  アン・マリー・ペイス/文 レウィン・ファム/絵 神戸万知/訳 講談社

<アン・マリー・ペイス>
自分は子どものころバレエ熱と縁がなかったのに、なんと娘がその熱にかかってしまう。チュチュを着る娘たちのために、何年間も“おだんご”を結いつづけるうちに、バレエ界のきびしいでこぼこ道への理解をふかめ、そのでこぼこ道をならすべく、語りはじめる。主な作品は、『Pigloo』、『A Teacher for Bear』など。そのほか、「スカラスティック・ブッククラブ」シリーズや子ども向けの人気雑誌で作品を発表する。ヴァージニア州シャーロッツヴィルで、夫と10代の娘4人とくらす。
annemariepace.com (裏表紙裏より)

<レウィン・ファム>
小さいころは、ぜったいにバレリーナになりたくて、両親にたのみこみ、バレエ教室にかよう。ところが、ヴァンピリーナにまけないほどおしゃれ好きだったためか、ほどなくしてバレエからはなれた。それでも、バレリーナになっていた自分をつい想像してしまう。主な作品に、『おねえさんといもうと』(小峰書店)、『うたうのだいすき』(ジョアン・アーリー・マッケン文、小峰書店)『アラスカの小さな家族 バラードクリークのポー』(カークパトリック・ヒル著、講談社)などがある。夫と息子2人とともにサンフランシスコにすむ。
leuyenpham.com  (裏表紙裏より)

<神戸 万知>
ニューヨーク州立大学卒業。白百合女子大学大学院博士課程満期退学。神奈川大学、白百合女子大学、成蹊大学非常勤講師。訳書に『バレエものがたり』(岩波書店)、「見習い魔女ベラ・ドンナ」シリーズ(ポプラ社)、『わたしたちが自由になるまえ』(ゴブリン書房)、『メキシコへ わたしをさがして』(偕成社)、著作に『世界一のパンダファミリー 和歌山「アドベンチャーワールド」のパンダ大家族』(講談社青い鳥文庫)など。 (裏表紙裏より)

 ハロウィンにぴったりの、コワかわいい絵本のご紹介。

 ヴァンパイアのヴァンピリーナはバレリーナになりたいのです。優しいお母さんは「ヴァンピリーナ、バレリーナになりたいの? それならバレエをならわなくちゃ」と声をかけます。
 ママ、もうすでにトウシューズと練習着を用意してるのがすばらしい。

「バレエなんてだめよ」とか、「ふつうの子じゃないんだから」とか言わないんですね。こういう、細かいところがいいなあ。

 ヴァンパイアのパパとママと、三人で教室を選ぶヴァンピリーナ。夕方からのレッスンを見つけて、レッツゴー。

 最初は心細いけど、だんだん教室のみんなとも打ち解けてきて、がんばって練習しているうちに上達してきます。待ちに待ったデビューの日、ママたちが作ってくれた素敵な衣装で踊るヴァンピリーナ。

 ちょっぴり怖いのにカワイイ絵本です。

 お友達のフランケンシュタインがいい味出していて最高。付き添いで人間の女の子たちを驚かせちゃってすまなそうに小さくなろうとしたり、発表会のときは観客席で横断幕を持って応援してくれたりと、妙に愛嬌があります。

 ヴァンパイアのヴァンピリーナに最初はびっくりしながらも、一緒に練習してくれるお友達たちもかわいい。

 内容は、単なるバレリーナストーリーなのに、主人公が吸血鬼の女の子になっただけで、こんなにとぼけて楽しい絵本になるとは!

 絵はおしゃれでかわいらしく、ハロウィンシーズンにぴったり。

 オカルトコメディーながら、
 すぐに進歩が見えなくてもあきらめず、目標にむかってへこたれず、上達するには練習、練習! など、
大切なことは、きちんと描かれています。

 ヴァンピリーナが地道にがんばっているうちに、だんだんと人間の女の子たちの友達も増えてゆくところがほほえましい。
 ラストシーンは、ヴァンピリーナみたいなヴァンパイアスマイルでにっこりしてくれる友達たちと一緒に、はいポーズ。

 バレエ大好きな女の子や、吸血鬼やゴシックなオカルトファンタジーが好きな女の子におすすめの、一粒で二度おいしい(古いよ)絵本です。読み聞かせにもぴったり。


 この季節のプレゼントにぜひどうぞ。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 吸血鬼やフランケンシュタインが出てきますが、ぜんぜん怖くありません。むしろ、愛嬌があってとってもかわいらしい。オバケやモンスターなどがユーモラスに描かれている物語は、暗闇や幽霊を怖がる小さいお子さまにとって、良質の「心の予防接種」になるので、感じやすいお子さまにはおすすめです。
 絵がおしゃれでかわいらしく、ゴシック好きな方はインテリアとして飾っても。
 ハロウィンスイーツをお供に、親子でお楽しみください。

商品紹介ページはこちら

 

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