【いじわるアイザック】わがままでいじわるな黒犬アイザックに友だちが?ゆかいで、かわいい絵本【3歳 4歳 5歳 】

2024年2月13日

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いじわるアイザック そのだえり/作 ディスカヴァー・トゥエンティワン

黒犬のアイザックは、いつもいじわるばかり。だから、アイザックのアパートはアイザックの部屋のほかは空き部屋でした。ところが、ある日、隣の部屋にワニのオーリーが引っ越してきて……(いじわるアイザック そのだえり/作 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

いじわるアイザック そのだえり/作 ディスカヴァー・トゥエンティワン

<そのだえり>
昭和女子大学にて住居建築学を学んだ後、東洋美術学校グラフィック・デザイン科を卒業。2007年、ボローニャ国際絵本原画展入選。日本児童出版美術家連盟会員。東京在住。2009年、絵本「Service De Nuit」(フランス・Lirabelle ) 絵本「こわくないもん」( enbooks) 、「いじわるアイザック」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

 かわいい絵本のご紹介です。初版は2013年。

 お話は……

 黒犬のアイザックはとてもいじわる坊主。
 いたずらばかりするので、アイザックのアパートにはアイザック以外、誰も住んでいません。

 ところがあるとき、わにのオーリーが引っ越してきました。
 自分のアパートにわにが来るなんて!

 アイザックはいじわるをしてなんとか追い出そうとしますが、アイザックのいじわるを全部オーリーは喜んでしまい、やがて……

 ……と、いうのがあらすじ。

 周囲にいじわるばかりしていたアイザックですが、わにのオーリーはそんなアイザックのいじわるも、すべてポジティブにとらえてしまい、ことごとく喜んでしまいます。

 けれど、アクシデントでアイザックがオーリーのカメラを壊してしまったときだけは、少し悲しそうな顔をして、なにも言いませんでした。

 いじわるばかりしていたアイザックが、おおらかなオーリーのやさしさに触れ、彼のいたずらなところや突拍子もないところをポジティブに使うことにします。

 そして、アイザックとオーリーは親友になるのでした。

 「いたずらをしてはいけませんよ」というような教訓的な話ではなく、「どんなこともポジティブにとらえれば楽しむことができる」「楽しんでいれば仲良くすることができる」と言う前向きなお話です。

 ちょっとひねくれたところがあるアイザックが、素直でやさしいオーリーに出会い、どんどん変化してゆきます。

 心が開いてゆく瞬間は、一瞬なのかもしれません。

 文章はよみやすく、すべてひらがなとカタカナ。見開きに最大十五行くらいなので、五十音が読めればひとりでコツコツ読むことができます。もちろん、読み聞かせにも。

 ラストは、クスッとさせてくれるほほえましいシーンです。

 動物友情ものがお好きなら、ぜひどうぞ。

※この本は現在、Amazonでは新品は入手困難です。中古(古書)でお求めになるか、図書館、または書店に置いてある場合があるので、お近くの書店の書店員さんにお尋ねください。

繊細な方へ(HSPのめたのブックガイド)

 ネガティブ要素はありません。やんちゃなアイザックが友だちをつくる友情ストーリーで、男の子でも女の子でも楽しめます。

商品ページはこち

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