【ちいさなりすのエメラルド】本を読んでほしい小さなりすの物語。おやすみ前におすすめの絵本【4歳 5歳 6歳】

2022年2月12日

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ちいさなりすのエメラルド そのだえり/作 文溪堂

ちいさなりすのエメラルドは、大好きなガーネットに本を読んでもらうのが大好き。でも、いつも途中で眠ってしまうので、お話を最後まで知りません。ある夜、いつものように本を読んでもらっているとガーネットが急な仕事で呼び出されて……

この本のイメージ おやすみまえに☆☆☆☆☆ 動物ファンタジー☆☆☆☆☆ 読み聞かせ☆☆☆☆☆

ちいさなりすのエメラルド そのだえり/作 文溪堂

<そのだえり>
昭和女子大学にて住居建築学を学んだ後、東洋美術学校グラフィック・デザイン科を卒業。2007年、ボローニャ国際絵本原画展入選。日本児童出版美術家連盟会員。東京在住。2009年、絵本「Service De Nuit」(フランス・Lirabelle ) 絵本「こわくないもん」( enbooks) 、「いじわるアイザック」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

ちいさなりすのエメラルド そのだえり/作 文溪堂

 2016年初版の絵本です。

 ちいさなりすのエメラルドは、うさぎのガーネットと一緒に暮らしています。

 いつも寝る前に大好きな本を読んでもらうのですが、今日は、読んでもらっている途中でガーネットが急な仕事で呼び出されてしまいました。

 読み聞かせが途中だったからか、ぜんぜん眠くならないエメラルドは、本を読んでもらいに、ほかの動物たちのおうちを訪ねて回ります。

 まずは、ひつじのおばさん、くまのおにいさん、いぬのおまわりさん、そして、眠れないこぶたの三兄弟には本を読んであげるふりをしてあげたりもします。でも、やっぱり眠くならないので、あきらめておうちに帰ってくると、ガーネットが家に帰ってきました。よかった!

 さあ、本を読んでもらいましょう……

 と、いうのがあらすじ。

 エメラルドはまだ字が読めない、幼い子りすです。
 だから、大好きな本の物語を途中までしか知りません。いつも、途中で寝てしまうからです。

 ガーネットがでかけてしまい、目が覚めてしまったエメラルドは、物語のつづきが知りたくて、近所の動物たちに本を読んでもらおうと訪ねまわります。

 本はりすのサイズなので、大きな動物が読もうとすると、なにもかもが小さすぎてかなり大変。でも、近所の動物たちはエメラルドのためになんとか読んであげようとするのです。みんな、優しい。

 字が読めないエメラルドは、本を誰かに読んでもらうことでしか内容を知ることが出来ませんでしたが、何度も読んでもらっていた前半部分は、お話を覚えてしまっていました。だから、三匹のこぶたに「ご本を読んで」と頼まれたときにも、読むふりができたのです。

 おやすみ前の儀式のように本を読んでもらっていたエメラルドでしたが、いつのまにか物語を読むのが大好きになっていたようです。

 本を一人で楽しむだけでなく、本を通じて様々な人(この場合は動物たちですが……)と関わる幸せを、ほのぼのとした絵で伝えてくれています。迷惑がらずに、一生懸命読んでくれる動物たちの姿に、小さなエメラルドへの愛情を感じます。

 物語を楽しむこと、本を読んでもらう喜び、そして、本を読んであげる幸せが詰まっている物語です。そして、字が読めるようになれば、自分の力で面白い物語をたくさん読むことが出来ることも伝えてくれています。

 絵は、なつかしのカルピス名作劇場のようなかわいらしさ。エメラルドは愛らしいですし、ひつじさんも、くまさんも、いぬのおまわりさんも、やわらかでやさしげな雰囲気がいっぱいです。

 字はすべてカタカナとひらがななので、五十音が読めれば、一人でコツコツ読むこともできます。個人的には、エメラルドが夜中に歩き回るのにもかかわらず、礼儀正しくて言葉遣いも丁寧なのが、子供向けとして知育要素も高いと思います。

 また、劇中物語として「おうじょさまの すきないろ」も、これまた素敵なお話なのです。
赤い色の大好きなお姫様と青い色の大好きな王子様のメルヘンですが、これが、O.ヘンリーの「賢者の贈り物」のようなお話で、とってもほほえましい。
 おやすみ前の読み聞かせにはもちろんのこと、お留守番のときの読書にも、そして、お子さまに読んでもらうのにも、おすすめです。お子さまを本好きにしたいなら、ぜひこれを。
 もちろん、大人の和み本としても。疲れた心を癒してくれる愛らしさです。

 本への愛がいっぱい詰まったほのぼの絵本です。エメラルドとガーネットの関係、そして、赤いお姫様と青い王子様のお話が、とても可愛らしく、ほっこりしあわせな気持ちにさせてくれるので、バレンタインのプレゼントにもおすすめ。
 お相手が本好き、絵本好きなら、チョコレートに添えてみてはいかがでしょう。息子くんへのプレゼントにもいいですね!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。愛らしくほのぼのとした、動物ファンタジーです。なつかしの「名作劇場」、「山ねずみロッキーチャック」「あらいぐまラスカル」などがお好きなら、ストライクの絵柄です。とにかく、かわいい。

 物語好き、読書好きのお子さまに。また、お子さまに読書に親しんでもらいたいならば、これはおやすみ前の読み聞かせにぴったりでしょう。
 大人の和み本としても、おすすめです。お風呂上りのリラックスタイムにぜひどうぞ。

リスの絵本はほかにもこんなのがあります。

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