【シンデレラ】誰もが知る、魔法のラブストーリー。美しい、おとぎ話の絵本を。【小学校低学年以上】

2024年4月16日

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シンデレラ グリム/原作  サラ・ギブ/絵 角野栄子/訳 文化出版局

むかし、あるところにシンデレラという女の子がいました。彼女は美しく心優しい子でしたが、赤ちゃんの時にお母さんが亡くなってしまい、おとうさんは再婚することになりました。新しいお母さんは美しいけれどいじわるで…… (シンデレ グリム/原作  サラ・ギブ/絵 角野栄子/訳 文化出版局)

この本のイメージ 美しい☆☆☆☆☆ ロマンチック☆☆☆☆☆ 王道☆☆☆☆☆

シンデレ グリム/原作  サラ・ギブ/絵 角野栄子/訳 文化出版局

<サラ・ギブ>
ブライトン大学卒業後、ロンドンのセントマーチンズでグラフィック・デザインの名誉学士の学位を得る。イギリスを代表するイラストレーター。特色のある優美な作品は、本の表紙や、グリーティングカード、商品やパッケージにも採用されている。子どもの本のほかに、グラフィックデザインやインテリアデザインにも情熱を燃やす。夫とふたりの子どもたちとともにロンドン在住。

<角野栄子>
日本の童話作家、絵本作家、ノンフィクション作家、エッセイスト。日本福祉大学客員教授。代表作は「魔女の宅急便」。

 最近の子どもたちが昔ながらのおとぎ話を知らなくなったというのが世界的な問題になりつつあるようです。

 今は、漫画やアニメ、ゲームなど膨大なコンテンツであふれており、見たい番組や読みたい漫画が多すぎて、昔話やおとぎ話を楽しむ余裕がどんどん失われているのかもしれません。

 海外ではこの流れを憂い、「ワンス・アポンア・タイム」や「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ」など、「おとぎ話オールスターズ」による新しいファンタジーが生まれてきています。

 子どもたちにもっと昔ながらのおとぎ話に親しんでほしいという意図があるようです。

 日本でも某携帯会社のCMシリーズなど、昔話を題材にしたコンテンツが生まれてきています。
 昔話やおとぎ話は世代を越えてコミュニケーションできるツールなので、今の小さな子どもたちにも、もっともっと親しんでもらいたい。

 このブログでは定期的にオーソドックスなおとぎ話の絵本をご紹介しています。

 本日ご紹介するのは、王道中の王道、「ンデレラ」。
 「シンデレラ」をご紹介するからには、美しくて、ロマンチックで、幸せ気分になれるものでなくちゃ。

 と、いうわけで息を飲む美しさで圧倒する、サラ・ギブの絵本です。
 原題はCINDERELLA.イギリスでの初版は2016年。日本語版は2017年初版です。

 ストーリーは誰もがご存じなので省略しますが、舞踏会が一夜限りではなく三日続けて行われたことや、最初の二日は普通の靴だったのが三日目はガラスの靴だったというような展開になっています。

 このガラスの靴のくだりはディズニーのシンデレラに少し寄せて書かれており、本来のグリムの、二人の姉の足を切り落としたりする凄惨な描写はなくなっています。

 文章は漢字混じりではありますが、すべての漢字に振り仮名が振ってあり、五十音が読めればひとりで読み切れるようになっていますが、文章量がかなりあります。

 見開きに最大で三十行くらい。平均しても二十行くらいというボリューム。ひとり読みならば小学校低学年くらい向けでしょうか。読み聞かせのほうがやすすめかもしれません。
 ただひたすらに絵が美しく、大人の和み絵本としてもおすすめです。読み終わったら、インテリアとしてリビングに飾っても。

 愛され続ける、苦難を耐え続けた少女の大逆転ストーリー。
 王道のおとぎ話を、と思ったらぜひどうぞ!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。王道のおとぎ話です。
 絵を楽しむ絵本でもあるので、絵や美しいものがお好きなお子さまに。

 大人の和み絵本としてもおすすめです。

 

商品ページはこち

 

 

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