【ザ・ランド・オブ・ストーリーズ】本の中に飛び込むとおとぎ話の世界へ!わくわくの冒険ファンタジー【小学校中学年以上】

2020年11月15日

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ザ・ランド・オブ・ストーリーズ

12歳の双子の兄妹が一冊の絵本に吸い込まれてしまった!元の世界に戻るため、「願いをかなえる呪文」を探す冒険に出る。シンデレラ、赤ずきん、白雪姫など、童話の「その後」の世界。双子のきょうだいの大冒険!

この本のイメージ 冒険 ☆☆☆☆☆ わくわく ☆☆☆☆☆ せつない ☆☆☆☆

ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文 
クリス・コルファー/著  田内 志文/訳  
平凡社 

<クリス・コルファー> 1990年生まれ。アメリカ合衆国出身。俳優、歌手、脚本家、作家。第68回ゴールデン・グローブ賞最優秀助演男優賞を受賞。 

本が異世界とのゲートになっていて、本の中の世界に入ってしまう、と言う古典的な設定のファンタジーです。どうやらアメリカの有名俳優さんが書いた作品の模様。 多才ですばらしいですね!

最近完結したばかりで、近々映画になるようです。楽しみですね。

ザ・ランド・オブ・ストーリーズ

ふとしたことで、本を通じて異世界に迷い込んでしまった主人公のアレックスとコナーは、もとの世界に帰るため、どんな願いも叶える「願いを叶える呪文」を発動させるのに必要なマジックアイテム (ドラゴンボールみたいな感じ?) を集めるために冒険を開始します。

物語の世界に入ってしまう系のファンタジーには、コルネーリア フンケの「魔法の声」などがあります。この話、大好きなので後日記事にしたいのですが(※しました!)、「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ」のシリーズは、みなさまおなじみのシンデレラや白雪姫、赤ずきんなど、童話の登場人物が出てくるおとぎ話の世界が本の向こうにあるという設定です。

ちょっとテレビドラマの「ワンス・アポン・ア・タイム」に似ています。
「ワンス」は、主人公のエマ・スワンがものすごくカッコよくて魅力的なのと、ダークヒーローのルンペルシュテルツキンが他作品にはない独特の味があること、悪の女王のレジーナのインパクトなど、キャラが強烈すぎて、どうしても「ワンス」を思い出してしまいます。(「ワンス」はアマゾンプライムで楽しめますよ)

でも、主人公の双子のアレックスとコナーはすがすがしくて魅力的ですし、お話はテンポがよく、どんどん進んでいきますので、一気に読めてしまいました。主人公たちにゆがみが無いのは、ジュブナイルならではの大切な魅力です。ここは、ご両親が安心してセレクトできるポイントかも。

「ワンス」のレジーナも、いろんな事情があって、良くも悪くも一筋縄ではないところが魅力なのですが、この物語の悪の女王エヴリィも、切ない事情があって引き込まれました。

さすがに、あんな状況になったらね…。あのまま過去はスッキリ忘れて、せいせいと自分の幸せだけを追求しちゃったら、そのほうが人でなしだわと思うので、情が深くいい人なんですね、エヴリィ。

でも、「本当に」悪い人だったほうが幸せだったかもしれません。

このサイトの児童文学に関しては、主にわたしが今までの読書人生の中で、全部最後まで読んで、自信を持ってオススメできるものを厳選してきたのですが、それだとどうしても古い本ばかりになってしまいます。

なので、たまには最近の新刊やシリーズ物も取り上げていこうと思い、思い切って、本日の記事を書いてみました。(まだ全巻読んでいませんが、魅力的な作品です)

この本はひさびさに惹き込まれるファンタジーシリーズでしたが、まだ話が立ち上がりかけたばかりなので、第一巻はキャラクターの顔見せと言う感じです。今後に期待! ※読み進めるたびに、随時記事にしていきますね。

最近は、古典的なおとぎ話を知らない子供が増えてきて、それがアメリカでもちょっとした問題になってきているらしいので、こういう、今風のファンタジーの中に古いおとぎ話を混ぜ込んで、子どもたちに昔話に触れてもらいたい、という試みなのだと思います。そういう意味ではとても意義深い作品です。

親子でこの本を読んだ後、「このシンデレラって人はね…」みたいに説明するのもいいかもしれないし、読んだ子のほうが、「人魚姫ってなに?眠り姫ってなに?」と質問してくれるとさらに会話が広がって、いろんな物語に興味を持ってもらうきっかけになるかも。

ステキなところは、女性キャラが魅力的なところ。主人公はまじめなんですけど、女性はちょいワルが多いんですよ。
悪の女王には惹き込まれました。思わずほろりとする場面もあります。主人公のアレックスも、おばあちゃんも素敵です。

ちょっとだけ惜しいのは、イケメン成分が足りないところでしょうか…。まあ、しようがないんですよね。もともと、おとぎ話の王子様って、あんまり代わり映えしないし活躍シーンもないんですよね。今後かっこいい男子が出てくる予定なのかも。

「ワンスアポンアタイム」や、「魔法の声」と比較しながら読むとさらに楽しさが倍増するかもしれません。

素材は同じでも味付けは人それぞれ。今後、「おとぎ話ごちゃまぜファンタジー」はジャンルとして確立するかもしれないですね。

繊細な人へ(HSPのためのブックガイド)

ちょっとかわいそうと言うか、気の毒な展開があります。辛い人もいるかも。おおむね面白くてわくわくする冒険ストーリーです。「そういうシーンがあるんだな」と身構えてれば大丈夫な人なら、おすすめです。

本と現実を行き来するファンタジーが好きな方はこちらもどうぞ

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