【いつつごうさぎのきっさてん】いつつごうさぎのお店へようこそ!春らんまんのおいしくってかわいい絵本です。【4歳 5歳 6歳】
メイ、プー、ルナにシロとミル。いつつごうさぎはお料理大好き。じんなものでもお手のもの。いつつごうさぎにおまかせあ~れ!(いつつごうさぎのきっさてん まつおりかこ/作 岩崎書店)
この本のイメージ 動物ファンタジー☆☆☆☆☆ いちご☆☆☆☆☆ レシピ☆☆☆☆☆
いつつごうさぎのきっさてん まつおりかこ/作 岩崎書店
<まつおりかこ>
1989年生まれ。東京在住。女子美術大学卒業
共働き家庭のため、子供の頃はひとつ上の姉と「鍵っ子」として過ごした。放課後なは叔母や近所の方、友人のお母さんたちに見守られ、のびのびと育つ。見る人の気持ちをあたたかくする絵を描く。
春にぴったりの、愛らしい絵本のご紹介です。初版は2020年。
幼児向けでレシピ付きの本があると思わずご紹介してしまいます。食べ物がおいしそうなお話が大好きなのです。
お料理って、他人に美味しいかどうかを判定してもらうのはちょっと緊張するし苦手だけれど(すごく上手と言うわけではないので)自分が食べたいものをつくるのは大好き。
今は空前の自炊ブームで、YouTubeなどでもただたくさんお料理をして思う存分食べるだけの動画がなり人気です。
最近は外食は高価になってきましたし、お店に行ってぽっちりしか食べられないなら同じものを自宅でたくさん作っておなか一杯になるまで食べたくなるもの。
自分でカスタードクリームを作ったり、冷凍のホイップクリームでデコレーションしたらスーパーで買ったチーズ蒸しパンだってちょっと豪華になります。
自炊は習慣なので、幼いころから台所に立って自分の食べたいものを作ることがあたりまえの生活をしていると大人になったときにかなり差が出てきます。
幼いころから、食べものはどうやって作られるのか、材料はどう調達するのか、知ることは楽しいことですし、大切なことでもあります。
今回ご紹介する「いつつごうさぎのきっさてん」は、お話を楽しみながら、お料理もしたくなっちゃう、一粒で二度おいしい(古いよ)絵本。
お話は……
メイ、プー、ルナにシロとミル。いつつごうさぎはお料理が大好き。
甘酸っぱいいい香りにつられてにぎやかな場所に行くと、そこは「いちごまつり」。いちごの摘み放題です。
いつつごうさぎは摘みたてのいちごを食べ、かごいっぱいに摘んで帰りました。
このおいしいいちごを使って、いつつごうさぎは喫茶店を始めます。
パンが大好きなひつじの子にはいちごのサンドイッチといちごジュース。
いちごが大好きなロバさん(?)には、いちごパフェ。
そして、まいごのももいろくまちゃんにはピンク色のももいろくまちゃんいちごケーキを。
おいしいお菓子にみんな大満足です……
……と、いうのがあらすじ。
裏表紙裏には「いつつごうさぎのレシピノート」として「ももいろくまちゃんのいちごケーキ」の作り方が詳しく図解付きで書かれています。
簡単なフルーツサンドやパフェを作ってみて、もっと難しいものを作りたいと思ったら、挑戦してみると楽しそう。
字はすべてひらがなとカタカナ。文章量は見開きに最大で十行前後で読みやすく、五十音が読めるお子さまなら、ひとりでコツコツ読み切ることができます。もちろん、読み聞かせにも。
この季節にぴったりの絵本です。
いちごの好きなお子さまに、食べること、つくることが大好きなお子さまに。
つくる幸せと食べるよろこびいっぱいの「いつつごうさぎのきっさてん」をぜひどうぞ!
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はまったくありません。おいしそうないちごのお菓子いっぱいの、愛らしい絵本です。
レシピ付きなので、つくりたくなったら親子で作るのもたのしそう。
読後はもちろん、いちごのデザートでひとやすみ。
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