【3びきのこぶた】【絵本】「三匹のこぶた」の絵本選び。あなたはどの「3匹のこぶた」が好き?バリエーション徹底比較【読み聞かせ】

2020年12月16日

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3びきのこぶた

三匹の子豚が、独立してそれぞれがわらの家、木の家、レンガの家を建てるイギリスの民話「3匹のこぶた」。有名なお話ですが、様々なバリエーションで絵本が出版されています。こぶたとオオカミの運命もさまざま。入手可能な絵本を比較してみました。さて、どれを選びましょうか。 

3びきのこぶた   イギリス民話 

 今日は、「3匹のこぶた」のバリエーションについて、少し調べてみました。
 いろんな本があるんですね。

 「ブー、フー、ウーは三匹のこぶたです」っていうフレーズが頭に残っていたのですが、どうやらNHKの教育番組が独自につけた名前らしく、本来はこぶたに名前はなかったようです。

 民話の「三匹の子豚」は、食べられて食べ返すという、かなり残酷なお話ですが、このお話は数々のバリエーションがあり、
 ・兄ブタ二匹は食べられてしまうが、生き残った三匹目がオオカミを食う
 ・三匹の子豚は生き残り、オオカミを食う
 ・三匹の子豚もオオカミも生き残り、オオカミは逃げる
 ・三匹の子豚もオオカミも生き残り、オオカミは捕まる

 などがあるようです。
 本日は、現在入手可能な絵本のなかでご紹介しましょう。

三びきのこぶた   イギリス昔話/作 山田三郎/絵 瀬田貞二/訳 福音館書店

3びきのこぶた
3匹のこぶた
三匹のこぶた
三びきのこぶた

 オーソドックスな「三びきのこぶた」です。
 最初の二匹は狼に食べられてしまいますが、三匹目は生き残り、狼は食べられてしまいます。おそらく、もともとの民話はこういう話だったのでしょう。

「やられたらやりかえす」と言うお話で、絵も古風で民話特有の残酷さもあります。

希釈していない原液の物語を求める方はこれ。

3びきのこぶた  いもとようこ/絵 文 金の星社

3びきのこぶた

 マイルドな「3ぴきのこぶた」。絵もかわいらしくて、読みやすくて、まさに「王道」と言う感じ。プレゼントに選んでも、間違いのない絵本です。

 子豚も狼も生き残ります。
 兄さん豚二匹は、食べられそうになりますが、命からがら弟の家に逃げ込みます。狼も大やけどをしますが、逃げ出して助かります。

正統派でマイルドなお話です。なにしろ絵がかわいいので、絵にこだわるお子様ならこれがいいでしょう。

三匹のぶたの話 黒田愛/文 絵 白泉社

3びきのこぶた
3匹のこぶた
三匹のこぶた
三びきのこぶた
三匹のぶたの話

 芸術的で、すこしホラーめいた絵ですが、お話に残酷さはありません。

 三匹のこぶたは生き残り、狼を生け捕りにしてペットにすることにしました。狼も毎日おなかいっぱいご飯をたべて幸せです。(ある意味、残酷かもしれませんが、これって養豚場のブタと同じ生活だという事を考えると、深みのあるお話です)

 さて、狼の言い分も聞いてみましょう。

三びきのコブタのほんとうの話 A.ウルフ談   聞き手/ジョン・セスカ 絵/レイン・スミス 訳/いくしまさちこ 岩波書店

3びきのこぶた
3匹のこぶた
三匹のこぶた
三びきのこぶた

 これは、「三匹のこぶたの兄二匹が食べられてしまい、末っ子は生き残り、狼は撃退されたが死ななかった」バージョンの、狼サイドの言い分のお話です。
 豚の家には、おばあちゃんのバースデーケーキを作るために、砂糖を分けてもらいに行っただけなのに……ひどい鼻風邪をひいて、くしゃみと鼻息がひどかっただけなのに……わらの家と木の家をくしゃみで吹き飛ばしてしまい、崩れた家の下敷きになって豚は死んでしまいました。まあ、死んだ豚は食べたんですけどね。

 そして、レンガの家のドアを荒い鼻息でドンドン叩いていたら捕まってしまったわけです。でも、マスコミは家の下敷きになって死んだブタを食べたことを、ブタを襲ったと書きたてたので自分は悪者にされてしまった、と言うのが狼の言い分です。

 最後にマスコミが出てきてめちゃくちゃにしてしまうのは現代的。

3びきのかわいいオオカミ   ユージーン・トリビザス/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 こだまともこ/訳 冨山房

3びきのこぶた
3匹のこぶた
三匹のこぶた
三びきのこぶた

 ブタとオオカミの立場が逆転した、すごくかわいい絵本です。あまりのキュートさに、全力でおすすめしたくなるくらいです。
 この本だけで一つレビュー記事、書けばよかったなあと言うくらい。

 作者のユージーン・トリビサスさんは、なんと犯罪学者さんです。
 三匹の善良なオオカミのきょうだいがほんとうにかわいらしく、いい子達ばかりで、一生懸命いいおうちを作るのですが、ブタがほんとうに悪い奴なのです!どうすんだ、このブタ。トンカツにでもなるのかな、と思っていたら、まさかのハッピーエンド。これは、おすすめですよ。

オーソドックスな童話の絵本にはこういうのもあります。

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