【宇宙】父の日に、お父さんと読む。宇宙の広大さを知る、ロングセラー知育絵本。【5歳 6歳 7歳 8歳】

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宇宙 (福音館の科学シリーズ)   加古里子/絵・文 福音館書店

わたしたちが生きている宇宙はどれほど広く、その果てはどうなっているのでしょうか? 巨大な宇宙の広がりをテーマに人類の科学の発展を描きます。お父さん世代も楽しんだロングセラー知育絵本です。

この本のイメージ 宇宙☆☆☆☆☆ 小さなことから大きなことまで☆☆☆☆☆ 宇宙の広がり☆☆☆☆☆

宇宙 (福音館の科学シリーズ)   加古里子/絵・文 福音館書店

<加古里子>
かこ さとし(加古 里子、1926年3月31日~2018年5月2日)は、日本の絵本作家、児童文学者、工学博士、技術士(化学)。本名は中島 哲(なかじま さとし)。ペンネームの「里子」は俳号。

宇宙 (福音館の科学シリーズ)   加古里子/絵・文 福音館書店

 今日は父の日です。
 たまには、知育絵本もご紹介しようと思い、今回のテーマはこれ。1978年初版のロングセラーです。

 じつは、これ、自分でレビューを書こうとがんばっていたのですが、このところ疲れがたまっていて、いろいろと無理がきてしまいました。

本日は日曜ですが、ブログを更新し、明日は休みを取って元気を回復しようと思います。

 そんなわけで、本日は、ひさしぶりに知人のプログラマに登場してもらいます。(本当にスミマセン……でも助かりました) でも、いい本なんですよ。これ。

では、どうぞ!

『宇宙~そのひろがりをしろう』

 初版が1978年、それからいまだに売られ続けているロングセラーの絵本です。

 絵本。なのですが、内容がとてつもなく、タイトルの通り当時の科学で知ることのできる宇宙の広さについて、科学的にみっちりと説明している本なのです。

 とはいっても、難解なところはありません。ごくごく身近なところから徐々に視点を大きく広げていきます。

 最初はよくあるノミのジャンプ力のすごさについて解説(もしもノミの体長が人間ぐらいあったら、そのジャンプ力は高層ビルの高さぐらいある)がまず描かれ、
 その後、身近なムシやヒトや動物たちの大きさ、走る速さ、飛ぶスピード、など、すこしづつ大きく、高く、速い対象に視点が移りながら、それぞれを描いていきます。

 面白いのは、実際に止まっている絵では分かりにくい「速度」などは、スピードのグラフを並べて描かれている点です。速さの順列が目で見てわかりやすいので、自動車や船、飛行機等に興味のある男の子なんかはきっとこの段階で大好きになると思います。

 そして、速さと共に「大きさ」「高さ」の説明がつづき、空に浮かぶ雲の高度や構造等の解説が描かれます。
 これって大きさや高度の説明で気象学にも興味もてちゃうじゃないの。なんて思っていると、高層大気や電離層(!)の説明、さらには電波の波長(!)および波長ごとの性質なども「長さ」「大きさ」「速さ」で図示しつづけてくれます。

 これら3つの値を(最初のノミの跳躍から)どんどん大きくして、扱えるケタを増やすことによって、紙面に描ける物事を広げていく手法は、有名な科学映画 ”Powers of Ten” を思い出させます。(そういえば、”Powers of Ten” も1977年制作。どうやらどちらもさらに前に描かれた Kees Boeke の ”Cosmic View the Universe in Forty Jumps”(1957) を元にしたようです。 映像と絵本で兄弟のような作品だったようですね。(閑話休題))
 
さて、「速さ」の性質が「高さ」に組み合わさるのが、衛星軌道にいたる脱出速度の説明です。第一~第三、そして第四宇宙速度が描かれている絵本なんて初めて見ました。(第一は衛星となれる速度、第二は地球引力圏脱出(可能)速度、第三は太陽系脱出、第四は銀河系脱出(!)速度です)

 こうして視点はとうとう宇宙へ!! 太陽系の広さ、各惑星の大きさ、銀河系の広さ、巨大な天体や光の速度などが、当初の「ノミのジャンプ力」の説明から、ずっと一つながりでつながっています。

 そして、とうとう、既知の宇宙のはてへ到達します。
 空間や縮尺の飛躍は当然ありますが、3つの軸のブレは一切なく、この広い宇宙はすべて一つながりにつながっているということがとても理解しやすい構成です。

 小さな自分たちが触れられる身近な世界とその根底に流れる原理・原則が、そのまま、広大な宇宙すべてへつながっている。この理解が、「科学する心」を強烈に養ってくれ、宇宙の広さや自然科学へ興味を掻き立ててくれる、たいへん良い絵本だとおもいます。

 ※実は私も小さなころにこの本を買ってもらい、ボロボロになるまで読んだクチです。子供を科学好き、宇宙好きにしたいなら、ぜひ読ませてあげてください。(ただし、本文は「ひらがな」で描かれていますがデータ類は漢字が普通につかわれています。「これはなに? あれはなに?」というお子様の疑問にいちいち付き合わされると思いますのでその点は覚悟してどうぞ(笑))
 また、1978年当時のデータで描かれていますので、最新の情報にアップデートすることをお忘れなく。このあたり、大人が手伝ってあげるとコミュニケーションのネタになってよいかもしれませんね。

 ありがとうございました!
 かなり本格的な科学絵本なのですが、宇宙に興味がある子なら、長く楽しめる絵本だと思います。繰り返し読むと、そのたびに新しい発見があるかも。
 プレゼントにもおすすめです。宇宙好きの方は、親子で楽しんでくださいね!

※文中にあった”Powers of Ten”はこちら

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。純然たる知育絵本です。
 自分たちを包んでいる巨大な宇宙とは、こうなっているのか、とはるかな遠くにおもいをはせることができます。

 宇宙や科学に興味があるお子さまにはおすすめです。

かこさとし先生の絵本

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