【徹底比較】紙の本?それとも電子書籍?メリットデメリット徹底比較【紙の本と電子書籍】

2024年3月27日

広告

紙の本と電子書籍 徹底比較

 最近は、タブレットで電子書籍を読む文化も定着してきましたが、まだまだ「紙の本が好き!」と言う方も多い読書族。かく言うわたしも、本は紙のほうが好きなオールドタイプですが、電子書籍ならではの魅力があるのも事実。
 紙と電子、どちらも長所と短所があります。

 今回は、このふたつを徹底比較してみましょう!

紙の本と電子書籍 徹底比較

紙の本

紙の本と電子書籍 徹底比較

メリット

 ・手触りがいい
 紙の本は、ページをめくる感触や紙の手触りなど、文章を読むだけでなく五感を刺激する要素があります。これが、紙の本の最大の魅力です。

 ・装丁を楽しめる
 ソフトカバー、ハードカバー、文庫など、様々な装丁、デザインが楽しめるのも、紙の本ならでは。本屋さんでついつい、ジャケ買いしてしまうのも、紙の本の魅力です。

 ・プレゼントできる
 子どもに、孫に、友達に、お見舞いに、大切な人に。綺麗にラッピングしてプレゼントできる、これは紙の本でなければできない、大きな魅力です。クリスマス、お正月、バレンタイン、お誕生日などなど……大切な人に本や絵本をプレゼントする文化は、もっと広まってほしい、といつも思っています。

 このサイトでは、小さな子どもへのプレゼントだけでなく、高齢者や療養中の方の癒しに児童書や絵本をおすすめしています。お孫さんからおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼント+読み聞かせなどは、紙の本がいちばんです。

 ・友だちに貸すことができる
 これも、紙の本ならではの魅力。少ないおこずかいの中でやりくりする学生時代は、本1冊買うのも勇気がいるもの。本の貸し借りは、友情のはじまりでもあります。

 今は、Kindleでも14日間友達や家族に貸す機能が実装されているようですが、そもそもお互いにKindleを持っていなければできないので、紙の本ほど簡単ではありません。(でもできるようになったのはすばらしい!)
気軽に貸し借り、交換できるのは、紙の本の魅力です。

 ・古い本を売ることができる
 本好きの人は、あまり本を処分することはありませんが、やむをえず手放すこともあります。そんなとき、フリマサイトや古書店に売ることができ、本当に好きな人の手に渡すことができます。

 ・古書を買う楽しみ
 古書を探して買うという楽しみ、喜びは、紙の本ならでは。探していた古い本に出会って、当時の思い出そのままに読むことができるのはうれしいものです。

デメリット

 ・場所をとる
 これは本好きさんに付きまとう、悩ましい問題です。紙の本を保存しておくためには、それ相応の本棚と、本棚を置くスペースが必要です。どこでもいいというわけではなく、直射日光の当たらない、そして湿気のこもらない、本にとって快適な場所を確保しなければなりません。所蔵している本が増えてゆくと、どんどん居住空間が圧迫されます。

 ・重い
 本は重いのです。家から職場まで、専門の書籍を10冊以上運ぼうと考えたら、キャリーかカート、自動車が必要でしょう。引越しのときも、重いダンボールをいくつも運ばなければならないので大変です。電子書籍ならタブレットをひとつ、カバンに入れるだけで大丈夫です。

 また、荷重の問題は家屋に対しても深刻で、築年数が古い木造の家屋で一部屋だけに過剰に本があると、まれに家が傾くこともあります。
 これが、紙の本にまつわる最大の悩みどころです。

 ・きちんと管理しなければならない
 これも、上記と同じ。気をつけて管理しないと、本は劣化してゆきます。
 ビニールカバーをかけたり、湿気に気をつけたり。置き場所に気をつけて手間をかける必要があります。

 ・天変地異に弱い
 紙の本、最大の弱点がこれ。
 どんなに丁寧に、大切に保存していても、台風や地震、火事、津波など天変地異に見舞われると失われてしまいます。持ち主に不測の事態が起きたとき、管理者が変わることで失われる書物もあります。貴重な本はなんとかして守りたいものです。

電子書籍

紙の本と電子書籍 徹底比較

メリット

 ・場所をとらない
 本のデータはクラウドに保存され、手元にはタブレットひとつ。小さなタブレットで何千冊もの本を読むことができます。どんなところでも気軽に読書ができ、何冊でも持ち運べる。忙しい現代人にはありがたいアイテムが電子書籍です。

 ・検索や調査が簡単
 タブレットに辞書や辞典をダウンロードしておけば、読んでいる途中でわからない単語に出会ったとき、手軽に辞書を引いて読み進めることが出来ます。紙の本と紙の辞書だと、辞書を引いている間に読書の流れが中断されてしまいますが、電子書籍だとそのようなことがなく、スムーズです。

 ・どこでも読める
 最近の読書リーダーは耐水性のものがあり、プールサイドや、お風呂に入りながら本を読むことができます。コーヒーのしみを恐れず、カフェでも読めます。

 ・古い書籍のリバイバルが手軽に読める
 最近は、紙の本では絶版になってしまった古い書籍が、電子書籍で復活しているケースが多く、懐かしい本に再び出会えるチャンスが増えました。
 古い本は、中古市場でも状態のいい本を見つめることは難しく、電子書籍で再会できたときには、格別の感慨があります。

 ・天変地異に強い
 電子書籍の強い魅力。
 天変地異や不測の事態に見舞われても、書籍のデータはクラウド上の複数のサーバーで分散して保存されているため、たとえタブレットが破損しても、新しいタブレットを買えば、すぐに読むことができます。また、一箇所のサーバーにトラブルがあっても別のサーバーがカバーします。家や本棚を失っても、新しいタブレットさえ入手できれば、仮住まいでもすぐ読書ができる。これは大きな魅力です。

デメリット

 ・手触りが感じられなくて無機質
 タブレットで読んでいると、なんとなく味気ない……そんなふうに感じられることもあります。五感に訴える要素が乏しいので、便利な反面、物足りなくもあります。

 ・タブレットの光で目に負担がかかる。
 これは、以前から危惧されていたことです。最近は、目に負担がかからない専用タブレットも開発され、販売されています。

 ・友だちに貸せない
 紙の本の貸し借りは友だちをつくるきっかけになったり、人間関係を深めることに役立ちます。この部分は、どうしても電子書籍は劣ってしまいます。
 今はKindleで14日間友だちや家族に貸すことができる機能がありますが、相手もKindleを持っている必要があるため、紙の本ほど手軽ではありません。
 でも、貸せるようになったのは、うれしいですね。

 ・プレゼントできない
 いままでkindleでは電子書籍をプレゼントする機能がありませんでしたが、実装されたようです。めでたい!
 しかし、これも貸し借りと同じように、互いにkindle端末を持っていないとできないことです。
 リアルの本をラッピングして、クリスマスや誕生日にプレゼントをするという楽しさは格別のもの。
 とくに、小さな子どもや高齢者へのプレゼントは、まだまだやっぱり、紙の本。
 各電子書籍サイトも、この部分をなんとかカバーしようとしていますが、やはり、紙の本にはかなわないところがあります。

 ・本を「買った」わけではない。
 電子書籍は、実は「書籍を買った」わけではなく、「本を読む権利」を一時的に買っているだけなのです。
 いつなんどきこの「権利」が失われるかわからない……これが本好きさんたちがうかつに電子書籍のみに移行できないと感じる不安要素のようです。

結論  どっちも必要

 紙の本と電子書籍、どちらがいいか?
 どちらも一長一短、長所も短所もあります。

 もしかしたら、今後はだんだんと電子書籍が主流の時代になるのかもしれませんが、やっぱり紙の本は必要です。
 電子で読んだあと手元にも置きたいと思う本は紙の本を買ったり、オンデマンド印刷できるようになればいいのかもしれません。
 昔の紙の本しかない書籍は、どんどん貴重になるでしょう。

 電子書籍で読書の裾野を広げ、紙の本で読書文化を守る、この両輪がうまく回り続けてゆくことを祈ります。

お気に入り登録をしてくださればうれしいです。また遊びに来てくださいね。
応援してくださると励みになります。

にほんブログ村 本ブログへ

広告