【アルと考えるアルゴリズムってなんだ?】絵本でプログラミングを学ぼう!わかりやすいアルゴリズム解説【くもんのSTEMナビプログラミング】【小学校高学年以上】

2024年4月6日

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アルと考えるアルゴリズムってなんだ?   くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

小学校のカリキュラムにプログラミングが追加されました。絵本でプログラミングを学んで見ましょう。これは、プログラミングをするときに大切なアルゴリズムをわかりやすく解説した絵本です。アルゴリズムを使うと何ができるのかな?

この本のイメージ  インターネット☆☆☆☆☆ 絵本でわかる☆☆☆☆☆ 読めれば何歳からでも☆☆☆☆☆

アルと考えるアルゴリズムってなんだ?   くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

<エコー・エリース・ゴンザレス>
米国イリノイ州シカゴ出身。ワールドブック社の編集者として、百科事典の科学や技術に関する項の編集執筆を担当してきた。近年は、地球の気候変動に関するシリーズの共同執筆に取り組んだ。

<グラハム・ロス>
カナダのオンタリオ州にあるシェリダン・カレッジのイラストレーションコースを卒業後、トロントの出版社でブックデザイナーとして25年間勤務。退社後はフリーランスのイラストレーターとして、多くの児童書出版社と仕事をしている。子どもたちのためのアートやデザインのワークショップもおこなっている。

<山崎正浩>
1967年生まれ。慶應義塾大学卒。第一種情報処理技術者。京王電鉄株式会社でプログラマーとして勤務。2001年に退職し、その後翻訳業に従事。

<石戸奈々子>
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員多数。NHK中央放送番組審議会委員、デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。

 小学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。プログラミングは従来型の学習とはかなりちがいますので、保護者の方が教えてあげるのも簡単ではなく、戸惑う方も多いはずです。

 けれども、プログラミングは、従来型の学校教育では実力を発揮できず、むしろ成績があまり良いとは言えなかった子が思わぬ才能を発揮するケースが少なくありません。

 内向的でこだわりが強く、ひとつのことをコツコツやるのが好きなお子さまや、数字やパズルが大好き、積み木を積んだり小石を集めたりが大好き、ひとりでずっと遊んでいても平気、何かに集中し始めると声をかけても聞こえないなどの特徴をそなえたお子さまには、もしかしたらプログラミングの適性があるかもしれません。

 プログラミング学習に早すぎることはないため、もし、お子さまにそのような可能性を感じたら、何歳からでも学習を始めてみるといいでしょう。絵本は、最高の教材です。

 さて、本日も、この手の本の紹介に降臨してくれる、知人のプログラマーを召喚いたしましょう。
 それでは、どうぞ!

アルと考えるアルゴリズムってなんだ?
某テレビ番組の体操のおかげで、一般によく耳にするようになった「アルゴリズム」。

けれどそのアルゴリズムとは何なのか。

そのあたりをアルゴリズムの化身(?)である「アル」君がやさしくくわしく案内してくれる、STEMナビプログラミングシリーズの一冊です。

シリーズの他の本同様、基本として押さえる基礎知識から、実際のアルゴリズムの利用までしっかりと丁寧に教えてくれます。

大抵のプログラミング教本などはこの基礎部分を飛ばして実際のコードを解説してしまっていますが、プログラミング・コードのその手前、プログラミング、コーディングの「基本の考え方」を抑えている本はなかなかありません。

「できて当たり前」と飛ばしてしまっているのでしょうが、考え方すら未経験の初心者にとって、こうした考え方から案内してくれる、ある意味で貴重な一冊といえるのかもしれません。

もちろん、「考え方」ですから、どんなプログラミング言語にも応用できます。というか、このアルゴリズムをコードに落とし込むことこそがプログラミングなのです。

すべての基本の一冊と言えます。

 ありがとうございました!

 プログラミングのことはまったくわからない非技術者のわたしが、一般の方にもおわかりいただけるような表現で多少の補足説明をしてみましょう。

 「アルゴリズム」とは、プログラミングをどのように行うかを考える、プログラムコードを書く前段階に必要な考え方です。
 この考え方がしっかりとできている人は、プログラムをきちんと設計することができます。

 プログラミングに置いて、一番大切なのはこの「設計」。

 たとえば、小さな犬小屋のようなものならば、設計図を描かなくても、いきなり木切れをのこぎりで切り、組み立てて作り上げることができるかもしれません。

 しかし、大きなビルを建てようと思ったら、設計図無しに作るのは不可能です。そして、この設計図の出来不出来によって、建設に必要な予算も変わるし建設スピードや、不測の事態への対応も変わってきます。

 最初に下水管が無い家を設計してしまうと、その家にあとからトイレを作ることはできません。
 もちろん、強引に床板を破壊して作る事はできないことはありませんが、余計な予算がかかるし無理矢理なことをしたせいで壁にひびが入ることもあります。
 想定していないところにひびが入ると、ドアや窓がうまく閉まらなくなったり、それが原因で泥棒に入られる危険も出てくるわけです。

 「その家はどんな大きさで、どんな設備が必要なのか……」
 それを最初に事細かに確認して、綿密な、あるいはあとで修正可能な設計図を作ることが、プログラミングには何より大切です。

 その基礎となる考え方がアルゴリズムなのです。

 アルゴリズムを正しく理解しているプログラマーは、きちんとした設計ができるプログラマーに育ちます。とても大切な考え方です。

 この絵本では、アルゴリズムとは何か、フローチャートの描き方、ソート(検索)の考え方など、かなり高度なところまで、小さなお子さまにも理解できる言葉で丁寧に説明してくれています。
 また、アルゴリズムの歴史についても説明され、世界ではじめてのプログラマー、エイダ・ラブレスについても触れています。(エイダ・ラブレスについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのレビューをお読みください)

 プログラミングにとって、とても大切な考え方、アルゴリズム。

 プログラマーを目指す子も、目指さない子も、一度は触れておくと、「何かを計画する」「何かを予想する」ときにとても役立つ考え方です。

 また、プログラマーを目指す場合も、このアルゴリズムを正しく理解ししっかりした設計ができるようになると、将来的に大きな差が出てきますので、あとあと有利です。

  かわいい絵とわかりやすい説明で、小さなお子さまから大人まで楽しく学べる学習絵本、「くもんのSTEMナビプログラミング」シリーズ。どの絵本も素晴らしいけれど、「アルと考えるアルゴリズムってなんだ?」はとくにおすすめです。
 この機会にぜひどうぞ!

※現在、この絵本シリーズはAmazonでは品薄状態ですが、どの絵本もすばらしく、とりわけこの「アルゴリズム」については大切だと思いますので、すこしでもご興味を持たれた方はぜひ、手に入るうちにお買い求めください。強くおすすめします。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 プログラミングに必要な考え方「アルゴリズム」についてわかりやすく解説してくれている絵本です。中身は漫画形式になっていて、翻訳本なので横書きです。
 かなり字が多くて、学習雑誌に掲載されている学習漫画のような感じですが、とてもわかりやすく、読みやすく書かれています。

  絵本といっても、字が小さく、文字の分量がかなり多いので、ある程度文章が読めるお子様向け。
 すっきりとまとまっているので、プログラミング初心者の方が読んでもわかりやすいと思います。

 ごちゃごちゃした頭の中を整理するときにも役立つかもしれません。そんな意味でも、悩みやすいお子さまにはおすすめです。

 

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