【おたんじょうびケーキ】お誕生日のケーキにさそわれて・・・不思議の国を大冒険!ちょっぴり怖くてかわいいバースデー絵本【3歳 4歳 5歳】
今日はあいちゃんの五歳のお誕生日。テーブルの上には美味しそうなバースデーケーキ。お友だちが来る前につまみ食いなんてする子はケーキのお城に連れて行かれてしまうかも? おしゃれでちょっと怖くてかわいいバースデー絵本です。
この本のイメージ ちょいコワ☆☆☆☆☆ かわいい☆☆☆☆☆ ハッピーエンド☆☆☆☆☆
おたんじょうびケーキ アンマサコ/作 ブロンズ新社
<アンマサコ>
絵本作家。造形美術家。
1975年、岐阜県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。映像制作会社「白組」に所属し、絵本をもとにした短編映画や、アニメーション、甲冑をはじめさまざまな立体物を制作する。2014年、東京都写真美術館で公開されたアニメーション作品「タップ君」では、人形制作、美術デザイン、監督を務めた。
絵本の作品に「そらとぶでんしゃ」「タップのゆめ」(ともに講談社)などがある。
きれいで、かわいくて、ちょっぴりコワい絵本のご紹介です。
アンマサコ先生のおたんじょうびケーキ。2017年初版です。
今日はあいちゃんのお誕生日。
ケーキを準備して、お友だちの到着を待つばかり。
でも、ちょっとつまみ食いしてしまいたいあいちゃん。
我慢できない子はケーキのお城へ連れて行かれてしまうわよ……
そんなふうに言われても、ついついつまみ食いしてしまうあいちゃんはケーキのお城へ。
そして、不思議なお茶会に誘われてケーキになってしまいます。
5歳になりたければ足りない一本のろうそくを探すべし。
このままじゃ5歳になれない……!
あいちゃんはろうそくを探します。
メロンソーダの海で助けてくれたのは、パパとママのウエディングケーキでした……
……と、いうのがあらすじ。
とにかく次から次へとおいしそうなお菓子やケーキが登場します。
不思議の国のアリスのような摩訶不思議な世界を「5歳になりたい」と言う気持ち一つで駆け抜けてゆくあいちゃん。
そして、助けてくれたウェディングケーキ。パパとママが愛し合ったからあいちゃんが生まれてきた、あいちゃんは愛いされて生まれてきたことを知って5歳になります。
アンマサコ先生の絵が隅から隅まで美しく隙がない。ちょっぴりコワいのにロマンチック。そして根底にはたっぷりの愛。
5歳のお誕生日にぴったりの絵本です。
字はすべてひらがなとカタカナ。50音が読めれば一人でコツコツ読むことが出来ますが、ここはぜひ読み聞かせで。
甘いものが大好き、おしゃれ大好きなお子さまにおすすめです。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はありませんが、もしかしたらHSCのお子さまのなかには「怖い」と感じる子がいるかもしれません。その場合は保護者の方でさりげなく絵柄の好みを確認してみてください。
きれいで、かわいくて、美味しそうで、ちょっぴりコワい感じのおしゃれな絵本です。
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