【あめふり】雨のシーズンにぴったりの絵本。豪快なおばあちゃんと雷様の対決の行方は?【絵本】【3歳 4歳 5歳】

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あめふり ばばばあちゃんのおはなし   さとうわきこ/作・絵  福音館書店

ずっとずっと、あめがじとじとふっていた。「ちょっとちょっと くものうえのあめふらしさん。ときどき やすんじゃくれないかね」 ばばばあちゃんは そらにむかっていったけど……ばあちゃんと雷様の大戦争が勃発!

この本のイメージ 無敵のおばあちゃん☆☆☆☆☆ 雷様と対決☆☆☆☆☆ 梅雨☆☆☆☆☆

あめふり ばばばあちゃんのおはなし   さとうわきこ/作・絵  福音館書店 

<さとうわきこ>
さとう わきこ(1937年 ~)は、日本の絵本作家。東京都練馬区出身。児童出版美術家連盟所属、子どもの文化研究所所員、岡谷市小さな絵本美術館主宰。

あめふり ばばばあちゃんのおはなし   さとうわきこ/作・絵  福音館書店

 この季節にぴったりの絵本をご紹介。
 初版は1987年です。

 お話は……

 ずっとずっと、雨がじとじと降っていました。
 ついにたまりかねて、ばばばあちゃんは雲の上に言います。
 「ちょっとちょっと、くものうえのあめふらしさん、ときどきやすんじゃくれないかね」

 ところが、返事は
 「やぁーだよ。やなこった」

  そして、さらに雨が激しく降り続けます。

 「なんていじわるなやつらだ。そんなにいじわるをするなら こっちにもかんがえがある」

 ばばばあちゃんと雷様たちの大戦争が始まりました。
 ばあちゃんは、おうちのだんろやストーブにまきをいれ、どんどん燃やして雲の上に煙を送り込みます。
 雨はどんどん激しくなります。
 ばあちゃんはかまわず まきを燃やし続け、そして、そこに辛い唐辛子を放り込みました。

 ……と、いうのがあらすじ。

 梅雨時の雨は自然現象なので、ふつうはじっと我慢していることしかできません。
 でも、このおばあちゃんは負けてないんですね。

 売られた喧嘩は、相手がたとえ雷様だろうが買ってしまう。強い。
 で、最後は勝ってしまうのも含めてすごい。

 負けず嫌いで、豪快で、頼もしいおばあちゃんのお話です。

 文章はすべてひらがな。見開きにだいたい六行くらいなので、ひらがなが読めれば一人でコツコツ読むことができますが、これは読み聞かせも楽しそう。

 次から次へとばばばあちゃんが起こす行動に、おなかを抱えて笑ってしまいます。ラストはダイナミックで爽快ですよ。

 雨が続くと気分も沈みがちですが、こういうゆかいでさわやかなお話を読むと気持ちがスッキリしますね。
 男の子でも女の子でも楽しめる絵本です。
 雨降りシーズンにぜひどうぞ。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はいっさいありません。ユーモラスで、明るくさわやかなファンタジーです。読みやすいので一人読みにもおすすめですし、読み聞かせも楽しいでしょう。

あめふりシーズンには・・・

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