【だいすきだよ きょうもいつまでも】自己肯定感を高める!アメリカでベストセラーの無条件の愛をやさしく伝えるほのぼの絵本【3歳 4歳 5歳】

2024年4月10日

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だいすきだよ きょうもいつまでも  ティム・ワーンズ/絵 アメリア・ヘプワース/文 前田まゆみ/訳 パイインターナショナル

クマの親が小さなわが子に語りかけます。「ずっと いっしょに いちにち すごそう」。愛情いっぱいに育てられる子ども。アメリカでベストセラーになった無条件の愛を伝える、かわいくてあたたかな絵本です。

この本のイメージ 自己肯定感☆☆☆☆☆ 無条件の愛☆☆☆☆☆ 多様性に配慮☆☆☆☆☆

だいすきだよ きょうもいつまでも  ティム・ワーンズ/絵 アメリア・ヘプワース/文 前田まゆみ/訳 パイインターナショナル

<アメリア・ヘプワース>
家族、そしてダックスフントの老犬とロンドンで暮らしている。お話を書いているとき以外は、幼い息子とともに裏庭で夢想を楽しむ。ただし、小さな男の子たちといる時間は、実際はそれほど平和ではない。

<ティム・ワーンズ>
物語作家。25年にわたって児童書の文章と絵を手がける。両親や保育者たちが、子どもたちと心の栄養になる物語をいっしょに手にとれることを願い情熱を燃やす。バンジョーの演奏、バードウォッチング、楽しいおしゃれな帽子をかぶるのが好き。

<前田まゆみ>
絵本作家、翻訳者。京都市在住。神戸女学院大学で英文学を学びながら、洋画家の杉浦祐二氏に師事。著書に「ライオンのプライド 探偵になるくま」「幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば」(創元社)「野の花えほん」(あすなろ書房)「くまのこポーロ」(主婦の友社)など。「しなやかに生きる智慧と希望のことば」(創元社刊)では挿絵を手がける。翻訳書に「翻訳できない世界のことば」(創元社)「100年の旅」(かんき出版)などがある。「あおいアヒル」(主婦の友社)で、第67回産経児童出版文化賞・翻訳作品賞を受賞。

 アメリカで大ヒットした「だいすきだよ きょうもいつまでも」です。原題は I love you forever and a day.  アメリカでの初版は2022年1月。日本語版の初版は2023年3月です。

 この絵本はベストセラー「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」の続編です。
 「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」のレビューはこちら

 このブログでは、定期的に子どもの自己肯定感を高める絵本のご紹介をしています。

 「自己肯定感」とは、自分自身を欠点を含めてまるっと認める心のこと。これはよく誤解される「自信」や「自己愛」「自己正当化」とはちがい、自分自身という存在をどんなに欠点があり失敗をしたとしても心の芯の部分で認めてあげられる心のことです。

 本当に自己肯定感が高い人は、失敗や欠点の指摘を成長の過程として受け入れることができ、落ち込むことはあっても傷つくことがありません。だから、伸び伸びと未知のことにチャレンジすることができます。
 つまり、自己肯定感が高い人は自分に欠点があっても失敗をしても自分の存在自体まで否定されているとは思わないのです。

 逆に、自己肯定感が低いと人生はハードになります。小さな欠点でも「自分は生きていく価値などないのではないか」と悩み、ささいな失敗でも「もうだめだ」と落ち込んでしまいます。同じ経験をしても人によって受け取り方が違うのはこのためです。

 高い自己肯定感は幼児期に無条件に愛されたことではぐくまれます。
 赤ちゃんは親に対して「かわいい」以外になんの役にも立ちません。迷惑をかけてばかりで育ちます。

 そんな物理的価値のない状態で生まれてくる子どもが、無償の愛で愛されることが「自分には生きてゆく価値がある」と思える自己肯定感のベースになるのです。

 「かわいいから」「おりこうだから」「家のお手伝いをするから」「成績がいいから」「人気者だから」「スポーツができるから」だから好きという条件付の肯定ではなく、「あなただから」という無条件の肯定。それが無償の愛です。
 ところが、小さな子どもがよいことをしたら褒め、悪いことをしたら叱る、ということを続けていると小さな子の脳が誤解して「かわいくなかったら愛されないのではないか」「成績が落ちたら愛されないのではないか」「おりこうにしていなかったら愛されないのではないか」と不安になってしまうことがあります。

 かといって、よくないことをしたら叱るのは大切なことだし、褒めてばかりたら親ばかみたいでどうなのか……と、保護者の方々は悩まれると思います。

 その悩みを解消してくれるのが絵本なのです。

 絵本には、親から子への無条件の愛がいっぱいに詰まっています。
 昼間はおいたばかりしている小さな子。
 思わず声を荒げてしまうこともあるはず。けれど、夜、寝る前に絵本を読み聞かせしてあげれば、絵本に書かれたあたたかいメッセージがお子さまに届きます。
 繰り返し繰り返し、おやすみ前の心に届きます。

 くまの親子の、朝おきてから夜寝るまでの愛あふれる一日を描いた絵本です。
 動物ですので、親子の性別はあえて描かれておらず、また親クマが一頭であることから様々なご家庭に配慮したかたちになっています。

 動物ファンタジーは、人間が主人公の絵本よりも「うちは娘じゃないし」「母親がいないし」などの悩みがなく、人種や性別、家庭環境のちがいを越えて共感が得やすくなります。プレゼントにも最適。

 また、幼児期に苦しい環境にいた方にはイマジナリーな母性や父性をあたえ、大人が読んでも癒される場合があります。絵本がパーソナルカウンセラーになりうるのです。

 字はすべてひらがな。
 英文も併記されているので、様々なお子さまにおすすめです。

 やさしいことばに満ちた、ほのぼの絵本。16.4 x 16.9 x 1.4 cm とお手に取りやすいサイズです。
 この夏の、お子さまの一人読みに、読み聞かせに、大切な人へのプレゼントに、そして大人の和み本にぜひどうぞ!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はありません。無条件の愛にあふれているので、HSCのお子さまには特におすすめします。
 大人の和み本としても。自分自身の奥深くの母性や父性にアクセスするので、落ち込んだときや悩んでいるときに励まされます。

 多様性に配慮されている絵本なので、プレゼントにもおすすめです。

 

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