【パパとママのたからもの】自己肯定感を高めるほのぼの絵本。くまの親子の物語。【読み聞かせ】【2歳 3歳 4歳 5歳 6歳】

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パパとママのたからもの サム・マクブラットニイ/文 アニタ・ジェラーム/絵 小川仁央/訳 評論社

むかしむかし、あるところに、お父さんくまとお母さんくまと三匹のこぐまがいました。パパとママは、子どもたちを寝かしつけるときに、いつも同じことをいいます。「おやすみ、せかいでいちばん かわいい こぐまたち!」でも、ある日、こぐまたちは知りたくなりました……

この本のイメージ 自己肯定感☆☆☆☆☆ ほのぼの☆☆☆☆☆ 家族愛☆☆☆☆☆

パパとママのたからもの サム・マクブラットニイ/文 アニタ・ジェラーム/絵 小川仁央/訳 評論社

<サム・マクブラットニイ>
1943年、北アイルランド生まれ。教師をしていた30代のころから子どもの本を書きはじめる。代表作『どんなにきみがすきだかあててごらん』(評論社)。

パパとママのたからもの サム・マクブラットニイ/文 アニタ・ジェラーム/絵 小川仁央/訳 評論社

 最近、話題になっている自己肯定感。自己肯定感というのは、自分の長所も短所もひっくるめて「ありのままの自分」を受け入れることです。これは、よく「自己正当化」や「自己中心的自己愛」と混同されがちなのですが、似て非なるものです。日本人は、控えめで下がりがちなので、自己肯定感が高い人はあまりいません。国際競争でどうしても負けがちなのはそういう部分もあるかもしれません。

 自己肯定感の高い人はむしろ、他人と自分を比較したりやみくもに他人を否定したりせず、自分の失敗や欠点を素直に認めることができます。だから、人生で困難に出会っても、乗り越えてゆけるのです。

 自己肯定感はどうして生まれてくるのかと言えば、子どもの頃に欠点も含めて、まるごと受け入れてもらえた経験が基礎になっています。
 「成績がいいから」「かわいいから」「いいつけをよく守るから」「おりこうだから」「おとなしくお留守番をするから」「家のお手伝いをするから」「役に立つから」「自慢できるから」「下の子の世話をしてくれるから」(条件付きの肯定) だからあなたが大好き、なのではなく「あなただから」(絶対肯定)。

 ただ、日本人はそういうことをなかなか口には出しません。テストでいい点を取った時や、おうちのお手伝いをしたとき、学校でほめられたときなど、特別なときにほめることがあっても、なんでもないときに人を肯定することが難しいところがあります。

 そんなときには、絵本がおすすめ。小さいときに、子どもの自己肯定感をたかめる絵本をたくさん読み聞かせしてあげてください。一緒に絵本を読んだ思い出が、その後の人生を必ず支えてくれます。

 昔は絵本と言うと、知育絵本や昔話系が多く、このような子どもの視点に立った絵本は少なかったのです。わたし自身、小さな頃買い与えられた絵本は、「文字の読み方」のような知育系か、「赤頭巾ちゃん」みたいなオーソドックスな昔話でした。

 そのなかで、すごく癒され心に残ったのは「ちいさいおうち」で、あれはよくよく考えたら自己肯定の要素がある話なんだと今思い出してわかったのです。

 どんなご家庭でも、絵本と言うと知育系に偏りがちではないでしょうか。どうしても、小学校にあがる前は「どこまでひらがなを覚えているか」とか、「数字は数えられるか」とか「長い文章を読めるか」とか、そういう方向を気にしてしまうもの。

 でも、まだまだ世界のほとんどを知らない小さな子どもに必要なのは、自己肯定感なのだということが最近になってわかってきました。

 本日ご紹介するのは、「パパとママのたからもの」。

 小さなこぐまの三きょうだい。おにいちゃんとおねえちゃんとぼうやです。三匹は、同じ日に生まれました。
パパとママは、毎晩、こぐまたちに「おやすみ、せかいで いちばん かわいい こぐまたち!」と言います。

 で、ある日、こぐまたちは思ったのです。
 「どうして わかるの?」って。
 「どうして ぼくたちが せかいで いちばん かわいいって ママにはわかるの?」

 さあ、ここからは子どもたちの「どうして攻撃」ですよ。
 これにママとパパが、みごとに立ち向かうわけです。

 「しろいぶちがなくても?」「おとこのこじゃなくても?」「おとなになっちゃっても?」次々とこぐまたちが質問攻めにしますが、パパとママは全部、見事に答えきります。

 現実にはなかなかできないことです。だから絵本が手伝ってくれるのです。

 この絵本では、親が子どもに伝えたい、子どもが本当は親から聞きたい、素朴な肯定のメッセージにあふれています。
 どうぞ、読み聞かせしてあげてください。
 絵は、あまりデフォルメされていない熊の絵ですが、あたたかみのある筆致で、どのこぐまも、そして親くまも表情豊かで生き生きとしています。

 クラシックで上品な装丁なので、リビングなどに飾ってもインテリアにもなります。もちろんプレゼントにも。
 いい本なので、かぶっても問題なし!
 きょうだいがいるご家庭なら、ひとり1冊あってもいい絵本です。

 これからは、クリスマスやお正月など、イベントも目白押し。特別なプレゼントに、なにげない日のおみやげに、絶対、おすすめです。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。感受性の高いHSCにはおすすめの絵本です。もちろん、HSPにも。大人が読んでも癒される内容なので、大人の和みタイムのお供にもおすすめの絵本です。
 読み終わったら、インテリアにもなります。

 週末の午後、あたたかいハチミツ入りの紅茶などをお供に。

自己肯定感を高める絵本にはこういうものがあります。

いつもありがとうございます

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